テニス ダブルス

戦術

80点のテニスを、相手と作り上げていくのがテニスの試合

テニスの試合は、相手ありき。

これは何度も書いてきましたが、具体的にどんな試合をすれば良いのか。

その指標になる為に、私はいつも数字を一つ、設定しています。

相手と一緒に、80点。

結果的に、このイメージで着地することをイメージすると、意外とリラックスして試合出来ると思いますよ。

 

80点のテニスを、相手と作り上げていくのがテニスの試合

 

1.80点で良い、と思って試合に入ろう

これでも、結構高めの設定だと思います。

自分が出来る試合の、80点、20点は足りなくて良い。

それも、自分で全ての得点、を取る必要は無いですからね。

全部を自分の力で、と思うとしんどくなる。

だからこそ、しっかり試合前から確認しておくことが大事。

80点の試合を作る、それも、対戦相手と協力して。

この意識だけで、特にシングルスの試合は戦いやすくなりますよ。

 

2.シングルスの試合、半分は相手が打つ機会

当たり前ですが、テニスでは2回連続でボールを打てない。

自分が打った後には必ず相手、相手が打った後には自分、が順番に打っていく。

そう考えると、自分の影響力って半分じゃないですか。

割合から言えば。

その中で、自分がどんなに最高のプレーをしても、相手も近しいプレーで応戦されたらずっと50-50のまま。

試合の進行も遅いし、ポイントも取ったり取られたりしながら、精神だけが疲弊していく。

シングルスの試合こそ、事前に心の準備をしておきたいですよね。

 

3.自分のショットを活かす相手、を見つけよう!

私はいつも、対戦相手に「自分が活かされる」ことを楽しみにしています。

元々、ネットプレーが多い私ですが、沈めてくる相手は大歓迎。

そのまま、ドロップボレー、にして返球するのが好きなので、相手に活かされるような感覚になっていくんです。

ナイスリターンこそ、自分を活かしてくれる。

いや、もちろん凄いリターンはキツイですよ。

でも、沈められるようなストローク、リターンを、厳しいと考えるのか「自分を活かしてくれる」と考えるのか。

この違いって、すごく大きいと思うんですよね。

みなさんも、そういう感覚、実は気付かないだけであると思いますよ。

自分の得意ショット、は相手に協力してもらっている。

こう考えると、試合も楽じゃないですか?

 

4.80点の試合、コントロールしているのは自分自身

相手に協力してもらう、活かしてもらう。

でももちろん、その試合全体をコントロールしているのは、アナタ自身です。

ダブルスでも、そうですよ。

3人を動かして、協力してもらって80点にするにはどうすれば良いのか?

相手のナイスショット、が自分を活かしてくれるように、日々練習が必要じゃないですかね?

自分のナイスショット、を打つのに、必要なのは相手からその前のボールを引き出すこと。

きっと、試合の考え方が変わっていくと思いますよ。

 

シングルスの試合、向かい合っている相手は敵、です。

倒すべき相手ですが、どこかで自分の側、にもって来て欲しい。

自分を活かす、脇役になって欲しい、くらいの感覚で良いでしょう。

そんなに強そうに見えない相手だけど、いつも負けてしまう相手。

それは、アナタ自身が強力し過ぎな相手、かもしれませんね。

ピックアップ記事

  1. 【重要です:視聴者アンケート】ご協力のお願い
  2. テニスに必要な筋力トレーニング、リストウェイトが効果的です
  3. これからの暑い時期にあると便利な、「高速製氷機」とは?
  4. 水で濡らして絞って振れば、何度でも冷たくなるタオルが使える
  5. テニスシューズの中で、自分の足が滑る・・・ような人は、5本指ソックスに変えてみよ…

関連記事

  1. テニス 並行陣

    戦術

    テニスの試合2日前に、テニスノートにやることを書く

    試合前に、テニスノートを書く。ことについては以前も、その重要性…

  2. テニス ストローク

    戦術

    「コイツは、いつ試合しても変わって無いな」と思われた時点で、アナタの負けです

    皆さんが試合をする相手は、どんな相手でしょう?草大会やオープン…

  3. 戦術

    チャンスボールを打ち込むのが苦手な方、意識したい5つのポイント

    今回は、久しぶりにこのテーマで。チャンスボールを打ち込む、こ…

  4. 戦術

    戦いの前には、やることを絞る

    試合の前に、みなさんはどんな準備をしていますか?練習してきた…

  5. 戦術

    相手のレベルに関係なく、攻めて勝とう

    テニスにおける戦術の基本、もう一度確認しておきましょう。ミスは…

  6. テニス フットワーク

    戦術

    「打ちやすい球が来る」と、相手は思っている

    試合で調子が良い相手って、嫌ですよね。でも、何か手を打たないと…

特集記事

  1. テニス ボレー

    ボレー

    テニスの試合で、「下がりながらの守備的なハイボレー」は、後ろ足をしっかり止めると…
  2. テニス メンタル

    日々の雑記

    皆さんアンケートのご協力、ありがとう御座います!
  3. 戦術

    試合では、偶然取れたポイント、じゃなくて、「意図的に取れたポイント」を増やしてい…
  4. テニス ボレー

    メンタル

    試合中に「良い時の自分」と、比べてはいけない
  5. テニス ボレー

    メンタル

    自分の打ったボールを信じ切れば、ボールは自然とコートに収まってくれる
PAGE TOP