目次
みなさんの周りにも、いませんか?
言動に実力が伴っていない人。
私は、ちょっとした「背伸び」は大事だと思うんです、テニスでも。
でも、あまりにそれが行き過ぎて、完全に知ったかぶりになっているような人、も多いですよね。
結果的に、それって自分を苦しめていく、損をするだけ。
テニスの試合で勝っていく、強くなる選手、からは離れていくことになるでしょう。
テニス界でも、「実力が無いのに知ったかぶりな人」は自分を苦しめるだけ
1.人の口は、本当に怖い
私自身、こうやって記事を書きながら、毎日考えます。
「人の口、表現力は怖いな」と。
インターネットを通じてのコミュニケーションですが、私は本当に誰かに語りかけるように書く、ことをイメージしています。
もっと言えば、ほとんどの記事は「ある人」をイメージしている。
あの人なら、こういうアドバイスをしたいな・・・みたいな感じで。
だって、そうしないとすぐに嘘、を書いてしまいそうで怖い。
自分がちょっと知っていること、「こうじゃないかな?」と思う中途半端なことを、書いてしまいそうなので。
普段の会話、でも一緒じゃないでしょうか。
私たちは、つい何事も大きく話したり、虚栄を張ったりしてしまう。
この怖さ、を意識しないと、テニス界でも孤立してしまうと私は思いますよ。
気が付かない内に、誰に対しても「知ったかぶり」な人になってしまいますから。
2.「自分が出来ないこと」を、人は話したくなる
つい、私たちはこうですよね。
テニスでも仕事でも、勉強でも・・・自分が出来ないこと、をまるで出来るかのように話したがる。
自分をちょっと、大きく見せていきたい気持ちが出てしまいますからね。
先ほども書きましたが、多少の背伸びはテニスには必要です。
自分より強い人、とテニスの練習をする為にも、無理やり「出来ます!」と言って環境を変えていくことも必要でしょう。
ただ、ここで一つ注意が必要。
そんなときに、しっかりと「今、自分は背伸びしてるな・・・意図的に」ということを、本人が自覚しているかどうかなんですよ。
この自覚が無いままに、虚勢を張っている人があまりに多い。
自分を知らない、実力が伴っていないのに口ばっかり、なテニスプレイヤーが多いのがすごく気になります。
口ばっかり大きくなっても、結局は自分を苦しめていく。
試合なんて、まさにそうじゃないですか。
3.自分で自分を、檻に閉じ込めていくだけ
いざ試合になると、そこではもう誤魔化しが効きません。
「あの人、偉そうに言ってたけど全然試合でダメじゃん」と思われる、のが怖くなる。
自分でも、その場でやっと自覚するんですよね。
自分が作ってきた自分のイメージ、周りに自分で自分の檻を作ってしまっていることを。
テニスって、こういうものだと私は思いますよ。
メンタルが弱いと言われる人ほど、テニスコート外での口が達者だし、とにかく強気。
でもいざ、コートの中での試合になると急に小さくなる。
自分が普段、何気なく口にしていること、会話が、自分を苦しめている。
私はそういう人を、たくさん見て来たように思います。
4.行動も必要、言葉も必要
これは、両輪です。
私自身、両方必要ですし、みなさんも意識して欲しい。
全く会話出来ない、しゃべらないような人の周りには人もいなくなりますしね。
しっかり自分の言葉と、行動を合わせていく。
それは、両方を自覚してコントロール出来るアナタ自身にしか出来ないこと、ですから。
テニスを通じて、私たちはこういうことにも気付かされる。
偉そうに書いてますが、私自身、日々恥を感じながら生きています。
でも、仕事や勉強、プライベートで経験する恥って、キツイじゃないですか。
私たちには、テニスがある。
テニスを通じて、小さいことが大きなことにつながる、ことを学ばせてもらっている。
そう考えると、素直になれませんか?
素直さって、本当に大事。
私はこの歳になって、改めて感じています。
素直な人は、知ったかぶりな人よりも得をすることが多いし、上達も早い。
ちょっと、最近自分の檻を作り過ぎてしまったなという人。
ちょっとずつ、その柵を抜いていってみませんか?
いや、私自身もすごく、ガチガチな檻が今目の前にあるんですけどね。
テニスを通じて、素直に成長していくこと。
これが出来れば、きっと良い人生なんじゃないかなと思います。