メンタル

心の弱さが、ミスになるのがテニス

テニスの試合で、ミスが多い。

練習だと入るボールが、入らない。

これは、アナタ自身の打つ時の心理状態、がいつもと違うから。

試合ってやっぱり、非日常の世界。

だから、つい自分の心の弱さが出て、手元が狂ってしまう。

それは、当然のことなんです。

 
 

相手が敵、になるのが試合

練習だと、仲間ですよね。

一緒に打ち合う、練習する仲間。

それが、試合になると敵になる。

大げさな話でも何でもなく、やるか、やられるかの世界。

テニスでは引き分けはなく、どちらかの選手が相手を蹴落として上がるしかないんです。

試合と練習、同じテニスでもここまで違って来る。

敵と相対するから、人は相手を恐れ、感情的になる。

だから手元が狂う、それが自然なんですよ。



ミスショットは、なぜ起きるのか

試合でのミス、色々な場面で起きると思います。

どちらかと言えば、記憶に残っているミスは「相手に触られたくない!」と思って、強引に打つショットの失敗、じゃないですか?

この、相手に触られたくない、という感情は実にテニスらしい。

自分の弱さ、がよく現れたショットだと思います。

練習よりも、少しだけコースを厳しく狙ってしまう。

グリップを強く、握ってしまう。

全ては、相手を恐れるからこそ、起きてしまう現象なんです。



一番怖いのは、敵じゃない

かつて、ナダル選手がこんな言葉を残しています。

「負けるのは怖く無い、怖いのは、負けを恐れている自分だ」と。

テニスの試合、本当にコレに尽きると思います。

恐れている自分、ほど怖いものは無いですよ。

一番怖い存在、はいつだって自分の弱い心。

弱い心をコントロール出来れば、自然とミスは減ります。

対戦相手を恐れ過ぎて、自分の力が出せていないこと、にまず気付くこと。

そこから、アナタ自身が一歩上のステージ、に上がっていけるはずです。



怖いのは、自分だけじゃない

相手だって、同じです。

同じ人間ですから、自分が怖い。

相手を恐れながら、試合をしている中でミスも出て来る。

テニスの試合で負けそうになると、「なんで自分はこんなに弱いんだ・・・」と、一人孤独に自責の念にさいなまれてしまう人、多いと思います。

そんな人ばかりですよ、試合では。

強そうにしている人だって、恐怖心と戦っている。

ただ、そのコントロールが上手いだけ、術を知っているだけ。

ココの差が、結局はスコア差になっているのがテニスの試合、だと私は思います。

   

技術的な問題、も当然あるでしょう。

でも、本当に練習で出来ていることが、試合で急に出来なくなる人は、「相手に触られたくない」という想いが強い可能性が大。

大丈夫です、触られても凄いカウンターが来る訳ではないですから。

もっと、楽にいきましょう。

怖いものは怖い、でも恐れてばかりいる自分、が一番怖いんだと。

これも言ってみれば、テニスを通じて成長出来るチャンス、ですからね。

ピックアップ記事

  1. 晴雨兼用のビッグパラソルは、テニス選手なら欠かせないアイテム
  2. 寒くなっても清潔感は保ちたい、テニスプレイヤーのみなさんに
  3. 真夏のテニスの試合に必要な、熱中症対策のマストアイテム5つ
  4. テニス部・テニスサークルとして勝てる集団になりたいなら、「スコアシート」は欠かせ…
  5. テニス選手として必要な、「オーラルケア」と栄養素について

関連記事

  1. テニス センス

    メンタル

    「こんな相手は嫌だ!」テニスの試合ではマナーを守りつつ、嫌がられることも大切

    試合の相手がこんなだったら嫌だ・・・って何?俺の場合は、う~ん…

  2. テニス メンタル

    メンタル

    「勝ちに徹するテニスが、楽しいと思えない」のは、自分が本気になるのが怖いから

    今回アンケートを実施させて頂く中で、厳しいご意見もたくさん頂きました。…

  3. テニス 観察眼

    メンタル

    「プライドが高い人」がテニスが上達しない理由について

    「プライド」っていう言葉は難しい。全く無いと競った試合で自分を…

  4. テニス メンタル

    メンタル

    胸を張れるかどうかが一つの基準になる

    「色々とご意見、ヒント、参考になるのですが、結局自分の正しいテニスが、…

  5. テニス メンタル

    メンタル

    テニスの試合中に、「不安で迷ったら積極策を取る!」と決めておくと、迷い無くプレーできる

    ゲームカウント4-4、30-40のセカンドサーブ・・・。アナタ…

  6. テニス 指導

    メンタル

    チャンスを活かせる人は、いつも気負い過ぎていない

    試合でチャンスを活かせる人。例えばたまにしか来ないようなブレイ…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. ダブルス

    ダブルスの試合で「後衛がワイドに打ったら、前衛は・・・?」の問題について
  2. テニス 準備

    サーブ

    セカンドサーブ、上に振り抜けば大抵は入る
  3. テニス サーブ

    ダブルス

    「テニスのダブルスの試合で、雁行陣から並行陣に移行する」ときに有効なクロスのアプ…
  4. テニス ストローク

    サーブ

    リターンで最初から下がっている相手に、深く強打のサーブは無意味
  5. テニス ボレー

    シングルス

    負けないシングルスプレイヤーになる為に、テニスで身に付けておきたい4つの技術
PAGE TOP