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今の練習に、疑問を感じている方。
部活やサークル、テニススクールで頑張ってはいるけど、成長が感じられない・・・方は、そろそろ次の段階、かもしれませんね。
テニスというスポーツこそ、私は練習の質が大事だと思っています。
当たり前じゃないかと思うかも知れませんが、今回はその点について。
冬休み、年末年始と、時間が取れる時期はある意味危険なんです。
「量から質へ」今、アナタの練習には改革が必要です
1.練習時間は長ければ長いほど、「やってやった感」が出てしまう
私自身も、そうです。
何時間、何百球、と打ったことで満足してしまう。
もちろん、基礎固め、自信作りで徹底的に長くやる練習はあって良い。
でも、定常的な練習がただの長時間練習、になってしまうことって、実は怖いんです。
大したことをやっていない、頭を使っていなくても、「やってやったぞ!」という感じが出てしまう。
自分で満足して、時間に比例するような成長はしていない。
そう感じること、がまずはスタートです。
2.疲れた中での集中力維持、出来てますか?
強い選手は、試合でも後半に強い。
疲れてきても、ボールの精度が落ちない、自分をプッシュして走り切ることが出来る。
こういう選手、になる為に練習しているはずなのに、集中力の維持はみなさんどうでしょう?
疲れると、そのままミスも増える。
ボールを拾う時間が増えて、コートにいる時間は長いけど、打っている回数はそうでもない。
結果的に、試合で活きる体力が身に付いていないケースも多いと思います。
疲れたときの集中力維持の練習、私は工夫が必要だと思いますよ。
いかに緊張感高く、相手と心理戦の勝負を挑めるのか。
自分だけ集中出来る、というよりは、仲間全体で集中していける環境にしていかないと、良い練習にはなりません。
例えば動画で記録したり、周りの選手がしっかり見て声掛けしたり、テーマをハッキリさせてみる。
レベルに限らず、集中力を維持する練習は、チーム全体の機運が高まらないと難しいのが現実です。
それでは強くなれない、のはもう明らかでしょう。
3.練習時間が長いと、怪我も増える
これは、疲労+集中力の欠如、が問題だと思います。
怪我するときって、何となくそういう雰囲気があるんですよ。
その人にも、練習しているチームの中にも。
ダラダラと、長時間、集中力が必要無い練習をしている。
こういうときに、人は怪我をしやすい。
長時間練習、よりも質を求める練習に変えていかないと、これからも怪我人も増えると思います。
みなさんも、自分だけでなく思い当たる節はありませんか?
4.質への改革は、自分を知るところから
まず、自分を知りましょう。
今まで、どういう練習を何時間、どういうメンバーでやって来たのか。
その成果はどうだったのか。
ここから、まずはスタートです。
私もテニススクールでコーチをしていた頃、前の週の練習内容を自分で記憶し、当日踏まえている生徒さんなんて、ごくごく少数、でした。
だからこそ、アナタはチャンスなんです。
練習に質を求めること、に舵を切る。
この決断があれば、きっとまだまだ強くなるはずですから。
練習は、与えられるものではありません。
自分で考えて、決めて、実行していく。
もちろん、部活やサークルでは自分のやりたいこと、だけが出来るとは限らないでしょう。
ですが、「どう考えるのか」「提案して、説明する」こと、は出来るはず。
やるかどうか、勇気を持てるかどうか・・・は、アナタ次第です。