戦術

いつも必死の形相でボールを打つ人に、勝てそうな雰囲気は生まれない

最近は、みなさんもテニスを動画で見る機会が増えましたよね。

私が学生時代のころは、それこそ雑誌が中心。

プロ選手の連続写真を見ながら、「上手い人は、なんて涼しそうな顔して打ってるんだ・・・」と、衝撃を受けたのを覚えています。

でも、この感覚が今になって分かるんです。

ずっと必死の形相、そりゃ勝てないですよ。

いつも必死の形相でボールを打つ人に、勝てそうな雰囲気は生まれない

1.あの、フェデラー選手の涼しそうな顔

まるで、何事も起きていないかのような表情、ですよね。

ボールをインパクトする瞬間も、表情が変わらない。

これって、すごいことだと思います。

私自身、試合で力んでいると感じたら、表情から変えてみる。

相当意識しないと、変えられないですからね。

表情を変えることで、実はテニスもプレーが変わって来る。

必死の形相って、やっぱりずっとそれだと勝てる雰囲気無くなると思うんです。

2.激しい表情の時は、息を止めている感じ

だと思います。

テニスでリラックスして打ちたいなら、少し息を吐きながら打つくらいで良い。

でも、力んでしまうと息を止めて、必死の形相になる。

もちろん、たまにそういうポイントはありますよ。

必死で喰らい付く時、も試合では必要。

でも、試合の最初から最後、までずっとその形相だと、顔の筋肉だって疲れますよね。

表情をコントロールして、自分の心を整える。

その余裕、のようなものは、自分で作っていかないといけないんです。

3.余裕を作る、という意識を持とう

「でも、自分のテニスはまだまだだし、余裕なんて持てない」という方が、多いと思います。

その謙虚な気持ちも大事ですが、試合では相手と戦わないといけない。

どこかで、自分で無理やりにでも余裕を作らないと、意識を相手に向けられないですよね。

観察が出来ない、余裕が無い人は、ずっとそのまま試合が進んでいく。

自分の表情に気付いて、真顔に戻してみる、時には、笑ってみる。

この小さい所作から、流れは変わっていく。

それがテニスの試合です。

4.ボールは打つのではなく、包み込む

思い切り打つ、という感覚だと表情もこわばりますよね。

私も試合でミスが多い時には、ボールを打つという意識を止める。

何だか、敵対しているみたいじゃないですか、ボールとも。

打つのではなく、包み込んであげる。

そして、力の向きを変えてあげる。

そんな意識だと、自然と表情にも冷静さが出て来ますからね。

必死の形相の自分に気付いて、「そんな怖い顔して、テニスするなよ」と言ってあげる。

どうでしょう、少し試合の中で、使えそうなアイデアじゃないですか?

実際、試合では苦しい場面の連続。

だからこそ、自分でどうコントロールするかです。

必死の形相、は試合の後半、勝負所に取っておきましょうよ。

それまでは、涼しい顔で、少しの笑顔を入れながら試合を進めていく。

これで良いと思います。

ピックアップ記事

  1. テニス選手として必要な、「オーラルケア」と栄養素について
  2. 男子シングルスの試合を戦い抜くなら、大量発汗にも耐えうるタオルチョイスを
  3. テニス選手の熱中症・痙攣対策に、ミニクーラーボックスは必需品!
  4. + POWER CUP について
  5. フットワークを磨きたい!なら、足指トレーニングは欠かせない

関連記事

  1. テニス メンタル

    戦術

    「挽回っ!」という言葉だけ出す癖、負け癖への第一歩

    テニスの試合会場でよく聞く言葉。ダブルスの試合で、ペアと一番掛…

  2. テニス メンタル

    戦術

    テニスの試合で対戦していて、「あまのじゃくタイプ」の選手と分かれば怖くない

    対戦相手で、アナタはどの程度特徴を掴んでいるでしょうか?タイプ…

  3. テニス スマッシュ

    戦術

    ストロークとボレー、どっちで対抗していく?という話

    テニスの試合、ラリーになったらボレーかストローク。これで、相手…

  4. テニス メンタル

    戦術

    試合の流れが悪いときに、実践したい5つのこと

    1セットマッチの試合でも、試合の中で良いとき、悪いとき、は必ずあります…

  5. 戦術

    挑戦企画を通じて、感じること

    すっかり更新が滞ってまして、失礼致しました…。今回は、先日の…

  6. テニス フットワーク

    戦術

    テニスの試合では、「変化は自ら興す」ことで試合に勝てる選手になれる

    「相手の調子が良かったから、負けました」「自分の調子が悪かった…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス メンタル

    シングルス

    なぜテニスのシングルスの試合は「序盤が全て」なのか、そしてその対策を考えてみる
  2. テニス ストローク

    ストローク

    「下半身を使ったストローク、よく分からない…」人は、まず骨盤を意識して反応させて…
  3. テニス ダブルス

    その他

    「試合前の5分間のウォーミングアップ」で確認しておくべき、相手の特徴4つ
  4. テニス 錦織圭

    その他

    私が改めて考えてみる、「錦織選手の強さは何か?」を紐解く7つのポイント
  5. ダブルス

    サーブ&ボレーの相手に、スライスでチップ&チャージ!
PAGE TOP