テニス メンタル

メンタル

いつの間にか、「自分よりレベルが低い人だけ」を見て、自分を安心させていませんか?

人は無意識のうちに、自分が楽なほうに傾いていく。

私自身、自分が弱い人間だと自覚していても、どうしても楽な方、自分がコントロールしやすい手段を取りたくなってしまう。

ですがテニスの成長、という意味では、特にこのスタンスは危険。

学生の方でも社会人の方でも、主婦の方でも60歳以上のベテランの方でも、それは同じです。

自分がいつ何時も、どの方向を向いているのか・・・は意識して顧みるようにしてみましょう。

 

いつの間にか、「自分よりレベルが低い人だけ」を見て、自分を安心させていませんか?

 


 

1.社会人になって、テニスを再開して気付いたこと

私は大学卒業後にテニスコーチの仕事をして、その後転職してしばらくテニスから離れていました。

3年くらい離れてふと、再開してみるとあることに気付きました。

社会人の皆さんは、ある程度自分で「テニスをする環境」を選ぶことが出来る。

サークルなのか、スクールなのか、仲間うちだけなのか・・・。

その選び方と継続の仕方について、試合に強くなるのかその逆か・・・が分かれるように思えてきました。

 

2.「自分よりテニスが上手い人」を許容出来ない人、って意外と多い

部活であれば、その学校の中でテニスをするにはそこしかない。

だからこそ、自分より上手い人もいるし、レベルが低い人もいる。

ですが社会人の皆さんは自分で選ぶことが出来るので、「自分が一番テニスが上手い」という環境は、作ろうと思えば作れるのです。

自分で、初心者サークルから立ち上げても良いですしね。

それ自体、全然悪いことだとは思わないのですが、試合に強くなりたい、と考えるのであれば違和感がある。

試合では常に、格上相手に厳しい戦いを継続していかないといけない訳ですから・・・。

 

3.自分より下を見る癖、を辞めればアナタはもっと強くなれる

つい自分としては意識していなくても、自分が勝てる相手、弱い相手とテニスをしている方が楽ですよね。

練習なんて、特にそう。

試合になると負けられないのでプレッシャーもありますが、普段の練習では強い人とやるよりは楽。

楽だからこそ、ごまかしが効くし危機感が生まれにくい。

無意識に行動していては、常に人は下ばかり見てしまう。

今いる環境にだけ、に満足せずに、常に上を見て自分に必要なものが何かを考えられるテニス選手になりましょう。

 

自分より強い人は、アナタから求めていかなければ接点は生まれません。

ですが、求めれば生まれる。

それがテニスの良いところであり、縁は自分から掴みにいくことでしか得られない。

上を向いて、厳しい戦いにも慣れていく。

アナタの生活の中で、少しの勇気と意識の違いを作るだけで、きっと試合に強くなるでしょう。

ピックアップ記事

  1. 試合に勝つダブルスを極めたいなら、お勧めの一冊
  2. テニス部・テニスサークルとして勝てる集団になりたいなら、「スコアシート」は欠かせ…
  3. 【プロトレーナーに聞いてみた!】痙攣対策とアミノ酸について
  4. テニスの合宿・遠征に大活躍なのは、消臭ランドリーバッグ
  5. ご質問頂いた件につきまして

関連記事

  1. テニス ダブルス

    メンタル

    試合での対戦相手だって、「ミスをする人間」ですから

    本当に、気持ちの持ちよう一つだと思うんです。テニスの試合で力を…

  2. テニス ガット

    メンタル

    試合に強いメンタルを養う為に、普段の練習で実践したいこと4つ

    テニスの試合、自分たちをどうしても信じられない、メンタルが弱いと感じて…

  3. テニス 陸上

    メンタル

    「テニスは上手いのに試合で勝てない人」の共通点5つ

    部活の練習だといつも良いボールを打っているのに、試合になると急にフォー…

  4. テニス メンタル

    メンタル

    「目標に到達するには・・・?」テニスの試合で必要なのは具体的なイメージ

    今年のテニスの目標はなんだろう?「上手くなること!」「強くなり…

  5. テニス 不安

    メンタル

    テニス選手なのに見苦しい「試合に負けて、言い訳ばかりする人」の特徴5つ

    テニスを頑張る人、色々な性格のタイプがある。しゃべるのが本当に…

  6. テニス 居場所

    メンタル

    「練習だけじゃ完成されない」テニスの技術は試合で使って初めて身に付いていく

    長い夏休み、たくさん練習出来たと思うけど、その分しっかり成長は出来ただ…

特集記事

  1. テニス メンタル

    戦術

    試合で「複数の選択肢」が浮かぶ、ときはきっと自分の調子が良い時
  2. メンタル

    リードしている側が苦しい、のがテニスの試合です
  3. テニス ダブルス

    メンタル

    セルフジャッジはクリーンに、しておいた方が良い理由4つ
  4. テニス フットワーク

    戦術

    予測が当たったら攻勢に出ること、を忘れないように
  5. 戦術

    かわすだけ、では試合で勝てない
PAGE TOP