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テニスにおけるシングルスの試合では、あるデータの傾向があります。
それは、「序盤にリードした選手が勝ちきる」可能性が、ダブルスよりも高いとうこと。
もちろんプロ選手の3セットマッチの試合では、2ndを奪い返されてファイナルに入るケースもありますが
それでも、ファイナルセットを獲る確率は、1stセットを獲った選手のほうが高い確率になっています。
一般のテニスの草トーナメントの試合も観ていても、その傾向は顕著と言えるでしょう。
それでは、その大切な試合の序盤に有効な対策は、どのようなものがあるのでしょうか。
なぜテニスの試合は「序盤が全て」なのか、そしてその対策を考えてみる
■序盤は「60%の力」で試合に入って、相手を観察する
試合の序盤は、どうしても力が入りがち。
そこで意識したいのは、自分のペースを60%を目安に抑えること。
テニス全体のスピードも少し緩めで、ボールは普段よりもネットの高いところを通すようにしましょう。
まずはラリーをしていきながら、相手を観察。
ここではスコアはイーブンで十分、慌てずに相手のデータを獲るようにリズムを作れる癖を付けましょう。
■試合の序盤に、必ず意識して「ネットプレー」を入れる
シングルスの試合では、とかくリズムやパターンが一定になりがちです。
そこで、試合の序盤にこそ意識をしてネットプレーを早めに入れるようにしましょう。
テニスのシングルスの試合に出た経験のある方は分かると思いますが、序盤にネットでポイントを獲られるのは実に嫌です。
そのイメージが試合の最後まで付いて回ります。
自分自身のプレーの多様性を相手に見せる為にも、必ず最初のゲームで入れるように意識してみて下さい。
■試合の序盤こそ、「ポイント間の時間」をしっかり取って試合を進める
スコアをリードしても、されても、試合の序盤は必ずしっかりと「間」を取りながら進めるようにしましょう。
ポイント間、チェンジコート間、つい先々に進めたい気持ちになってしまいますが、そこは冷静に。
今までのポイントの獲り方、獲られ方を整理するだけで、あなたのテニスの確実性は大きく向上されます。
■「序盤のゲームポイント」ではあえて思い切った作戦を!
先ほどネットプレーを入れてと書きましたが、試合の序盤のゲームポイントでぜひトライしてもらいたいのです。
試合の序盤のゲームポイントは、その試合の流れを大きく左右します。
そのポイントの獲り方、挽回の仕方は、試合の後半になっても相手の意識に強く残ります。
そうすればしめたもの。
そのイメージの逆を突くショットが打てれば、より後半戦も有利に戦うことができるのです。
■それでも「序盤は身体が動かない」上手くいかないことが多いと覚悟する
色々準備できたし、さぁ序盤を有利に進めるぞ!と思っても、実際難しいのがテニスの試合。
自分の身体も心も温まるには、少し時間が必要です。
それは相手も同じ。
上手くいかない、相手とリズムが取り辛いことも多いと最初に覚悟して入りましょう。
意外とこの心の準備ができていないと、焦りや不安が大きくのしかかり、気が付いたときにはもう挽回できないようなスコアになっている人もよく見かけます。
今回はメンタル的な側面のお話が多くなりましたが、いかがでしたでしょうか・・・。
少しでも試してみようと思って頂けるヒントがあれば、嬉しいです!
たくさんの経験を積むことで、あなた自身のテニスのノウハウもきっと増えてきます。
自分自身にあった試合序盤のカスタマイズ方法、ぜひ探してみて下さいね。