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テニスが上達するには、コミュニケーション能力。
訳してコミュ力が大事、と色々なところで聞きますよね。
私も、同感です。
人と上手くコミュニケーションが取れる人は、輪も広がりやすいし練習仲間、ダブルスペアも見つかりやすい。
でも、それで本当に完璧でしょうか?
強くなるのは、ただの「コミュ力」だけだと私は難しいと思いますよ。
ボールの打ち合いこそ、一番の会話
ラケットは口以上に、雄弁です
私の結論は、これです。
もちろん、話が上手い人、話しかけやすい人は、それだけで魅力的です。
ですが、ただのおしゃべりが多い人、八方美人な人も多いじゃないですか。
そういう人に限って、自分のテニスは薄っぺらかったりもする。
ラケットは、口以上に雄弁に、アナタ自身のことを周りにしゃべってくれます。
これを、忘れてはいけないと思いますよ。
ラリーは最高の会話になる
よく、私も悩んでいる時、先輩コーチに言われました。
「ボールを打ち合おう、そうすれば分かり合えるよ」と。
何のことか意味が分かりませんでしたが、最近になるとすごくよく分かります。
テニスをしている以上、そこでの力が私は大事だと思っています。
テニス選手として、必要なコミュ力はトーク力、ではありません。
しっかりと、テニスで自分の主張が出来るかどうか、です。
上手い下手、勝った負けたは関係ない
本当に、こう思います。
よく、「上手い人はテニスで自分を表現出来る」と勘違いしている人がいますが、それは違います。
上手い下手、試合で勝った負けた、は関係ありません。
大事なのは、アナタ自身が自分のテニスに意志を持つかどうか、です。
意志を持てば、人に伝わる。
「この人は、こういう想いでテニスをしてるんだ」と分かれば、それが最高のコミュニケーションになる。
テニスに必要なコミュ力とは、テニスに対する意志そのものです。
一番の、障害になっているもの
「テニスの話を、するなんて…」と、思ってない?
ですか?みなさん。
自分は大したことないのに、テニスについて話すなんて、価値が無いと思っている。
自分でそう思い込んでいるうちは、まず試合にも勝てないですよ。
もっともっと、テニスの話をして良いんです。
上手い人、試合で結果を出している人でも、同じ。
そういう人ほど、テニスに関するコミュニケーションは大好きですから。
「恥ずかしい」は、損するだけ
試合が終わった後の、コミュニケーションもそうですよね。
自分が負けた相手に、話しかけるのは勇気が要ります。
パワーも要るし、男性はかなり辛いでしょう。
でも、ちょっと踏み出してみれば、世界は変わります。
テニスに必要なコミュ力、がそこでは養えるでしょう。
普段、仲の良い仲間とだけテニス以外の話をしていても、そこから発展性は無い。
私は、そう感じます。
恥ずかしいと感じること、考えることは、結果的に損する要因になる可能性が大です。
上辺のコミュ力、に惑わされるな
何となく、友達が多そうな人。
テニス仲間が多い、顔が広そうな人。
羨ましいと感じますか?
それは、幻想です。
私は、30歳を過ぎてから、本当にテニスの話が出来てラリーが出来る人、を大切にしたいと思うようになってきました。
私自身、口下手だと思ってますし、人見知りもします。
でも、テニスについてなら話すのが好きだし、真剣な人ほど楽しく深く付き合える。
それで良い、じゃないですか。
毎日読んで頂いている読者のみなさんは、私はもう勝手に深い友人のような感覚、で文章を書いています。
自然体で、充分に魅力的です
上手く付き合って、良いことは無い
もちろん、ずっと本音で…というのは疲れます。
ですが、ずっと上辺だけ…も、疲れますよね。
私は、もっともっと、自然体で良いと思っています。
先日もお悩み相談で頂いた方の中に、「サークル内で人間関係に悩んで…もう10年になります」と、書いてある方がいらっしゃいました。
辛いですよね、それは…もっと、自然体で良いと思いますよ。
自然体で、真摯にテニスに向き合い人とも接することこそ、最高のコミュ力だと私は思いますよ。
我慢して保つ関係、必要無し!
これは、対コーチ、ダブルスペアに対してもそうです。
アナタ自身が何かをずっと我慢して、関係を保つところに価値は無い。
賛否両論あると思いますが、悩んでいるなら何かを表に出さないと。
そこで酷い目に遭うかもしれないですけど、先に進めます。
テニスの試合は、どうしても勝敗はついて回りますから、感情が動いて当然。
我慢する、という行為は褒められたこと、だけじゃない。
私は、ここもテニスが強くなるためには必要なコミュ力、だと思います。
読者のみなさんが、魅力的な理由
きっと、テニスについてすごく真面目。
真摯に考えて、継続する力がある。
私は、お世辞抜きでそう考えています。
このT-PRESSを読んで頂いているみなさんは、自然体でとても魅力的な方ばかり。
ちょっと、「自分がおかしいかな、違うのかな」と思っても、大丈夫。
アナタ自身の考え、間違っていないと思いますよ。
それを表に出していくことが、私は良いコミュ力を発揮すること、にそのままつながると思います。
人と上手くやれない、とお悩みのみなさん。
もっともっと、テニスを突き詰めていきましょう。
テニスを通じて、私たちは自分を知り、他人を知り、慈しむ心が育まれていく。
繰り返しになりますが、これだけは言わせて下さい。
読者のみなさんは、テニスのコミュ力、間違いなく高いですよ。
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