その他

「上達出来る選手であれ」プロテニスの選手の見えざる力とは?

目次

「強くなるためにはどうすればいいんだろう。」

皆、そう思いながら頑張っている。

俺も常にそういったことを考えて現役時代を送っていた。

 

「上達出来る選手であれ」プロテニスの選手の見えざる力とは?

 


 

でも強くなるためには、その前に上達しないといけないのだ。

この意味わかるかなぁ。

強い選手ってセンスだと思う?

ジョコビッチが強いのはやっぱり才能かな?

フェデラーのテニスは天才だから?

ま、そういう部分もあるだろうが、俺はそう思わないし、本人たちも「才能」なんてことで強さを認めてもらいたいとは思っていないはず

となると、世界中で頑張っているテニス選手達がそういう最強の選手のテニスに近づくためにはどうすれば良いのかと言うと、ただ打ち方とか攻撃パターンを真似するだけでは無理で、まずは彼らと同じ「成長出来るテニス選手」になることだ。

この「成長できる」ってところが大事。

こういう選手が上達して、その結果強くなるのだ。

そういう「成長できる選手」になるにはどうすれば良いか。

まずは自分を見つめて今の状況を分析できること

今の自分の位置を確かめられない人は、どこかに飛び込んで現在のレベルをちゃんと把握しよう。

それは大会でもいいし、アカデミーでも良いし、サークルやチームなんかでも良い。

そして学習能力があること、トレーニングや練習などの自己鍛錬に勤しむことが出来ることも絶対条件。

もちろん、自分がそれまで培ってきたことに自信と誇りを持っていることも大事だね。

自信がなかったり、人の良いとこばかり妬みながらテニスしている人は上達しにくい

周りとのコミュニケーションが取れないのもダメ。

ずっと家を離れて試合を転々とする遠征生活やきつくて苦しい練習を毎日し続けるためには、他の選手仲間やコーチとのコミュニケーションが重要だからね。

海外に飛び出す人は英語はもちろん、本拠地にする国の言葉も話せないときつくなる。

もちろん健康管理などのコンディショニングも、食事や休日の過ごし方で変わってくるので、分かっていないといけない。

結局テニスそのものを頑張っても、それ以外の部分がダメでは全く成長できないんだよ。

それじゃあ勝てない。
 



 

選手活動なんて、殆どがストレス

そんなストレス状態でも耐え忍び、そこから僅かなチャンスを見つけられる選手こそが、そのレベルを乗り越えて上に進んでいくんだよ。

テレビの画面見て強い選手を観戦していても、そういった部分は伝わりにくい。

表面的で外見的な強さが目立つ。

だからこそ、強い選手が練習している場所や大会の会場なんかで彼らの裏の部分を生で見て、そして接してもらいたい。

強い選手は、「強くなる要素」をちゃんと内面にも持っているってことを感じて欲しい。

強さを求めるなら、上達できる選手になってくれ。

 

■引用元
元プロテニスプレイヤー 高西ともからのメッセージ

ピックアップ記事

  1. 11/20(水) 女子シングルス練習&ゲーム会 in 世田谷レクセンター…
  2. 40歳からポリストリングにする、という選択肢を
  3. テニス選手に必要なプロテイン摂取は、便利なブレンダーボトルで
  4. 汗でグリップが滑りやすい人は、「Prince Grip Plus」がオススメ
  5. 11/22(金) 高西コーチ 女子ダブルス レッスン&ゲーム会 in 世…

関連記事

  1. テニス ダブルス

    その他

    ダブルスの試合、パートナーにタッチに自分から動けているか?

    ダブルスの試合を観ていると、感じること。それは強い人、ペアを引…

  2. テニス ラケット

    その他

    「自分よりテニスが上手い人たちとの練習」で、意識して欲しい5つのこと

    テニスをやっていれば、たくさんの人との出会いがあります。もちろ…

  3. テニス ボレー

    その他

    「自分を知れば、自分の強みが見えてくる」ために、テニスでは他人の視点が必要です

    テニスというスポーツは、常に相手と駆け引きしながら進めていく競技。…

  4. テニス ボレー

    その他

    優秀な学生ほど、なぜテニスに伸び悩むのか?

    皆さんの周り、もしかしたら皆さん自身が、こうなってはいませんか?…

  5. その他

    「サッカーの方がきつかったよ」テニスの試合では実力差が僅差で初めて、持久力が問われる

    プレーの調子が上がってきて、試合で結果を残せるようになってきた時、怪我…

  6. テニス 準備

    その他

    今年も開幕した、「全国選抜高校テニス大会を観戦される方」に事前にチェックしておくと便利なこと

    今年もこの季節がやってきました。毎年福岡県博多で開催される、全…

特集記事

  1. テニス ボレー

    ボレー

    ボレーは腕を伸ばす、のではなく「しっかり胸を寄せて」いこう!
  2. テニス ウェア

    フットワーク

    「身体が勝手に反応してくれた」ときの感覚は、テニスで大事にして欲しい
  3. テニス シングルス

    リターン

    ブレイクポイントでは、「はっきりポジションを前に取る」ことで吹っ切れたプレーが出…
  4. 食事

    戦術

    「テニスの醍醐味、味わってる?」テニスの試合で必要なパワーに頼らない戦術の考え方…
  5. テニス 観察

    サーブ

    サーブで狙うコースが安定しないときには、「ボディからセンター」みたいな感じで良い…
PAGE TOP