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今年のグランドスラム、男子シングルスはまさにジョコビッチ選手の独壇場でしたね。
全大会で決勝に進出し、そのうち3つで優勝。
その強さの背景には、皆さんご存知の通りあの圧倒的なフットワーク力があります。
試合で勝ちたいと考えている人には、全て真似はできなくとも参考にして、活かしていきたい要素がたくさんあります。
ジョコビッチ選手に見る「シングルスでのコートカバーリング」の技術4つ
1.相手を凌駕する圧倒的かつ効率的な持久力
何と言っても、テニスのベースに必要なのは持久力です。
このサイトでは、できるだけ効率的にテニスの試合で勝つ方法を提案してきましたが、上のレベルになればベースとなる持久力は必要不可欠。
持久力には調子の波が少なく、「持久戦」という武器を持って試合に挑むことができます。
テニスで粘れる、ということがどれだけ試合で効果的かはアナタ自身も理解しているはず。
ましてや、アナタの相手はプロ選手では無いので、しっかりしたトレーニングをすれば必ず相手を凌駕できます。
2.ボールの対空時間の使い方で、ペースをコントロール
ジョコビッチ選手はストロークの球種が非常に多彩です。
回転系、フラット系で非常にメリハリがあり、特に守備に回って凌ぐときの空間の使い方が上手い。
自分がしっかり戻る時間を稼ぎつつ、相手に攻撃されないような「高さ」を出しています。
当然相手選手はネットに出て狙ってきたりもしますが、そこはフラット系のパッシングショットを備えておく。
この2段構えは、アナタのシングルスの試合でも非常に有効でしょう。
3.滑りと股関節の柔らかさを活かしたスライスでの凌ぎ
トレーニングが必要になりますが、股関節の柔らかさはテニスにおいて守備力を高めてくれます。
ジョコビッチ選手ほど両足が開かなくても、50cm横に伸ばせるようになるだけで、相手はより厳しいところを攻めていかねばならなくなり、アウトを誘うことができます。
腕を伸ばして拾う技術が身に付けば、意外と返球できるボールはテニスでは多い。
そして「拾える選手」という意識付けが相手にできれば、それはアナタの立派なアドバンテージになります。
お風呂上りに10分、股関節のストレッチを毎日やってみましょう。
試合に勝ちたければ。
4.「自分」という選手のブランディングを意識したことはありますか?
ジョコビッチ選手というと、どんなイメージですか?
まじめでミスが少ない、でもどこかおちゃめで、周りの選手のモノマネをしたりして、愛される。
負けず嫌いだけど、自分がまけた勝者はしっかり賞賛する。
自分が勝者になっても、相手への敬意を忘れない。
アナタ自身、周りのテニス仲間や対戦相手から、どのように思われているでしょうか?
「この人と戦いたい、練習したい」というイメージを持たれていれば、テニスの上達にこれほどの助けは無いでしょう。
選手としてのブランディングは、一般のプレイヤーにも必要なことです。
立ち振る舞いから考え方まで、良い機会ですので見直してみると良いでしょう。
プロテニス選手は、雑誌でみるように技術で参考にするべき点もたくさんあります。
しかし、やはり実際に試合で使うには難しい技術も多い。
それよりも、フットワークや生き方、考え方に眼を向けてみると面白いものです。
アナタ自身で、まだまだ埋もれている名選手を発掘してみて下さいね。