テニス 雨

メンタル

「雨の日」、「怪我したとき」、「試合で初戦敗退した日」にこそ、テニスが強くなれる根源がある

昔ジャパンオープンのお手伝いをしていた頃、ある選手が口にしていた言葉を思い出すことがあります。

ダブルスの名手として活躍し、日本での試合ではシングルスでも出場していたオーストラリア選手。

彼が話している言葉からは、私たちがつい忘れてしまいがちな問題に対して、明確に答えを示してくれているように思います。

テニスを上達させていく、周りと差を付けていく根源はどこにあるのか。

それは、他のライバルが休んでいる瞬間、なのです。

 

「雨の日」、「怪我したとき」、「試合で初戦敗退した日」にこそ、テニスが強くなれる根源がある

 


 

■ライバルを意識して、日々生活は出来ているか?

テニスの試合で勝ちたい、と考えているのに、行動が伴っていない人。

それは、対戦相手をイメージする想像力が欠けているんだと思います。

「あの選手は今、何をしているだろう?」

「ライバル校はどんな対策を、自分たちに準備しているんだろう?」

と考えると、普段の練習で1分1秒を大切にしようという機運になる。

テニスは常に対戦相手がいるスポーツ、ということを忘れてはいけません。

 

■「雨の日」や「怪我しているとき」は、どう過ごしているか?

テニスが出来ないとき、実際にはたくさんあるでしょう。

雨の日や怪我を直しているとき、またテスト期間中なんかもそうですよね。

そんなとき、アナタはどうテニスと向き合えていますか?

「何も、そこまで考えなくても・・・」と思った方、気持ちは分かります・・・が、それだと考えている選手との差は広がるばかり。

コートに立てない日は、10分でもトレーニングをする、テニスノートを読む、書く、動画を観たり、人に会ったりする。

アナタ自身で工夫して、出来ることはたくさんあるはずです。

誰でも休みたいと思うときはある、時には休んでも良いと思います。

ですが差を付けるなら、こういう時間こそ大事にして欲しいのです。

 

■試合で初戦敗退した日、にどう過ごすか?

9時に試合開始で、もう午前中に試合が終わってしまう。

テニスの草トーでもよくある風景ですよね。

どんなに頑張っても、準備しても、負けるときはあります。

大事なのはその後の時間の過ごし方。

何より、課題は一番頭に入っているはず。

時間が経てば経つほど、その鮮度は失われていくのです。

強くなる選手は、負けてからのアクションが早い。

アナタは・・・どうですか?

 

テニスはコート上での練習、だけでは決して上達しない。

多少技術は身に付いても、その裏付けだったり試合で自信を持ってプレー出来るメンタルは、オフコートでこそ養われるのです。

「メンタルが弱くて、試合に勝てません」と言っている人、オンコート以外での過ごし方を変えてみませんか?

1日10分から30分で良いと思います。

テニスに向き合い、勝負について相手について、自分の目標について考える時間を作りましょう。

きっと成果が出るはずです。

ピックアップ記事

  1. テニス部・テニスサークルとして勝てる集団になりたいなら、「スコアシート」は欠かせ…
  2. 読者ミーティング用にプロジェクターを買ったら、コスパ最高だった
  3. テニスの試合に必要なフットワークトレーニングに、ラダーは必需品
  4. アディダス テニスシューズ バリケード JAPAN がアシンメトリーで最高にカッ…
  5. テニスフリークなら必携のタオルは、「作戦ボードタオル」で決まり!

関連記事

  1. メンタル

    負荷は自ら、かけるもの

    そろそろ、テニスが出来る。そう感じてワクワクしている方も、多…

  2. テニス フットワーク

    メンタル

    「ムキになって相手のラリーに付き合う」のは本当に危険

    テニスでも何でもそうですが、感情的になって良いことは無い。ムキ…

  3. テニス 指導

    メンタル

    「勝ちたい」ではなく、「勝たないといけない」までもっていこう

    テニスの試合に出ていると、負けず嫌いで勝気な人が多い。これって…

  4. テニス 壁打ち

    メンタル

    いくら打っても無駄だ…と、相手に思わせれば勝てる

    「この試合は、勝ったな」と思える時。もちろん油断は出来ないです…

  5. テニス メンタル

    メンタル

    「力を出し切れていない」自分こそ、自分の実力である

    「やれば出来る子」この言葉、最近またCMや色々な場面で聞きます…

  6. メンタル

    テニスの試合、「自分が苦しいときは、相手も苦しい」のだから、乗り越えた選手が勝つのは当たり前

    テニスの試合、弱い人は思考に特徴がある。「苦しいのは、自分だけ…

特集記事

  1. テニス 観察

    メンタル

    テニスを通じて、「もっともっと強くなりたい」と思えるアナタの心こそ、既に強いとい…
  2. テニス ミス

    メンタル

    「自分はミスをする人間である」と考えておけば、自然にメンタルは強くなる
  3. テニス 準備

    戦術

    リードしている相手だって、「実は苦しい」ことに気付けると、挽回の芽は見えてくる
  4. テニス 練習

    メンタル

    練習でも試合でも、テニスコートに立てば人格を変えられる人になろう
  5. テニス ダブルス

    練習メニュー

    テニスにおいて「雁行陣の弱点」をケアする為の練習メニュー
PAGE TOP