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先ほど、見事3回戦も勝利!
それにしても、2回戦のカルロビッチ選手との試合は凄かったですよね。
50本以上のサービスエースを叩きこまれながら、苦しい試合をモノにする。
錦織選手だから出来たい試合、でもありますが、その試合から私たちが学ぶべきものは何でしょうか。
きっと、良いアイデアはたくさんあるはず。
私たちの周りにも、私たちから見たらビッグサーバー、という選手はいるはず。
参考になること、はたくさんありますよ!
大事なのは、リターンゲーム?
つい、相手のサーブばかり考えてしまう
まず、こうなりますよね。
相手のサーブが強い、こればかり頭の中で考えてしまう。
下がってリターンしようか、セカンドになったら攻撃しようか・・・でも、セカンドサーブも凄いからな・・・とか。
考えながら、結局ブレイク出来ないと焦ってしまう。
それよりも、まず大事なのは「自分のサービスゲーム」じゃないですかね?
ブレイクされなければ、負けない
テニスの試合は、サービスゲームが交互にある。
だからこそ、しっかり自分のサービスゲームをキープしていかないといけない。
ブレイクすることばかり考えていても、自分がブレイクされたら意味がない。
つい、ビッグサーバー相手だと相手のサーブのことばかり考えてしまいがちですから、ここが疎かになってしまいがち。
錦織選手は、ここをよく理解している。
だからこそ、自分のサービスゲームのキープから優先して入る。
当たり前と言えば、当たり前のことかもしれませんが、私たちレベルの試合でもすごく大事なこと、です。
必ず、相手にもプレッシャーは効いて来る
お互いにキープが続いていけば、相手にもプレッシャーがかかる。
サーブが良い選手でも、自分がブレイクの芽が出て来ないと、気持ち良くサーブを打てなくなるんですよね。
ブレイクしないと勝てない、とどこかで思いながらサーブを打つようになりますから。
まず、こういう感情に相手を仕向けていくのがビッグサーバー対策としては大事。
自分のサービスゲームで、しっかり安定感を見せつける。
タイブレークに入ることも、覚悟して慌てない。
地味ですが、これが大事なビッグサーバー対策、試合への考え方です。
ファーストサーブの確率、サーブからのバリエーション
安定して80%台のファーストサーブ
これ、すごく印象的でした。
ご覧になっている方も、感じたと思います。
あえて少し威力を落として、ファーストサーブの確率を上げる。
そして、サーブ&ボレーも入れてバリエーションを増やす。
ビッグサーバー相手だと、自分もムキになってサーブを強打、結果的にファーストサーブが入らなくて崩れていく人、多いですよね。
特に、男性のみなさん。
どこかで自分もサーブで対抗しようとしてしまい、自滅する。
こういう選手は、せっかくブレイクしてもすぐに挽回されてしまい、結果的に勝てないでしょう。
なぜ、サーブ&ボレーを入れたのか?
これは、恐らくカルロビッチ選手の予測を外す為でしょう。
カルロビッチ選手は、錦織選手は自分のサービスゲームは「まずラリー戦に持ち込む」ことを優先して来るだろう、と考えていたはず。
それが、速攻性の高いサーブ&ボレー、も入れて来て少し予想外だったはず。
こういう小さい予想外なこと、が自分のサービスゲームに影響して来る。
あくまで憶測ですが、錦織選手はこの辺りも考えて自分のサービスゲームを工夫して入ったと私は思います。
リターンゲームでも、しっかりプレーさせることが大事
ビッグサーバーは、リターンゲームがあまり好きではない。
自分がサーブを打っているゲーム、の方が居心地が良いですからね。
だからこそ、しっかりリターンゲームでは相手にプレーさせる、自分のサービスゲームでは色々なプレーをさせる。
サーブ&ボレーを入れて、リターンも色々打たせる。
しっかり走らせる、体力も奪う。
リターンゲームを、アナタ自身のダブルフォルト等で簡単に与えてはいけない。
しっかりプレーさせること、を意識していきましょう。
アナタ自身にお勧めの作戦
1.ファーストサーブは、確実に入れよう
セカンドサーブを打つ、ダブルフォルトの可能性を減らすこと。
これがまず、大事です。
相手にブレイクの芽、希望を出来るだけ与えない。
ビッグサーバーのような相手は、リターンゲームでの組み立てはきっとバリエーションとして少ないでしょう。
多少威力は落としても、しっかり入れていくファーストサーブを意識しましょう。
2.色々なリターンを打たせよう
サーブが得意な選手は、リターンのバリエーションが少ない。
だから、サーブ&ボレーのような作戦が効いて来る。
考えさせること、を意識しましょう。
色々なリターンを相手に打たせることを、自分のサービスゲームで意識する。
これだけで、かなり相手のサービスゲームも乱れて来ると思いますよ。
3.タイブレークを恐れない
結果的に、タイブレークに突入することもある。
これを、アナタ自身大歓迎のスタンスでいきましょう。
キープ合戦なら、アナタ自身に流れがある。
本当に緊張感のある場面では、ビッグサーバーより自分の方が有利なんだと。
こういう準備も、試合前から自分の中で終えておくこと、が大事です。
サーブが良い相手だと、自然と自分にプレッシャーがかかる。
だからこそ、しっかりサービスゲームから考えて、相手にプレッシャーをかけていくこと、が大事です。
本当に調子が良い相手には、どうしようも無いゲームもありますからね。
じっくり、仕留め時を作って、狙いましょう。
アナタ自身のサービスゲーム、がまず鍵になります。
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