テニス ストローク

戦術

夏場の試合に必要な、体力温存策5つ

夏場のテニスの試合は、過酷そのもの。

1試合だけでもキツイのに、2試合、3試合とどんどん相手は強くなっていく。

いかに、初戦から上手く体力を使うのか、はすごく大事なキーワードになります。

それは、温存という意味もありますが、実は結果的に効率的にポイントを取得していく、良いテニスになる可能性も高い。

夏場のテニスこそ、頭脳戦でいきましょう。

 

夏場の試合に必要な、体力温存策5つ

 


 

1.ファーストサーブを入れる

間違いなく、テニスの試合で一番疲れるのはセカンドサーブです。

これを打つから、体力的にも精神的にも疲れていく、疲弊していく。

サーブ&ボレーする方は、前方向へのダッシュも毎回やり直すの、結構辛いですよね。

だったら、ファーストサーブを入れましょう。

多少威力を落としても、夏場ではセカンドサーブを出来るだけ打たない試合運び、が基本大事です。

 

2.ネットに出る

これは私の作戦ですが、後ろで走り回ったり、浅いボールを追いかけるのは、夏場は辛い。

だったら、自分から前に出て、勝負をかける。

決して焦っている訳ではなく、動かなくても打てる、相手のプレッシャーになる動き、が出来るのがネットプレーなんです。

浅いボール、も怖く無いし、ロブは少し下がり目で待てば良い。

とにかく、夏場こそ前で勝負することを私はお勧めします。

 

3.相手を前に走らせる

通常のストロークラリーの中から、上手く相手を前に出させる。

これが、テニスでは非常に効果的です。

特に夏場、前にダッシュするとテニスは異常に疲れますからね。

出来るだけ、相手を前に走らせるテニスをしたい、と考えるのは有効な体力温存策。

ぜひ、ドロップ系のショットを磨いておいて下さい。

 

4.サインプレーを多用する

ダブルスなら、私はこれを使います。

ポーチでチェンジ、のような作戦、夏場は早くポイントを終えることが出来て有効です。

決まらなくても、相手が警戒してミスしてくれる可能性も高い。

前衛が動く、後衛がサーブをコントロールするだけで、かなり体力を温存出来るはずですよ。

 

5.スライスショットを使う

スライスの何が良いのか。

それは、力を使わないで打てるところ、です。

スピンのように下から上に振るスウィングは、重力に反する動きですから、やはり厳しい。

夏場に体力を消耗した後だと、ラケットが重く感じることもありますからね。

その点、スライスは上から入れる。

上にセットして、下方向への力で打てるので、何球打っても疲労が溜まりにくい。

シングルスの試合で戦うみなさんには、特に必要なショットでしょう。

 

細かい部分ですが、いかに効率的に戦うのか、を考えておく。

そうすると、ムダに体力を使うことも少なくなりますし、冷静に試合を運べるようになるでしょう。

温存するテニスは、効率的で、私たちが目指すテニスに近い。

とはいえ・・・真夏のテニスは危険ですから。

無理しない範囲で、頑張りましょうね。

ピックアップ記事

  1. 体幹の筋力アップに、意外とリーズナブルな「シットアップベンチ」を1台どうですか?…
  2. 暑くも寒くも無い時期には、「アームカバー」で体温調整を
  3. 一人でも出来る、テニス選手に必要なトレーニングで鍛えよう!
  4. 【ご協力をお願いします!】テニス動画・プロ選手に関するアンケート
  5. スピンサーブ習得の秘密兵器に、「スピンサーブマスター」を使ってみない?

関連記事

  1. テニス メンタル

    戦術

    テニスの試合では「劣勢のときこそ、焦ってはいけない」その理由5つ

    テニスの試合で、大逆転が起きる時。それって、どんな時でしょうか…

  2. テニス ハードコート

    戦術

    テニスの試合では、「強い相手にこそ、先に仕掛ける」意識が絶対必要です

    テニスの試合、強い対戦相手との試合は避けて通れない。いや、これ…

  3. テニス メンタル

    戦術

    何かを変える時期は、とことん結果を無視すること

    自分のテニスを、思い切って変えること。この重要性は何度も書いて…

  4. テニス 試合

    戦術

    「負けたはずの試合」を勝ちに結び付ける、為の武器を君はテニスで持っているか?

    テニスの試合は、短期決戦。1セットマッチの試合なんて、ぼーっと…

  5. テニス 構え
  6. 戦術

    4ポイントのシナリオ、を意識してみよう

    テニスのゲームは、1ゲームを取るのに4ポイント。15、30、…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス リターン

    ストローク

    「パッシングショット、試合で使える自信ありますか?」テニスのシングルスの試合で必…
  2. 戦術

    技術が無い選手こそ、躍動するポジショニングが必要
  3. テニス スライス

    スマッシュ

    「50cm以内のアウトのロブ」はスマッシュを打つ!で、試合に挑もう
  4. テニス ストローク

    その他

    「上手い選手のここを見ておけっ!」ポイントを絞れば、テニスは観察・実践で上達が早…
  5. テニス サーブ

    ダブルス

    ポーチのコースの打ち分けは、センターラインを超えるかどうかで決める
PAGE TOP