目次
最近、ご縁があって私自身もテニスの輪が広がっています。
その中で、本当に強い人、誤魔化しが効かない人との練習や試合も増えて来ました。
私自身が、そこで感じていること。
これを改めて書き出してみることで、もしかしたらみなさんのヒントになるのではと考えました。
苦しいですよ、本当に。
でも目の前に大きな壁があることは、一人のテニス選手として非常に楽しみなこと、有難いことでもありますよね。
サーブとリターンを、どう組み立てるのか
自分がコントロール出来るのは、どこまで?
私は男子ダブルスをメインに戦ってますが、やはりサーブとリターン。
これを、どの程度の精度でコントロール出来るのか、をしっかり自分で把握する必要があります。
強い相手だと、つい力んでしまいますがそれだともうコントロール出来ない。
いかにリラックスした状態で、自分がコントロール出来るショットを打っていくか。
どこまで、自分はコントロール出来るのか、を確認しておくことが第一です。
ハードヒットで高速ショット、なんて要りません。
自分の身体が付いていけないようなショット、では自滅するだけですからね。
コントロールで、自信が戻って来る
自分がコントロール出来るショットを打っていけば、自信も取り戻せる。
強い相手との試合なら、これがまず大事です。
自分で自分のショットがコントロール出来ないと、何だか自分自身も敵のように感じてしまいませんか?
戦うべき相手、強い相手との試合どころじゃない。
こうなる前に、徹底してサーブとリターンをまずはコントロールする。
この意識で、自分の自信をまず取り戻さないと、強い相手とは競ることも出来ないでしょう。
ここが、スタートラインです。
意外と計算出来ないのが、サーブ
私も、最近本当に苦戦しています。
特に、一昨日の土曜日はすごく陽射しが強くて眩しかったですよね。
その中で、しっかりとサーブをコントロールするのってやはり、難しい。
言い訳出来る要素はたくさんありますが、自分のサーブって計算出来ないんだなって改めて感じました。
強い相手だと、リターンのプレッシャーも凄いですからね。
この計算出来ないサーブを、どう変えていくのか、コントロールしていくのか。
対戦相手が強ければ、誤魔化しが効かない。
コントロールサーブをしっかり、自分のモノにしないといけないと強く感じました。
ペースを落とす、という選択が出来るか?
速いショットは、相手の思うツボ
特に、若い選手やペアとの試合ではこれが大事。
試合のペース、ラリーの速度が上がらないようなショットを使う。
ロブやスライスはもちろん、サーブでも時折ファーストサーブで遅いサーブを混ぜていく。
これも、勇気が要りますが必要なことでしょう。
速いショットで応戦するのは、相手の土俵で戦うこと。
何度か書いて来ましたが、このペースダウンのショットが打てるかどうか、自分の世界に相手を引きずり込むことが出来るか、が大事ですね。
自分の打点で、打てるように
あと、もう一つ感じたこと。
それは、いかに「自分の打点」で打てるかということ、です。
強い相手だと、ついボールを早く触りたくなってしまい、腕を伸ばしてしまいがち。
でも、それでは力も入らないし、ボールの勢いにも負けてしまう。
出来るだけ、自分の良い打点に来るまで、ボールをしっかり引き付けること。
そこに集中出来れば、相手は関係無く良いボールを打つことが出来ます。
まずは自分の打点、そこにボールを呼び込むにはどうすれば良いのか。
徹底して、まずはこれを考えてみて下さい。
いきなり攻撃されることは、まずない
テニスは、サーブかリターンからポイントが開始されます。
そこで、目が飛び出るようなショットは来ない。
相手だって、ミスは怖い訳ですからね。
ラリーの中で押されていく、ことが多いことをまずはしっかり自覚しましょう。
つまりは、自分が焦って1球目で強打したり、ミスをするのはもったいないということ。
相手に怯えてしまうと、1球目のミスは増える。
いきなり攻撃されて決まるなんてことは、テニスの試合では少ないはず。
この点を意識するだけで、かなり気持ちもプレーも楽になると思いますよ。
楽しむことを、具体的に実践する
試合はゲーム、表現の場
これが、最後には大事な意識です。
テニスはボールゲーム、自由な表現の場ですから。
みなさんが、普段取り組まれていること、強化しようとしていることを試せば良い。
そうやって、自分の表現を楽しんでいく。
この意識が、強い相手ほど大事だと私は思いますよ。
堅くなって力んでしまうと、手の感覚も分からなくなってしまいますからね。
ゲームを楽しむ感覚、をぜひ忘れないで欲しいんです。
「何をして、楽しむの?」を明確に
「楽しむぞ!何がなんでも!」というのは、強引過ぎ。
もう一度、自分が何を通じてテニスを楽しむのか、を明確にしてみましょう。
私の場合は、ネットプレーとポジショニング。
これには工夫出来る余地があるので、強い相手ほど試したくなる。
そして、効果があるケースも多いですよね。
自分のテニスで、相手にプレッシャーがかけられると感じたら、強い相手でも「もしかしたら、いけるかも…」という希望が見えて来ますよね。
強い相手に希望を見出す、そこにはいつも「具体的なアクション」があるはずです。
準備したことを出し切り、結果に固執しない
やり切ること、出し切ること。
これが、自分より強い相手でも出来たと感じたなら。
何も悲観する必要は無いんじゃないですかね。
結果に固執しないで、自分のプレーや思考、について客観視してみる。
そうすれば、間違いなくその試合での経験値は積めたはず。
準備したことを出し切ること、そこだけに集中する。
簡単そうに見えて地味なようなポイントにこそ、格上相手の試合のヒントは隠されているはずです。
相手に怯えないで、自分のプレーをする。
私は意識しているのは、こんな感じです。
打点に呼び込むこと、ネットプレーとポジショニングで勝負すること。
やり切っていく中で、結果は気にし過ぎないこと。
まぁ、強い相手にこれをいかに継続出来るか、ですね。
みなさんも、ぜひご自身で考えてみて下さい。
格上相手との試合、練習は、何よりチャンスですから。
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