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テニスの試合に初めて出るときは、誰しも緊張するもの。
なるべく周りに迷惑をかけないように・・・と考えても、知らない言葉が出てくると不安になってしまうもの。
そこで今回は、テニスで使う用語の中でも、実際に初めて試合に出たときに使われるであろう用語をピックアップ。
「基本のき」から、試合に慣れている方も改めて確認してみて下さい。
※大会ごとにルールが異なる場合もありますので、実際は必ずレフェリーの人や他参加者の方に聞いて確認してください。
「今さら聞けない・・・」テニスの試合で必要な用語をまとめてみました
1.オーダーオブプレイ
コート毎の試合進行表です。
本部に掲示される機会が多く、また大きな大会ではネット上の公式サイトでも更新されます。
試合に出る人、観戦する人も、これを見ればどこコートで誰が試合をやっているのか。次はどの対戦が入るのかが分かります。
2.試合の控え
いわゆる、「次の試合」という意味で使われるケースが多い用語です。
「5番コートの控えに入ります」と言わたら、5番コートの今やっている試合が終了すれば、その次の試合がアナタの試合ということです。
本部に呼ばれて控えに入ったら、すぐにそのコートの進行状況を確認しておきましょう。
3.シングルスポール(シングルススティック)
シングルスの試合に出るときには、ネットのポール近くにシングルススティックを立てる必要があります。
シングルスラインから、チェックが入っている距離まで測り、その距離でスティックを立てます。
ダブルスの試合では必要ありません。
この設置方法は慣れないと難しいので、もし自信が無ければ対戦相手かレフェリーの人に頼むと良いでしょう。
4.セルフジャッジ
ほぼ一般の大会は全て、自分たちで審判の役割も担う「セルフジャッジ」です。
学生の試合では審判が付くケースもありますが、カウントだけコールするケースも多く、これも一つのセルフジャッジになります。
またジャッジだけでなくサーバーの人がカウントをコールするのも大切。
お互いに気持ち良く試合ができるように、ジャッジできる力・視力も磨いていきましょう。
5.レフェリー、ロービングアンパイア
大会全体をコントロールする立場にある、主に主催者が担う役割です。
セルフジャッジで揉めたケースや、またフットフォルトなどセルフジャッジで指摘し辛い反則をチェックする為に、コートを周るケースも多いです。
もし大会で疑問点などあれば、遠慮せずレフェリーの方に聞いてみるようにしましょう。
6.コンソレーション
大会のトーナメントの初戦、または準決勝までの敗退者を対象とした「練習試合」の意味合いで使われる用語です。
アナタがもし初戦で負けてしまっても、悲観せずにこのコンソレーションにエントリーして経験を積むことも大切。
形式は大会により様々ですので、これもレフェリーの方に聞くか最初の説明の段階でしっかりチェックするようにしましょう。
7.試合前のトス「アップ or ダウン」
試合前にサーブ選択権を決める「トス」。
コイントスであれば表と裏、またはナンバー or フラワー、という形で選ぶのですが、一般のテニスの大会では「アップ or ダウン」がメジャーな言い方。
またはスムース or ラフ、という言い方をするケースもあります。
どちらもアップとスムースが「表」、即ちラケットのグリップエンドをチェックしたときに、正規の向きになっているケースです。
基本的には相手コートの側で、ラケットヘッドを下にしてクルクル回すようにして行います。
これも、試合前にしっかり回るように、練習しておくと良いでしょう。
8.タイブレーク
ゲームカウントが6-6となった際に決着を付ける、テニス独特の特別ルール。
交互にサーブを打つ形で、先に7ポイントを選手した方が勝ち。
6-6となった際には、2ぽいんと差がつくまで進行します。
細かいやり方の説明は、ここでは省かせて頂きます。
ご自身で調べたり、周りの人に聞いて練習しておきましょう。
9.ノーアドバンテージ制度
40-40になった際に、デュースにならずに1本勝負でそのゲームに決着を付ける方法です。
サイドはリターン側が選択可能。
草トーナメントではよくあるルールですので、しっかり確認しておきましょう。
デュースかと思ったら、実はノーアドでゲームを取られた・・・なんてことが無いように注意です。
10.ニューボールとセットボール
最後に、基本的なことですが試合で使うボールについて。
ニューボールを一度でも使用すると、それは「セットボール」と呼ばれます。
コンソレ―ションはセットボールで行うケースも多いので、必ずどのボールで行うのかを確認するようにしましょう。
テニスというスポーツは、独特な用語が多く用いられます。
実際に試合で使う用語は限られていますから、しっかり覚えて自信を持って試合に臨めるように、慣れるまではメモ帳などを使って自分でまとめてみると良いでしょう。
これから始まる全米オープンも、こういった用語に着目して観ると、早く覚えることができて便利です。
試合でしっかり実力を発揮できるよう、頑張って覚えましょう!
■意識して覚えて、どんどん言葉にして使っていきましょう