テニス知識

「怪我をする前に気を付けろ!」テニスの試合で勝つには疲労をコントロールすることが大切

目次

俺は比較的、故障が少なかった選手だったと思う。

一度靭帯損傷の怪我を負ったけど、それ以外はさほど深刻な慢性的な怪我に悩まされた記憶はない。

それでもたまに、手首、肩、腰なんかは痛くなって病院行ったりマッサージ行ったりしながら選手活動を続けていたんだけど、ある程度そういうのを繰り返すと、故障が起こるプロセスが見えて来るもんだ。

 

「怪我をする前に気を付けろ!」テニスの試合で勝つには疲労をコントロールすることが大切

 


 

怪我の原因はまず疲労の蓄積から始まる。

練習や試合で精いっぱいプレーすると、当然疲れる。

でもこの疲労、ストレッチしたりマッサージ行ったりサプリメント摂ったりしながら、その日のうちに取っておきたいんだけど、それが出来ずに次の日のプレーまで残ってしまうと、前の日の疲労の上に更なる疲労が蓄積されてしまう。

疲労が溜まれば溜まるほど、筋肉の収縮がスムーズではなくなるので、動きが鈍くなるんだけど、頭の中のイメージはそんな状態でも元気いっぱいのテニスがイメージされる

だから身体に要求するのは、疲れていてもいつも通りの良い動き。

しかし筋肉は疲労によって固まっているから、収縮が不十分。

結果、筋肉の収縮不足分が筋肉の付け根の腱に及んでしまい、肘だの膝だのに炎症が起きてしまい、「痛い・・・」ってことになる。
 



 

だからまず、日々のプレーの疲労を次の日に持ちこさないようにすることが大事だ

でもねぇ、それがそう簡単には取り切れないし、多少の疲労は何も感じなかったりするので、知らず知らず蓄積するんだよ。

マッサージで揉んでもらって初めて、「あっ!そこ筋肉がカチカチだ・・・」と分かったりするのだ。

怪我が多い人は、とにかく疲労をその日のうちに取るように。

ストレッチ、サプリメント、食事など色々活用して頑張ってもらいたい。

でも完全には取り切れないので、定期的にマッサージなんかには行って、実際自分の身体を触ってもらって確かめた方が良いと思うよ。

それから、肘とか手首が痛い人は炎症が起きているのでもちろん冷やすことと、プレーを控えることが大事なんだけど、控えたことによって炎症が無くなり痛みが消えても、炎症が起きた原因の筋肉疲労がそのまま残っていると、テニスやるとまたすぐに痛くなるので
その根本的な疲労をちゃんと取り除いてね。

痛くなる前の疲労段階でしっかり取り除けば、怪我は減るのでメンテナンスはしっかり行ってくれ。

 

■引用元
元プロテニスプレイヤー 高西ともからのメッセージ

ピックアップ記事

  1. 「最近使い始めた、ホワイトボードみたいなのって何ですか?」のご質問
  2. テニス選手に必要なトレーニングは、「重り付き」縄跳びでしっかり身に付く
  3. 大人のトレーニングは「DNS プロエックス」を使って効率的に
  4. これからの冬のテニスに最適な、ネックウォーマー4選
  5. ベイビーステップ 46巻 は、シングルスの試合の駆け引きの描写が秀逸

関連記事

  1. テニス トレーニング

    テニス知識

    一人でも出来る、テニス選手に必要なトレーニングで鍛えよう!

    テニスに必要な体力、筋力をしっかり蓄えておく。その為には、良い…

  2. テニス知識

    バランスクッションを使って、テニス選手に必要なバランス感覚を養おう

    「ここぞ」という時に、踏ん張れる。ストロークでもボレーでも、最…

  3. テニス知識

    【プロが教える】自宅で出来る!テニストレーニング Vol.3

    3回目の連載は、インターバルトレーニングについて。テニスに必…

  4. テニス 前衛

    テニス知識

    将来テニスの指導者になりたい人は、「言葉」にして発信していこう

    読者の皆さんの中にも、今は現役選手だけど将来は指導者になりたい、と思っ…

  5. テニス 名著

    テニス知識

    テニスの試合に勝てるようになる為に、読むべき名著10選

    「いつも、どこからネタを仕入れてるんですか?」というご質問を、…

  6. テニス ソックス

    テニス知識

    テニスシューズの中で、自分の足が滑る・・・ような人は、5本指ソックスに変えてみよう!

    テニスをしていると、意外と消耗品になるのがソックス。クレーコー…

特集記事

  1. ボレー

    スライスボレーをネットしてしまう人は、どうすれば良い?
  2. シングルス

    テニスの試合、我慢こそ運を呼ぶきっかけになる
  3. その他

    「一年生はボール拾いとランニング」のテニス部に未来は無い
  4. テニス メンタル

    メンタル

    テニスの大会は、「個人戦こそ、団体戦である」と心得よう
  5. サーブ

    サーブ&ボレーになるとサーブが乱れる人に、とっておきの秘策を
PAGE TOP