ストローク

テニスのストロークにおける、「攻守の切り替え」とは、即ちグリップチェンジです

テニスのストロークで、攻守の切り替えが曖昧になっている人、いませんか?

守っているときと、攻撃していくとき。

どこをどう変えているのかを自分で説明できないと、いざ試合になったときにプレーに迷いが生じます。

今回は基本的な「攻守でのグリップの使い分け」について確認しておきましょう。

メリハリの効いたプレーの根源は、正しいグリップの使い分けから、です。

 


 

グリップチェンジとは、料理で言う「包丁を変える」ようなもの

テニスではラケットを「どう握るか」で、攻守を切り替えます。

それはまさに、料理人が包丁を持ちかえるようなもの。

同じテニスラケットでも、その持ち方によって攻撃に適した武器にもなれば、守備的な盾にもなる。

この使い分けは、テニスの試合で勝つ為には必ず覚えておかなければならない、最低限の知識と技術になります。

コンチネンタルグリップで守り、厚いウエスタングリップで攻撃していく

コンチネンタルグリップと呼ばれる、手のひらとラケット面がほぼ同じ向きになる持ち方は、守備に適している。

やっと届いたような遠いボールでも、スライス回転をかけて凌ぐことが出来るのが魅力。

そして凌いで浅いボール、チャンスが来たときにはグリップを「ウエスタングリップ」の厚い握りに持ち替えて、スピン系で攻撃していく。

まずはこの2種類が基本と考えて下さい。

「よく分からない・・・」という人は、まずスライスとスピン、2つの打ち分けの際のグリップチェンジから覚えましょう。

ショートラリーでも良いので、交互にスライス、スピンと打ってみるようにしてみて下さい。

いつでもパッと、グリップは自分で選んで選択できるようにしておくと、試合でメリハリが効いたプレーが出来るようになります。

相手には、どんどんグリップチェンジさせていこう

甘いショットでも、実は有効です。

ドロップショット、甘くても使っていきましょう。

特にバックハンド側、狙い目です。

バックハンド側に集めながら・・・

甘いドロップショットでも、使えば相手はグリップチェンジが必要になります。

特に、両手バックハンドストロークを使う選手は、いきなり片手のスライスに切り替えるのが難しい。

ぜひ、意識して使い分け、を相手側に促してみて下さい。

YouTube公式チャンネルへの登録はコチラ

   


守備にも攻撃にも、「回転量」は絶対に必要

フラット系のショットも無くは無いですが、テニスの基本はスピンかスライスの回転量の多いショットが基本です。

攻撃的なスピンでは、バウンド後に伸びて相手の脅威になる。

守備的なスライスは滞空時間が長いので、自分が戻る時間を稼げる。

この2種類を使い分けて、時間を奪い合い、稼ぎ合う。

テニスの試合はこのせめぎ合いであることを、まずは理解しましょう。



攻撃的なスピンが得意な選手は多いのに、守備的なプレーが苦手。

こんな選手が、高校生や学生の選手に多く見受けられる。

少し遠い場所のストローク、1球スライスで粘れるだけで勝てる試合はかなり増えます。

意識して練習から、まめにグリップチェンジをして守備的なスライスも磨いておきましょう。

右利きの方であれば、スロートを持つ左手で、グリップをセットする。

料理人が包丁をセットするくらい、素早く正確に出来るように練習しましょう!

ピックアップ記事

  1. 試合で勝ちたいテニスプレイヤーなら、マイランニングシューズは欠かせないアイテム
  2. テニスの試合に強くなりたい人が読んで欲しい漫画、「アルキメデスの大戦」
  3. テニス選手の熱中症・痙攣対策に、ミニクーラーボックスは必需品!
  4. 【ご協力をお願いします!】テニス動画・プロ選手に関するアンケート
  5. テニスで肩が上がらない・・・と、苦労する人は「ピイラティス・ポール」がオススメで…

関連記事

  1. ストローク

    強度を上げたショートラリー、出来る?

    練習前のウォーミングアップでのショートラリー。これを、みなさ…

  2. テニス リターン

    ストローク

    相手の「打点の高さ」を、変え続ければ勝てる

    みなさんの試合の中で、ストロークのミスが増える時それはどんな時…

  3. テニス ストローク

    ストローク

    「ストロークを打つときに伸び上がる人」は、いつまで経っても打点がブレるので安定しません

    ストロークを飛ばそう、飛ばそうとして下半身を使うのは有効な手段。…

  4. テニス ストローク

    ストローク

    テニスでは、「肘から先でラケットをたたむような打ち方」人、のこと手打ちと呼ぶことが多い

    「どうしても、手打ちを直したいんです・・・」「手打ちは直した方…

  5. テニス ストローク

    ストローク

    シングルスの試合で「ドロップショットの名手」に負けない為に

    シングルスの試合、私はもしかしたらこんなタイプの選手だったかも知れない…

  6. ストローク

    相手にジワジワとストロークで攻撃されているときには、「まず打点を下げさせてペースダウン」させること

    ストロークの打ち合いの中で。相手にジワジワと攻撃されて追い詰められる。…

特集記事

  1. テニス 練習

    シングルス

    「格下相手に確実に勝つ」テニスのシングルスの試合で必要な配球の心得4つ
  2. テニス メンタル

    戦術

    見えないものを見る力、を養おう
  3. テニス メンタル

    ダブルス

    相手の集中狙いに屈しない守備力、がダブルスには必要
  4. リターン

    リターンミスが多い時は、相手を見ないでコンパクトに
  5. ストローク

    伸びてくるストローク、返し方の基本
PAGE TOP