テニス ダブルス

練習メニュー

男子テニス部の皆さん、「女子と練習しても、上手くならない・・・?」

最近、男子高校生の方からこんな質問を頂きました。

「うちのテニス部は男子が少なく女子が多くて、女子とラリーしても上手くならない気がする・・・」と。

何となく、高校生らしい気持ちは分かりますが・・・本当にそうでしょうか?

実はすごく、テニスを上達させやすい環境、かも知れませんよ。

 

男子テニス部の皆さん、「女子と練習しても、上手くならない・・・?」

 


 

男子は女子相手に、どうテニスをするのか?

これは、部活だけの問題ではありません。

テニススクール、社会人サークルでも、たくさん男女のラリーは発生するし、それを「どう活かすか?」が大事。

「大したボール打ってこないし、練習にならないよ」と言う人は、その「大して打ってこない」ような相手にいつも勝てない。

女子相手に、自分の課題をしっかり練習出来ないような人は、そもそもテニス選手として「練習センス」が無いのです。

でも、気持ちは分かります。

どこかに、「負けたくない!」と思う気持ちが強過ぎて、「負けたく無いから、やりたくない・・・」だけじゃないですか?

 

緊張感のあるラリーは、すごく試合向き

例えば女子相手のラリーなら、丁寧につないで絶対に負けない。

そういう意識で練習出来るのって、すごく試合向き。

試合向きな環境が目の前にある、と思えるかどうかです。

実際の試合では、どうですか?

バンバン打って来る相手よりも、丁寧につないで来る、女子みたいな相手も多いですよね。

そういう相手ばかりと練習していても偏ってしまいますが、男子だけで淡泊な練習をするよりも、私はずっと効果的だと思いますよ。

速いボールへの練習は必要、だから別でやれば良い。

それからもう一つ、大事な要素があります。

 

男女関係無く、練習から「勝負」である

試合に勝ちたいなら、練習から勝負していかないと。

「手加減」する必要はありません。

強引に速い、強いショットでねじ伏せたくなりますが・・・その方法、試合で実践出来ますか?

むしろ、しっかり相手を動かして、前後に揺さぶったりしながらしっかり勝負して、ポイントを獲る。

そういう練習、勝負の環境を、男女関係無く部活の中で培っていかないと試合では勝てない。

真剣勝負、がたまにやる公式戦だけ・・・では、慣れないのは当たり前です。

 

工夫次第、でも真剣勝負。

男女の練習は、私はあえてやるべきだと思います。

そして必ず、同じような環境にある部活やサークル、仲間は外部にもいるはず。

ぜひ、仲良くなって男子同士の練習、が出来る環境も整えたいですね。

同じテニスを志して、試合に勝ちたいと思う同志なら、きっと良い練習が出来るはずです。

ピックアップ記事

  1. 【重要です:視聴者アンケート】ご協力のお願い
  2. プロテニス選手を目指したいなら、英語は必須!実用的なテキスト5つ
  3. 40歳からポリストリングにする、という選択肢を
  4. 全日本テニス5回優勝!佐藤博康プロにボレーのコツを聞いてみた①
  5. TOALSON(トアルソン) スイートエリアラケット、これは使える

関連記事

  1. テニス イベント

    練習メニュー

    「毎日のテニスの練習が楽しい」と思えたら、それは危険なサインだと自覚しよう

    「苦しいことを強要する」つもりは、毛頭ありません。ですが、アナ…

  2. テニス ダブルス

    メンタル

    練習の場での失敗と、試合での失敗の価値は全く違う

    「色々チャレンジしてるんだけど、何も身に付かない・・・」と、悩んでいる…

  3. テニス 準備

    練習メニュー

    練習の中で「ミスもたくさん練習している」という危機感が大事

    テニスの練習。毎日、何気なくいつものメンバーで、いつもの練習を…

  4. テニス メンタル

    練習メニュー

    いつものテニスの練習で、「試合で使えるイメージが沸かない」のであれば、まだ工夫が足りない

    「この練習、実際身になっているのか?」「実際に上達につながるの…

  5. テニス ストローク

    練習メニュー

    テニスにおいて、高レベルのダブルスの試合で増える「ストレートへの展開」の練習メニュー

    レベルの高いダブルスの試合では、必ずストレートリターンの展開が増えてき…

  6. テニス メンタル

    練習メニュー

    テニスに必要な、「柔らかいボールタッチ」を身に付けるのに必要な練習とは?

    「あの人、ボールタッチが柔らかいな~」と、テニスをしていて感じることは…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス メンタル

    スマッシュ

    スマッシュの基本は、相手に優位性を渡さないこと
  2. 練習メニュー

    「すぐにでも、シングルスを強くなりたい!」人は、レベルに合わせた8の字ラリーをし…
  3. 戦術

    集中力とは、整理する力
  4. テニス ロブ

    リターン

    「セカンドになったら、攻めよう」と考える人が9割
  5. ボレー

    ハイボレーをいつもふかしてアウトする人は、「テイクバックのときに膝が伸びない」よ…
PAGE TOP