ボレー

ボレーの感覚が、どうしても掴めない方へ

攻撃的なボレーを打ちたい、だけど…。

どうしても感覚が掴めない、結果的に振るようなボレーになってしまって上手くいかない、という方は多いですよね。

私自身も、そうでした。

ちょっとしたコツ、きっかけでボレーは変わりますが、きっとみなさんに必要なのは大胆さ、でしょう。

「こんなことで!」と思うことで、ボレーの感覚は身に付いていく。

今回はグリップに焦点を当てて、考えてみましょう。

 
 

小指を余らせる、フォアボレー

これで変わりました、私

高校時代に、これをアドバイスされて変わりました。

フォアボレー、私は右利きの片手打ちですが、小指をグリップにかけない。

余らせるようにして、下で支えるだけ、に変更しました。

これで、本当にボレーが変わりました。

打てるかどうか不安でしたが、リラックスも出来るしリーチも長くなる、疲れない、良いことずくめでしたね。

小指が余っていると、遊びがある

実際に、遊びが出来るんですよね。

遊びとは、調整出来る幅みたいなもの。

相手のボールが速い時はそれを吸収出来るし、遅い時には弾くことも出来る。

小指が余っていることで、グラグラ不安定に見えますが、だからこそ調整が効くんです。

軽く握るだけでも、良い感じで伸びのあるボレーが打てるはずですよ。

見た目以上に安定感がある

女性やシニアの方でも、ぜひ試して欲しいんです。

最初は、不安です。

ちゃんと握っていないようで、気になりますが…打ってみて下さい。

本当に、楽にボールが飛ばせるようになりますから。

ギュッとグリップを握っている人は、逆に飛ばないですよ、ボレーって。

小指を余らせておくこと、でみなさんのボレーは劇的に変わるでしょう。



人差し指と中指は、離す

人差し指で全体を支える

ストロークでもそうですが、私はこの意識で人差し指を使っています。

グリップ全体を支えたいので、中指とは離す。

指1本分くらい離して、人差し指だけ上を向くような感じですね。

ラケット面を、人差し指で指さすみたいな感じ。

これで、安定感もすごくアップします。

ラケット面は左手で感じる

構えている時には、左手をラケットに沿える。

スロート部分を支えつつ、左手の人差し指でラケット面を触る。

これで、ラケット面の感覚を感じておくんです。

この構え、絶対に覚えて下さい。

両手で構える、手の位置でボレーは決まります。

右利きの方は、ラケット面を左手で感じる力、が大事なんです。

脱力して待つ、打つ瞬間まで

この構え、グリップが出来ていれば、あとは大丈夫。

もう、上半身は脱力して待つだけです。

意識は下半身を動かしたり、頭では相手のボールがどこに来そうかを考えておく。

上半身の仕事は、本当に少ないですからね。

良いグリップ、構えが出来ていればボレーはほぼ、打てる。

是非、試してみて下さい!

   

攻撃しよう、しようと思わない

ボレー=攻撃、決める?

余裕が無いと、こういう発想になります。

自信が無いと、決めないといけないと思ってしまう。

それがもう、みなさんのボレーの感覚をおかしくしていく一番の要因でしょう。

ボレーは、強く打つ必要も無ければ決める必要も無い。

焦らずに、良いショットを打つこと、相手コートに返すこと、だけに集中すれば良いんです。

返せば相手の脅威になる、のがボレー

相手コートに、ボレーを返す。

これだけで、充分ですよ。

相手からすると、それだけで脅威になる。

立派な攻撃です。

シンプルに、伸びのあるボールを返すだけで、充分に相手は苦しいはず。

もちろん、相手のレベルにもよりますが、最初からボレーを強く打たないといけない、と思い込んでしまうこと自体、一番問題です。

壁になり返す、その為にシンプルにする

私は基本、これだけ考えています。

グリップも構えも、自分が壁になる為のもの。

まず壁になって、余裕が出て来たら前に落とす、コースを狙う。

いきなり狙うようなことはしない、自滅するだけですから。

グリップの握り方に遊びがあるから、壁になれるんですよね。

ギュッとグーパンチのように握っている人は、厳しいでしょう。

ちょっとズレただけ、でもう致命的な当たり損ないになりますからね。



お勧めの練習法として、ネットから遠い位置でのボレー対ストローク、ボレーボレーをぜひやってみて下さい。

ネットから遠い位置からのボレーは、伸びが欲しい。

でも、腕先だけで打ってしまうのは避けたい、中で身に付いていくはずです。

グリップ改革、構え改革、そこからボレーは意識改革。

試合に向けて、仕込んでいきましょう!

ピックアップ記事

  1. 急な怪我でも安心!準備しておきたい応急処置グッズ5つ
  2. 飲んだらコンパクトに!パックアップボトルを持って試合に出かけよう
  3. + POWER CUP について
  4. 水で濡らして絞って振れば、何度でも冷たくなるタオルが使える
  5. テニス選手の筋肉に必要なプロテインは、ささみプロテインバーでの補給が最適

関連記事

  1. テニス ボレー

    ボレー

    テニスの試合で、「相手のドロップボレーを見切る裏技」を公開します

    テニスの試合、いかに「予測」が大事かは何度も書いてきました。そ…

  2. テニス

    ボレー

    ボレーのときに身体が開く人は、胸から突っ込んでいるケースが多い

    女子ダブルスの試合だと、4人全員でボレー、のような形ありますよね。…

  3. テニス リターン

    ボレー

    ボレーの基本、「ラケットのセットを、打点少し上に早く」が出来れば、試合でも楽に打つコースを隠せます

    ストロークではコースを打ち分けられるのに、ボレーではなかなか狙ったとこ…

  4. テニス スライス

    ボレー

    速い展開では、意外と相手のフォアハンドボレーは狙い目

    ボレー戦になったときの、相手の狙い目。意外と、フォアハンドボレ…

  5. テニス ストローク

    ボレー

    ハイボレーをしっかり決めるには、〇〇を意識すれば大丈夫!

    ハイボレーが、チャンスで決まらない。ダブルスで、これは大きな問…

  6. テニス ボレー

    ボレー

    相手ストロークを追い込める「深いボレー」に必要な4つの要素

    深いボレーで相手を追い込む。サーブ&ボレーからの並行陣、まず深…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス メンタル

    ボレー

    試合の中で熱いボレー戦になっても、冷静に上を狙う意識を持とう
  2. テニス ロブ

    ロブ

    攻撃的なトップスピンロブを打つなら、腰の高さくらいの打点がベスト
  3. テニス メンタル

    戦術

    環境や雰囲気に、自分の感覚が流されてはいけない
  4. テニス 環境

    ダブルス

    相手2人が下がる「2バックの陣形」になったときに、必要な意識4つ
  5. テニス ストローク

    ストローク

    トップスピンロブは「高い軌道のストローク」で、自然に打てるようになる
PAGE TOP