スマッシュ

テニスで「スマッシュが上手い人が意識していること」で応用が効く技術5つ

テニスの試合では色々なショット、技術が求められます。

では、その人の実力がダイレクトに反映されやすい技術があるとしたら、それは何でしょうか。

筆者が10年以上前に習っていたコーチ曰く、それは「スマッシュ」だとか。

確かに大会を勝ち抜いていく選手で、スマッシュが極端に苦手という選手は少ない気がします。

今回はそのスマッシュが得意な人、ポイントを取りきれる人が普段意識しているポイントを探ってきました!

 

テニスで「スマッシュが上手い人が意識していること」で応用が効く技術5つ

 


 

1.グリップチェンジを使い分ける

ロブの軌道や自分のいる位置によって、打つスマッシュは多種多様に変化します。

決めるのか、繋ぐのか、相手をコートの外に追いやるのか。

その為には回転をかけたりフラットに当てたりと、かなりの頻度でグリップチェンジが求められます。

それを瞬時に判断するのは難しいですが、まずは皆さんでも深い位置から回転をかける薄いグリップと、ネット近くで打つときに厚めのグリップの2種類は使い分けられるようにしましょう。

2.最も意識するのはポジショニング

これが大事だと念を押されたのを覚えています。

いかに相手がロブを上げる前に、一歩目を早く動けるか。

深いロブをスマッシュで打つには、スタートダッシュと打たれてからの無駄の無い動きの両方が必要です。

ここでお勧めしたいのが、思い切ってボールから一度目線を切ってしっかり下がること。

初見の感覚と実際の落下点のギャップが少なくなるよう、反復練習して見に付けることをお勧めします!

3.前衛にいるときには、積極的にフェイントでストレートロブを誘う

「あの人は上強いのに、なんで自分はロブ上げちゃうんだろう・・・」

そう感じている人がいれば、それは相手に上げさせられていると思ったほうが吉。

スマッシュが得意な人はフットワークが良いので、わざと前に出てロブを誘って仕留める、という練習を繰り返ししています。

特に身長が低い選手は、逆に利用してこの作戦を使いやすいですね。

4.テニス=ゴールゲットスポーツという意識

これはメンタル的な話になりますが、テニスのようにネットを挟んだスポーツ。

どうしても「1球でも多く返球すれば勝ち」という意識が生まれやすいです。

もちろん、この意識はすごく大切ですし、実際の草トーナメントではこの作戦に徹して粘り強く勝ち続けている選手も多いです。

しかしどこかで、「自分でゴールを決める」ことも大切。

それによって相手に対するプレッシャーをかけ、より粘りのプレーも生きてくるはずです。

まずは失敗しても良いので、「自分から打ち切る」ことを意識して深いロブも追ってみてください。

もしミスになっても、相手としては打ってくる選手のほうが嫌なものです。

 

スマッシュはなかなか練習もし辛く、試合でも打つ機会も多くない・・・と思われて、見落とされがちなショットかも知れません。

しかしどんなに良いサーブやリターン、ストロークやボレーで追い込んでも・・・。

スマッシュが打てなければポイントを締められませんよね。

この機会に苦手意識を持っている人は、ちょっとしたヒントを実践してみて、試合でトライしてみて下さい。

ピックアップ記事

  1. 都内でラケットバッグを持ち歩くのは辛い!人は、「ecbo cloak」でラケバを…
  2. テニスのフットワークを支える足元の秘密は、スーパーフィートのインソール
  3. テニスシューズの中で、自分の足が滑る・・・ような人は、5本指ソックスに変えてみよ…
  4. 大人のトレーニングは「DNS プロエックス」を使って効率的に
  5. 読者のみなさんへ、アンケートのお願いです

関連記事

  1. テニス スマッシュ

    スマッシュ

    スマッシュに威力がある人は、実はスウィングの振り幅が凄く小さい

    何度かこのテーマで書いてきましたが、まだまだ大振りの人が多いので、改め…

  2. テニス スマッシュ

    スマッシュ

    ハイボレーでミスが続くときには、スマッシュに切り替えるのも作戦として有り

    ハイボレーって、チャンス?でしょうか。意外と、バックボレーなん…

  3. テニス シングルス

    スマッシュ

    深いロブは、ゆったりしたスマッシュで充分に対応出来る

    相手の深いロブを、下がってスマッシュ。これが出来る、出来ないで…

  4. テニス ボレー

    スマッシュ

    右利きの方は、スマッシュも右側で打ち終わりで良い

    スマッシュ力の、強化。これは、みなさんにとって大きな課題じゃな…

  5. テニス ボレー

    スマッシュ

    スピンスマッシュを積極的に使っていこう!

    スマッシュが得意な人は、回転をかけるのが上手い。でも、サーブな…

  6. テニス スマッシュ

    スマッシュ

    「スマッシュ直後の構え直し」の速度を磨く為の練習メニュー

    今回は、このテーマで。スマッシュ練習って、球出しだけになったり…

特集記事

  1. ロブ

    攻めるロブは、あえてクロスに!
  2. テニス メンタル

    メンタル

    テニスの試合では「相手のプレッシャーに負けた」ことに気付けない人は、延々とやられ…
  3. ストローク

    プロ選手に影響を受けやすいけど、「ストロークのスタンスはオープン?クローズ?」の…
  4. テニス リターン

    ストローク

    シングルスの試合では、浅いボールで攻撃していくときこそ「軌道高め」のストロークを…
  5. テニス チャンス

    戦術

    30-30の場面での相手の配球パターン、しっかり覚えておこう
PAGE TOP