テニス メンタル

メンタル

強敵への勝利は、薬にも毒にもなる

昨日の日本の勝利、ご覧になった方も多かったと思います。

私も観戦していて、感じたこと。

それは、サッカーの試合のテニスに通ずるものが、たくさんあるな・・・と。

もちろん、勝ったことは嬉しいし価値のあること。

でも、大事なのは、この後ですよね。

この強敵への勝利、の後に自分たちのサッカーを貫くことが出来るのか・・・が、一番のポイントです。

 

強敵への勝利は、薬にも毒にもなる

 


 

1.自分たちを、見失いかねない怖さがある

テニスの試合でも、そうじゃないですか。

シード選手と対戦して破った後に、人が変わったようにおかしくなる人。

「本当にあの人に勝ったの?」と周りが思うほど、急に変わり出す。

これは、テニスでもよくある話です。

昨日コロンビア戦に勝ったことで、日本チームは何を得たのか。

勝ち点3、だけじゃない。

周りからの期待や、自分自身へのプレッシャー、を得てしまったということ。

これは、本当に薬にもなるし、毒にもなる。

私はそう思います。

 

2.強敵に勝ったからこそ、次に真価が問われる

テニスの試合でも同じです。

次、が勝負。

相手も、日本という国を認めて、本当に全力で来る訳ですからね。

11人対11人、の時間って昨日はほとんど無かったのに、今度の試合ではその時間が長い。

初戦では上手くいっていたことが、急に出来なくなることも多くなるでしょう。

そこに、しっかり慌てないでプレー出来るかどうか。

テニスでも、「なんで・・・こんなはずじゃ・・・」と思い出したら、もう負けが近い。

サッカーの試合を観ていても、勉強させられることは本当に多いですね。

 

3.運を引き寄せる、掴んで離さないのが短期決戦の原則

どんな大会でも、始まりがあり、終わりがある。

昨日のコロンビア戦は、色々な局面で運も日本に味方した、のかもしれません。

でも、その運を引き寄せるのも当然、実力あってのことです。

香川選手のシュートだって、しっかり枠内に飛んでいたと判断されたから、相手に厳しい判定が下った。

こういう運を、しっかり掴んで離さない。

短期決戦では、乗っているうちに勝ち進んでしまう、そのず太さみたいなのも、求められると私は思います。

そのためにも、「今のは運が良かった!でもそれも、自分の実力」と思えるように、普段から意識をコントロールしておく必要がありますね。

 

4.テニスこそ、運の要素も求められる競技

だって、考えてみて下さい。

テニスは、半分は相手が打つ。

全てのラリー、自分ばかり打つことは出来ないんです。

サッカーのように、ボールをキープして回すことは出来ない。

相手が打つ限り、その精度によってポイントや勝敗が決まる部分は、自然と大きくなりますからね。

相手の調子を乱したり、ミスを誘ったり・・・色々な要素、が「自分以外」のところである。

だからこそ、です。

強敵に勝つことだってあるけど、その成果をどう受け止めるのか。

自分で薬にしていくのか、知らない間に毒されていくのか。

全ては、アナタ次第、です。

 

いやでも、嬉しかったですね!

すごく勇気をもらったのと、私たち自身、テニスでもしっかり強敵に立ち向かっていこうと。

周りから何かを言われても、信念をもって準備する。

サッカー日本代表が教えてくれたこと、私たちもテニスで活かしていきましょう!

ピックアップ記事

  1. ラジオ番組、始めました!
  2. テニスの壁打ちをする場所が無い・・・人は、「リバウンドネット」を設置してみない?…
  3. いつからヨネックスのシューズは、こんなにカッコ良くなったんだろう
  4. 暑い夏のテニスの試合に備えて、瞬間冷却パックの準備は欠かせない
  5. テニスのコーチ、指導者の方にオススメしたい、「ボトムアップ理論」の名著

関連記事

  1. テニス メンタル

    メンタル

    試合が終わっても、アナタのテニス選手としての仕事は終わってはいない

    私はすごく、感じることがあります。テニスの試合で、「あ、この人…

  2. テニス メンタル

    メンタル

    取れそうで失ったゲーム、を試合で引きずってはいけない

    客観的に試合を見直してみて、アナタが気付いて欲しい点。それは、…

  3. テニス メンタル

    メンタル

    テニスの試合とはボールを打ち合うものではなく、主張と主張をぶつけ合うもの

    テニスの試合、何が面白いのか・・・。私は技術的なこと、よりも戦…

  4. テニス ボレー

    メンタル

    緊迫した試合終盤に、参加できるかどうか?が肝になる

    試合の終盤、私は選手は2つに分かれると思います。1つは、積極果…

  5. メンタル

    1人が県大会にいけば「必ず2人目、3人目が出てくる」のがチームテニスの良いところ!

    「テニスは個人スポーツだし、チームで練習しなくても良いのでは?」…

  6. メンタル

    試合に負け続ける人に共通する、3つのこと

    テニスの試合に、勝つ、負ける。これは、何もテニスコートだけで起…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. ストローク

    ラケットが一番加速するところで打つのが、ストロークの基本
  2. テニス サーブ

    サーブ

    トスアップの位置、普通に「自分の前に上げる」だけだとなぜダメなのか?
  3. テニス 練習

    リターン

    「セカンドサーブを叩ける」相手には、ペアで息を合わせて!
  4. テニス フットワーク

    サーブ

    サービスゲームの基本、「サーブを打つ前に、相手リターンの位置」は必ず確認しよう
  5. テニス ストローク

    リターン

    並行陣を崩すには、ファーストボレーをさせるところから
PAGE TOP