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小雨が降るような天気、こんな時期は寒いし練習したくない。
誰しもが、基本的にはそう感じますよね。
「風邪引いちゃうよ・・・」と思いながら部活をしていると、本当に風邪を引く。
そして、「こんな中で試合したくないな・・・」と思っていれば、「こんな中」で試合することになるのです。
例えば「小雨が降る中での練習をダルい」と感じる選手は、同じような環境での試合に絶対弱い
■悪天候こそ、練習し時だとは思わないか?
私は悪天候、大好きです!
なぜなら、まともにやって勝てない相手に勝つチャンスがあるから。
小雨、風、もうガンガン吹いて良い。
そんな中での練習も、「強い相手を、この環境の中で倒すため」と考えると、やる気が湧いてきませんか?
普通の人が嫌がるような環境は、実は準備出来る、冷静に勝つために試行錯誤出来る人には有利なんです。
■練習のモチベーションは、考え方次第でコントロール出来る
練習でやる気が起きない、誰でもあると思います。
「もっと雨、降ってくれれば中止になるかな・・・」なんて期待しながら、お昼休みを過ごしている高校生の方、正直多いんじゃないでしょうか。
私も、そんな時期がありました。
ですが、雨の中でもテニスを練習する、ランニングして雨に打たれる、みたいなことは実は試合ですごく効果的。
メンタルの強さって、こういう経験を自分で積んで、対戦相手と差を付けていると感じられるかどうかで、強さが決まる。
雨の中のランニング、実は最高のメンタルトレーニングになったりするのです。
■「雨」の本質を見抜けば、戦いにくさは軽減される
皆さん、雨が嫌いなのはなぜでしょう?
「自分の実力が発揮できない?」というのも、少しおかしな話。
テニスでは、雨の中での戦い方がある。
戦い方が違うだけで、それを知っているかいないかで勝敗が分かれる。
ボールの変化、バウンド、いつもと違う点をしっかり自分で整理できておけば、怖くない。
知らない、準備出来ていないから怖い、のです。
天候の変化に強くなる。
これは、ぜひテニス選手として身に付けて欲しいスキル。
そう、スキルだと私は思っています。
小雨や風を言い訳に出来るのは、誰だって出来る。
意に介さず、普通に試合をするのは、誰だって出来ることじゃない。
ぜひ一緒に、後者を目指していきましょう。