テニス メンタル

戦術

今までの常識では無い、常識を発達させよう

今朝のサッカー日本代表の試合、ご覧になっていた方も多いと思います。

私も、ガッツリ起きて観戦していました。

色々と感じるところ、はありますし、悔しい想いもたくさんあります。

でも、やはりこういう機会でしか得られないもの、感じられないものを、これからどう活かしていくのか。

これに尽きる、そしてそれは、私たちのテニスにも深く関係してくることだと思います。

 

今までの常識では無い、常識を発達させよう

 


 

1.今出来ること、をやり切ること

試合後の、長友選手のインタービューが印象的でした。

「やることはやったので、胸を張って日本に帰りたい」と。

前回の大会でインタビューを抜けて号泣していた選手が、ここまで言えるような大会を過ごしたこと。

これは、すごく価値のあることだと私は思います。

私たちも、日々テニスの試合に出る中で、本当に出し切れているのか。

それは、ただ疲労困憊すれば良い、という話ではありません。

自分のテニスを、やり切ること。

これが出来るかどうか、は実力は関係ない、意志の強さと準備力、しかないんです。

 

2.やり切ったからこそ、次への改善が出来る

テニスでも、同じだと思います。

しっかり自分で、やり切った、出し切ったと思えれば、改善が出来る。

練習しても上手くならない、試合にも強くなれない人は、出し切れていないと自分で分かっている。

どこかで、出し惜しみしている方が、余力を残しているみたいで安心出来るから。

自分を出し切るって、相当な覚悟が無いと出来ないですよ。

真剣勝負、それも格上相手の選手に出し切ることが出来れば、きっと改善の種も同時に見つかるはず。

どこかで加減したり、出し惜しみしている人は、うわべだけの改善しか出来ない。

その意志も弱い、選手がほとんどでしょう。

 

3.試合後に本気で悔しい、という想いを最近しましたか?

私自身、胸に手をあてて考えてみました。

ピッチ上で泣き崩れる選手たち、恐らく今大会でピークを迎えた30歳前後の主力の選手のみなさん。

4年に1度、しかも1発勝負、そこに懸けてきたからこそ、悔しさがこみあげて来る。

こういう経験、私たちは出来ているだろうか。

勝っても負けても、また翌週、翌月には試合。

たくさん開催している草トー、毎年ある区民、市民大会、もちろん全て大事な試合です。

でも、負けることに悔しさを感じられるかどうか、は本人にしか分からない。

悔しくない、ことは無いのですが、本気で悔しい想いが出来ているのか、は常に自分に問いかけていかないと。

戦うステージは違いますが、私たちも1人のテニス選手。

そこに、誇りを持って日々挑んでいくこと、が大事ですね。

 

4.今までの常識は、過去のもの

私自身、今回すごく痛感したことがあります。

今までの常識、にとらわれ過ぎてはいないか、ということ。

それはテニスのプレー、考え方、このサイトの在り方、全てにおいて、です。

今大会の日本代表は、監督交代もあり色々と型破りなことも多かった。

それを批判されることも、多くありましたね。

でも、それは私たちが今までの常識、で考えて見ているからでしょう。

大事なのは、常識を、発展させていくということ。

プレーのスタイル、技術の向上、全てにおいて、根本から発達させていかないと、本当に強い相手を凌駕することは難しい。

サッカー日本代表のイレブンと、一緒に戦っているつもりで見ていると、自然と自分に対する危機感のようなものが生まれて来た気がします。

それだけでも、遠くロシアの地に、ありがとうを伝えたい。

ぜひ、胸を張って、日本に帰って来て欲しいです。

 

勝負の世界ですから、必ず結果は出ます。

でも、その先に、本当に大事な結果というものがある。

試合に負けたことは、恥ずかしいことでも何でもない。

そこで何も感じない、発達させることが出来ないことが、恥ずかしいことなんだと。

これからも、私自身目の前の1試合ずつを大切に、戦っていきたい。

と同時に、みなさんのテニスにも、責任を負いたい。

読んで頂いているみなさんを、強く、たくましいテニス選手にしていきたい。

その強い決意、のきっかけとなった試合として、私はこの日本対ベルギーの試合を、生涯胸に刻んでいきます。

ピックアップ記事

  1. テニスラケット ピュアドライブの新作は、「攻撃的な大人のテニス」に最高の武器にな…
  2. テニスの壁打ちをする場所が無い・・・人は、「リバウンドネット」を設置してみない?…
  3. 「最近使い始めた、ホワイトボードみたいなのって何ですか?」のご質問
  4. テニスの試合で「足裏の皮膚が荒れてしまう方」にオススメな、皮膚保護専用クリーム「…
  5. 多動力こそ、これからの時代のテニス選手に必要だと思う

関連記事

  1. テニス メンタル

    戦術

    強い相手を前にして、アナタが出来ること

    ウィンブルドンの準々決勝の試合、ご覧になっていた方も多いかと思います…

  2. テニス 練習

    戦術

    相手のミスがこのまま続く、とは思わないこと

    私たちは、つい期待してしまいます。序盤のリード、このまま相手が…

  3. テニス 指導

    戦術

    テニスの試合前にエネルギーを溜めて挑む、ために必要な準備7つ

    テニスの試合前、開始30分前くらいの時間。ここを、どう過ごすの…

  4. テニス 戦術

    戦術

    プレッシャーが比較的少ない、テニスの試合の序盤にやっておくべきこと4つ

    試合は序盤、中盤、終盤と、気が付けばどんどん進行していく。自分…

  5. 戦術

    なぜ試合では、「予測が外れること」が大事なのか

    試合の中では、駆け引きと予測が大事。これは何度も、書いて来ま…

  6. 戦術

    テニスの大会で、「勝って当たり前と思われる試合」に勝ち切るために必要な要素4つ

    アナタ自身、成長してくれば当然、大会でもシードがつく。挑戦する…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス サーブ

    ダブルス

    ポーチのコースの打ち分けは、センターラインを超えるかどうかで決める
  2. テニス ストローク

    ストローク

    テニスの試合で「スライスの山なりなボール」は、意外とストロークの返球で苦戦する
  3. テニス スマッシュ

    スマッシュ

    スマッシュを冷静に決めるには、「相手が予想して動いても、慌てないこと」まで意識し…
  4. テニス ストローク

    スマッシュ

    クロス方向へのスマッシュは、スライスサーブの延長で打てば大丈夫
  5. テニス ダブルス

    ダブルス

    ダブルスの試合、不安になったときに助けてくれる言葉30
PAGE TOP