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テニスの試合って、長い。
3セットマッチを経験した人はよりそう感じるかと思いますが、一般の試合でも3時間を超えることもざらにあります。
下半身はもちろん、上半身にも疲れがくるとラケットを握る握力も無くなってくる。
意外とこの「上半身」の体力強化には、無関心な方が多いのも事実。
まずは体力強化、よりもテニスの試合に必要な「消耗しない」という視点で、考えてみませんか?
例えば、何げなく持っているラケットの「持ち方」一つから、変えてみるのも有効です。
テニスの試合中、「どうも他の選手より疲れるのが早い・・・」と感じる人は、ラケットを片手で支えていませんか?
■トーナメントを勝ち抜く選手は、試合での疲労軽減の達人
試合を勝ち抜けば、当然テニスのトーナメントでの試合数は多くなります。
だからこそ、試合に勝っていける選手は体力のコントロールが本当に上手い。
色々ノウハウがありますが、まずは試合時間を短くすること。
でもこれって対戦相手やその日の自分の調子に寄ってしまう・・・ので、普段の自分の立ち振る舞いから考えてみましょう。
皆さん、ラケットって意外と重いの気付いてますか?
300グラム前後のラケットを左右上下に、振り回すのはかなり疲れる動作であることを認識しましょう。
■ラケットは常に両手で扱い、利き腕はなるべく休ませること
テニスの試合では、ボールを打っていない時間のほうが圧倒的に多い。
そして打つ機会は、利き腕1本で打つ機会が、これまた多いはず。
ストロークやボレーを両手、という方はいると思いますが、それでもサーブは片手で打ちますよね。
この利き腕の負担を減らすには、オフプレー中や構えているとき、なるべく反対の手をしっかり使うこと。
利き腕と反対の手でスロートを持つことで、重心近くから支えられますので負担も少ない。
体力の温存は、試合で勝つうえで至上命題です。
プロ選手の「持ち方」もしっかり研究してみて下さい。
■テニスが上手い、試合に強い人ほどラケットが空気のような存在に
ラケットが自分の近くにあり、持っている。
テニスが上手く、強くなりたいと考える人には、その感覚をぜひ自然なものにしていって欲しい。
ボールをラケットでキャッチする、拾うなんて動作も、ラケットでスマートに出来るとカッコイイし、テニスも上達する。
ラケットの先のほうまで、自分の神経が通っているような感覚で、普段の練習でボールを打って感じてみましょう。
そうすることで、「ラケットを持っている」こと自体が自然になり、上半身も疲れないような感覚を養っていくことが出来ると思います。
例えば家で、「素振りをするぞ!」と意気込んでも、なかなか続きませんよね。
オススメは、テレビを観たり何気なく過ごす時間を、ラケットと共に過ごしてみること。
クルクル回す、軽く振ってみる・・・など、家で家族の邪魔にならない範囲で、ラケットに触れる時間を増やしてみて下さい。
使い古した、前のラケットでも良いんです。
年末年始でお時間があるときには、ぜひラケットと共に過ごす時間を過ごしましょう。
実はこれも、良い練習になるはずです。