戦術

弱点を補うことで、1番は目指せない

目次

弱点を補うのが良いのか、長所を伸ばす方が良いのか。

色々なテニスの上達がある中で、ココにお悩みの方は多いですよね。

私も、たくさん悩んで来ましたし、これからもそうでしょう。

でも、30歳を過ぎたくらいで、ある程度結論を出しました。

これから何を武器に、戦っていくのか。

上を目指す、試合に勝ちたいなら、何が必要なのか。

それはもう、長所を伸ばすこと、しかないでしょう。

 
 

日本人は、コレが苦手

長所を伸ばす、ということに慣れていない

みんなが同じ、一律に並んで、特徴を無くしていく。

それが日本、という国の教育です。

良いか悪いかは置いておいて、ここでは弱点を補うことに重きが置かれますよね。

それで、スポーツでも勉強でも、ある程度の能力が養える。

でも、それでは長所を伸ばすということに慣れないし、そもそもそういう雰囲気が無い。

みなさんも、きっと少なからず当てはまる部分だと思います。

弱点を補っている方が、安心する

特に私たち、日本人はこうじゃないですか。

練習で、何となく弱点を克服しようとしている方が、精神的に安定する。

「よし、良い感じになってきた」というのも、感じやすい。

でも、それはまやかしです。

アナタ自身の弱点を補って、試合に勝てるのか…を、本気で考えないと。

練習は、アナタ自身が安心する為にやるもの、ではないですよね。

対戦相手を、イメージしてみよう

もし、アナタ自身が、対戦相手だったら。

自分のライバルだったら、と考えてみましょう。

弱点を補うような練習をして来るのと、自分の長所、武器を徹底的に磨いて来る練習をして来るの、どっちが嫌ですか?

間違いなく、後者だと思います。

弱点を補っているだけでは、強くはなれない。

相手にとって、脅威になれないことをもう一度、自覚しましょう。



武器は、既に手元にある

みなさんの人生こそ、長所であり武器になる

これしかないと思います。

例えば思い切りが良い、粘り強い。

テニスでこういう特徴がある人は、その人の個性そのもの。

きっと仕事や勉強でも、近しい武器になっているはずなんですよね。

今一度、それをテニスでしっかり表現出来ないかを、考えてみる。

全ては、そこからですよ。

配球を変えれば、見違える

「でも、何をどうやって良いのか分からない…」という方も、多いでしょう。

私からのアドバイスは、大胆に配球を変えましょう、ということ。

それこそ、アナタ自身の大きな武器になるはず。

今まではこうだったけど、思い切ってこっちに打ってみる。

こういうちょっとしたきっかけが、新しいアナタ自身の武器の芽になるはず。

ぜひ、意識してみて下さい。

長所を磨くには、弱点を受け入れるところから

多少、思い切った割り切りが必要です。

自分のパラメーターを、どこにどう割り振るのか。

弱点のカバーには、あまり力を割かない。

長所の徹底的な追及、それは自分自身を追求していく、ということです。

試合に勝てる選手になりたければ、決断しましょう。

そこに、周りがどう思うかとか、そういうことは考えないこと。

アナタ自身の感覚、意志を大事にしてみて下さい。

   

上を目指す、その経験こそ大事

絶対に、人生にプラスになる

私の今、自分自身もそうです。

曲りなりにも、1番を目指してきたから、今がある。

結局、なれなかったんですけどね、1番には。

でも、チーム内だったり所属していたスクール内での試合では1番になりました。

それも、結果よりも経緯が大事。

長所を伸ばそうと必死でもがいて、あがいた結果、だと思っています。

思い切って、舵を切る時期じゃないですか?

アナタ自身のテニス、どうでしょう。

ここ最近、結果は出ていますか?

手応えは感じてますか?

これは、アナタ自身が自分に問いかけてみないと、始まらない問題です。

思い切って、舵を切る時期じゃないですかね。

みなさん自身で、どう考えるか。

長所を思いっきり伸ばす、弱点はある程度目をつぶる。

これで良いと思いますよ。

コーチや周りの声は、聞き流そう

まぁ、言って来ますよね。

コーチも周りの人も、人の粗探しは大好きですから。

でも、それを聞いているだけで、強くなれますか?

もっともっと、自分自身で長所を伸ばすという舵を切らないと。

これは、意外とコーチも導いてくれません。

メンタル的な部分や、テニス観は見え辛いですから、表に。

だからこそ、自分での決断と舵取り、が大事なんです。



1番になることに、貪欲になること。

これは、以前にも書きましたが、逃げて欲しくないポイントです。

試合に勝ちたいなら、長所を伸ばす、弱点を補うことにパワーを使い過ぎないこと。

それが第一、だと思いますよ。

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