テニス メンタル

戦術

学生テニス、ベテランテニス、の境目は無くなってきている

目次

最近改めて、感じることがあります。

きっと、昔よりも、学生やベテランの境目って無くなって来ている、と。

もちろん、全体としての傾向は今も昔も変わらないでしょう。

ですが、これだけラケットやガットが進化している今、どちらのカテゴリの選手のプレーも幅が広がっている。

私は、そう思います。

 

学生テニス、ベテランテニス、の境目は無くなってきている

 

1.ベテラン選手の、ストロークが・・・凄い!

もう20年くらい前ですが、年齢別の試合を観た頃のこと。

ほとんどの選手がスライス主体、なストロークでした。

でも、今は違う。

しっかり回転量の多いスピンストローク、を打つ選手が、年齢が上のカテゴリでも増えたように思います。

振り切れるラケット、飛ぶフレームに柔らかく肘への負担が少ないガット、が今はサポートしてくれますからね。

バックハンドでも、しっかり両手で振り切る女性のベテラン選手も多い。

私はすごく、良いことだと思っています。

 

2.学生の方が、あまり変化が無いかも・・・

若い学生選手は、どうか。

こちらはあまり、変化が少ないかも知れませんね・・・でも、私たちの頃よりも圧倒的にストロークの安定感が凄い。

みんな、ストローク力のレベルは一定して高い、そんな印象です。

でもそんな中で、最近はネットプレー、片手バックハンドのプレイヤーも増えて来ましたし、また多様性が増してきたように思います。

ロブを多用する学生男子ダブルス、も健在・・・ですが、まだまだ使える機会は多いはず。

インターネット動画で今では、簡単にトップ選手のプレーを見ることが出来る時代。

だからこそ、技術的に上手い選手は多い気がします。

ですが、ちょっと画一化されている感じは否めない、そんな感じがするのが最近の学生テニス界でしょう。

 

3.もっともっと、異世代で対戦して欲しい

市民大会でも、たまに見ますよね。

ベテランの有名選手と、地元の学生選手の戦い。

これこそ、私は一般テニスの醍醐味だと思いますよ。

特に、ダブルス。

細かい技術で、学生テニスを翻弄するベテラン選手に、まだまだ頑張って欲しい。

そして、そのテクニックを打ち破るショットを、学生のみなさんには磨いてほしい。

日本全国で、こういった戦いが色々なレベル、カテゴリで行われるようになれば、テニス界ももっと盛り上がるはず。

ぜひ、みなさんも「違う世代との真剣勝負」の場を、意識して作って欲しいんです。

 

4.境目を作っているのは、自分自身である

こういう記事を書いたのも、私自身がそれで成長してきたから。

中学・高校時代に学校にテニスコートが無かったので、嫌でも外で大人の方やベテランの方とプレーする機会が増えました。

私自身、この経験こそが今の礎になっている、と思っています。

まぁ、当時は嫌だと感じたことも多かったですけどね。

でも今となってみれば、本当に良い経験が出来た、テニスの境目なんて無いんだなと、感じることが出来ました。

もしかしたら、アナタ自身自分で境目、を作ってはいませんか?

学生は学生と、社会人は社会人と、ベテランシニアの方はベテランシニアの方と、するテニスだけがテニスじゃない。

もっともっと、違うカテゴリとの接点を増やす。

そうすることで、私はもっとみなさんも成長出来ると考えています。

 

年齢やカテゴリで境目が無くなってきたこと、私はすごく良いことだと思ってます。

でも、それを感じられるかどうかもアナタ次第。

「来年は、違う環境でも頑張りたいな・・・」と思っているみなさんは、ぜひ相手の年齢カテゴリを変えてみて下さい。

きっと、勝てないことも増えるでしょう。

ですが、その先に成長した自分、が必ずいるはずですから。

ピックアップ記事

  1. 汗でグリップが滑りやすい人は、「Prince Grip Plus」がオススメ
  2. 暑い夏のテニスの試合に備えて、瞬間冷却パックの準備は欠かせない
  3. 急な怪我でも安心!準備しておきたい応急処置グッズ5つ
  4. これからの暑い時期にあると便利な、「高速製氷機」とは?
  5. テニスの壁打ちをする場所が無い・・・人は、「リバウンドネット」を設置してみない?…

関連記事

  1. テニス メンタル

    戦術

    頭の良いテニスは、決まった型がある

    頭脳プレーでやられた、みたいな試合。こういう試合って、ある程度…

  2. テニス 部活

    戦術

    テニスで県内No.1になりたければ、「思い切った勝負」に

    今日から4月。新学期、新入生・・・色々と新しいこと、始まる時期…

  3. 戦術

    チャンスボールを打ち込むのが苦手な方、意識したい5つのポイント

    今回は、久しぶりにこのテーマで。チャンスボールを打ち込む、こ…

  4. テニス メンタル

    戦術

    いつでもどこでも、「反撃コース」を想定しておこう

    テニスの試合で、大事な要素となるカウンターショット。これが上手…

  5. テニス サーブ

    戦術

    やりたいテニス、だけだと分析されやすい

    「何だかこの相手のテニス、分かりやすいな」と、感じる時。こうい…

  6. 戦術

    上手い人は、逃げるように攻めてくる

    そんなに強いショットで攻められた訳じゃないのに、気が付いたら負けている…

特集記事

  1. テニス ミス

    練習メニュー

    「何で、この練習をやるの?」が明確になれば、実力差は関係ない
  2. テニス メンタル

    メンタル

    テニスの試合に負ける理由を、「いつまでもメンタルの弱さ」のせいにしているから、成…
  3. テニス サーブ

    メンタル

    対戦相手が一番欲しいモノを、簡単に差し出してはいけない
  4. テニス リターン

    ストローク

    クロスからダウンザラインへのストロークの展開は、「ライジングショットでシンプル」…
  5. シングルス

    シングルスの試合で必要な、素早くフォアハンドで回り込むコツ5つ
PAGE TOP