テニス 客観視

リターン

「相手がクロスにしかリターン出来ない場面」を考えよう

ダブルスの試合、いかに前衛が動くのか・・・は大事。

何度も書いてきましたが、「それでもやっぱり、動けない・・・」という方へ。

気持ちは分かります。

でも、ちょっとだけ相手の立ち場になって考えてみると、意外と動けるポイントはあると思いますよ。

 

「相手がクロスにしかリターン出来ない場面」を考えよう

 


 

1.試合の中で、「無難な選択」しか出来ない場面は、どこだろう?

私なら・・・例えば、負けているゲーム、ですかね。

リターン側として0-30、15-40のような場面では、なかなか奇策に出るのが難しい。

ストレートへ展開するなら、勝っているときが良い、だからクロスへのリターンを選択する機会が実際は多いです。

あとは、自分がリターンミスした後、のポイントですかね。

パートナーもいるダブルス、2つ連続のミスは申し訳無いし、今度は確実にいこう!と考えるのが自然。

ということは・・・こういう場面では、サーブ側の前衛が動きやすい、と言えると思いませんか?

 

2.「相手の立ち場になって、考える」はテニスの基本!

でも、あまり誰も実践していないんですよね。

相手のことより、自分のことで精いっぱい。

もちろん、初中級くらいまではそれで良いと思いますが、でもそこから先、試合の中で駆け引きしていこうと思ったら話は別。

相手が何を考えるのか、それをシチュエーションごとに考えておくことが大事。

これって、一つの癖であり習慣です。

相手が「ここは無難に、クロスへのリターンだろうな・・・」という場面を、しっかり気付けるかどうか。

考える癖を付けないと、ずっとポーチになんて出れませんよ。

 

3.「人に興味を持つこと」から、テニスの上達は始まる

対戦相手に対して、興味を持つ。

考える傾向、想定を立ててみて戦うからテニスは面白いんです。

「すごく強気っぽいけど、実は弱気なんだろうな・・・」

「リターンは自信無いんだろうな・・・」

みたいな雰囲気を感じて、相手の立ち場に立つ。

そうすることで、相手の配球は見えてくるのがテニスです。

仲間でも近くのテニス仲間でも、とにかくまずは「興味関心」を持って人を観察してみましょう。

試合前の、トレーニングだと思って。

 

相手の立ち場に立つ、考える。

このことが癖付くと、きっとテニスでも勉強でもアナタのプラスになるはずです。

学校の定期テストだって、考えて作るのは先生、人間じゃないですか。

「授業を受けている感じだと、きっとここは出題されるな・・・先生の性格的に」みたいな感じ、テニスの試合にも通じるものがあるはずです。

ちょっと意識してみて下さいね。

ピックアップ記事

  1. テニスコーチ時代に、最高に憂鬱だったこと
  2. 【初開催】5/29(水)~30(木) T-PRESS プレミアムキャンプ in千…
  3. バランスクッションを使って、テニス選手に必要なバランス感覚を養おう
  4. リアクションボールを使って、イレギュラーバウンドへの対応力を磨こう!
  5. 全日本テニス5回優勝!佐藤博康プロにボレーのコツを聞いてみた①

関連記事

  1. リターン

    「レシーブ上手になりたいね」テニスの試合で最初に返球する技術の重要性

    サーブレシーブからテニスはスタートする。最初のこの部分で勝負が…

  2. テニス ストローク

    リターン

    ハッキリとリターンの立ち位置を変えると、メンタルまで変わる

    リターンで攻撃的にいきたい。錦織選手の試合を観ていると、本当に…

  3. リターン

    リターンダッシュでのプレッシャーのかけ方、が上手い人の共通点5つ

    「一番得意な戦術、は何ですか?」と聞かれたら、私は迷わずこう答えます。…

  4. テニス リターン

    リターン

    「左利きのサーブが苦手…」な人に贈る、すぐできるリターン意識改革術

    「左利きのサーブにやられた!」そんな経験、ありませんか?でも後…

  5. テニス ストローク

    リターン

    試合で相手のサーブの調子が良い時には、先読みして鼻をへし折ろう

    相手のサーブの調子が良い。そんなとき、試合でどうやって対応する…

  6. テニス ストローク

    リターン

    回り込みの攻撃的なリターンを、いかに試合で活かせるか

    テニスの試合、工夫してすぐに勝てる技術があるなら・・・それはリターン。…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. リターン

    サーブが強力な相手、にダブルスの試合で対抗する戦術について
  2. ダブルス

    ダブルスの前衛で「ポーチをしっかり決めきる!」為の、大前提となる4つの基本意識
  3. テニス ボレー

    ボレー

    片手バックボレー、打ち終わった後の「左手」の形が大事
  4. テニス リーダー

    練習メニュー

    ライバル同士の練習で、強くなるチーム、弱くなるチーム
  5. テニス リターン

    リターン

    リターンゲームからリズムを作れると、サービスゲームも楽
PAGE TOP