テニス メンタル

メンタル

2-5でチェンジコート、ほぼアナタの負けは決定ですか?

私たちの試合で多いのは、1セットマッチ。

ほとんどが、この形式でしょう。

そんな中で、2-5ダウンで、チェンジコート・・・。

アナタの負けは、ほぼ決まりですか?

いえ、違うでしょう。

1セットマッチだからこそ、このスコアの状態のときにチャンスがある。

私はそう思いますよ。

 

2-5でチェンジコート、ほぼアナタの負けは決定ですか?

 

1.冷静になれば、勝機は見えてくる

これには、根拠があります。

2-5の状態、そこからもし巻き返して流れを変える事が出来ると・・・。

1セットマッチなら、勝機はあります。

1度流れを変えて、5-5まで持ち込めば、もう追い付いた方が優位。

「そんな簡単に言うなよ・・・」と思うと思いますが、実際はそうです。

これが、8ゲームマッチや3セットマッチであれば話は変わります。

でも、1セットマッチなら、5-5で試合の流れを掴んだら、そのまま押し切れる。

私はそう思いますよ。

 

2.2-5の状態で、考えられる進行は2つしかない

まず1つは、ワンブレイクダウン、な状態ですね。

つまり、8ゲーム目はアナタのサーブ。

この形なら、全然チャンスがある!と私は思いますよ。

アナタがやるべきことは、まず8ゲーム目をしっかりキープすること。

ファーストサーブを入れて、なるべく30-0のスコアにする。

そうすると相手は、「まぁ、次の自分のサービスゲームをキープすれば良いか・・・」と、大事な第8ゲームを諦めてくれる。

ファーストサーブを入れる、ことが絶対に必要です。

チェンジコートの時間で頭を整理して、少し威力を落としても良い、ファーストサーブの確率にまずは集中しましょう。

そして、問題なのはもう1つのパターン。

2-5の状態で、相手に2ブレイクダウンでリードを許している時、ですね。

 

3.絶対絶命、だからこそ勝機を見い出せるのがテニスです

8ゲーム目も、相手のサーブ。

もう、絶望的ですか?

確かに、厳しい状況です・・・が、ここは相手の立ち場に立ってみましょう。

5-2で自分のサービスゲーム、サービングフォーザマッチ。

ちょっと、気分良くファーストサーブを入れて、圧倒して40-0で勝ちたい、そういう誘惑がある可能性が高い。

まずアナタ自身、相手のファーストサーブはより速い可能性がある、と思って準備しましょう。

きっと、早く試合を終わらせたい、と相手は思っているはず。

もし入ったら、スライスでも良いのでまず相手コートに返球する。

そして、セカンドサーブになったらしっかり攻撃してく、それも自分がミスをしない範囲のリターンで、です。

ここで大事なのは、相手の早く勝ちたいという焦りを利用すること。

ラリーに持ち込んで、粘る、そして0-30のようなスコアになったらネットに出る。

アナタ自身、「まだ終わってないよ」という意志を伝えることが大事です。

 

4.8ゲーム目が、試合の勝敗の分かれ目

「でも、それでゲームを取っても3-5でしょ、厳しいよ・・・」と思いますか?

8ゲーム目を取る、ことが出来れば試合は変わります。

あくまで私の経験と感覚ですが・・・テニスの試合って、6-3で終わる1セットマッチって少ない気がします。

6-2か6-4、または7-5や7-6、ですね。

つまり、チェンジコート後の1ゲームで、試合全体の流れ、状況は大きく変わる。

少なくとも、4-6までの可能性を残す、ことが出来る。

こういう発想を、ぜひ持って欲しいんです。

もし、万策尽きて負けてしまっても、2-6の負けと4-6の負けでは大きく違います。

次につながるもの、もきっと得られるでしょう。

それは、最後まで諦めないで勝利の可能性を模索し続けたアナタだからこそ、得られるもの、なんです。

 

普通の人が、諦める場面。

それを、相手も期待していることをお忘れなく。

5-2でリードしていても、目が死んでいない相手って嫌ですからね。

諦めるのは、楽です。

だからこそ、2-5の状態、チェンジコートの時にこそ、アナタは魂を燃やして欲しいんです。

そう、あくまで冷静に、現実主義者として。

きっと、私たち一般の試合では、2-5からの逆転なんて「あるある」なはずですから。

ピックアップ記事

  1. これからの暑い時期にあると便利な、「高速製氷機」とは?
  2. 【初開催】5/29(水)~30(木) T-PRESS プレミアムキャンプ in千…
  3. 都内でラケットバッグを持ち歩くのは辛い!人は、「ecbo cloak」でラケバを…
  4. 男子シングルスの試合を戦い抜くなら、大量発汗にも耐えうるタオルチョイスを
  5. テニスの試合で「足裏の皮膚が荒れてしまう方」にオススメな、皮膚保護専用クリーム「…

関連記事

  1. テニス 雨
  2. テニス センス

    メンタル

    テニス業界に根強い「実績至上主義」が、私は大嫌いです

    私自身、テニスは好きですが、嫌いなところもあります。それは、選…

  3. テニス メンタル

    メンタル

    自分が何をしたいかよりも、「何を求められているか」について考えれば、まだまだテニスは強くなります

    皆さんは、「こういうテニスがしたい!」というイメージ、ありますか?…

  4. テニス メンタル

    メンタル

    結果を出せるテニス選手になりたければ、「うろたえ癖」を解消する必要があります

    テニスの審判やレフェリーの活動していたときに感じたのが、試合に強い選手…

  5. テニス フットワーク

    メンタル

    ギブアップしない相手を、負かすことは誰にも出来ない

    試合に出れば、勝つこともあれば負けることもある。いや、実際には…

  6. テニス ボレー

    メンタル

    「クレーコートでの試合が苦手・・・」な人に意識して欲しい、試合前の準備と覚悟とは?

    最近ではオムニコートがだいぶ増えてきましたが、元々日本に多かったのはク…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス ストローク

    戦術

    初心者の方でも5分で覚えられる、テニスの試合で大切な序盤の戦い方
  2. テニス 部活

    戦術

    真面目に正攻法、なテニスでは勝てる相手が限られてくるのは当たり前
  3. テニス 言葉

    ボレー

    相手にバックボレーを打たせる戦術、は基本中の基本
  4. テニス メンタル

    サーブ

    「強い対戦相手には、強いサーブが必要?」の質問に、お答えします
  5. テニス 動画

    戦術

    「誰が見ても上手い」という選手ほど、本人はなかなか勝てないのがテニスというスポー…
PAGE TOP