目次
「どうも、後輩に信頼されていないようで・・・」
と悩んでいる部活の上級生の方から、たくさんの相談を頂きます。
私も、後輩から信頼されていたかと言えばかなり自信は無いのですが、意識していたことが一つだけ。
歳を取ってからよりそう感じるのですが、これって仕事にもつながること。
痛い先輩にならないように、ちょっと意識するだけできっと後輩のみんなの態度は変わります。
後輩には「武勇伝よりも失敗談」を話す方良い
1.学生時代は、誰だって自分を「大きく見せたい」と思う
私はこれ自体、自然なことだと思う。
下手に謙虚な学生より、背伸びしている方が良いしテニスの上達も早い。
だけど、後輩に対していつも背伸びしてばかりの先輩だと・・・これはちょっと痛い。
実績も無いし、練習もイマイチなのに、口ばっかりの先輩って話したいとも思いませんよね。
もっと後輩に伝えていくべきこと、たくさんあるはずです。
2.同じ失敗を繰り返さないこと、はチーム全体の成長につながる
つい、部活やサークルって「俺はこんなに苦労してきた」話になってしまいませんか?
「俺たちの時代は・・・」みたいな話、たまには後輩も聞いてくれますが2回目、3回目となると良い迷惑。
それよりも、いかに「失敗談」を話すことが出来るかが大事。
恥ずかしいような話でも、後輩からすると「先輩の素の部分」に触れることが出来るし、自分たちに失敗を繰り返して欲しく無いんだな、という意図も感じることが出来る。
強いテニスチームは、後輩に失敗談を伝えていく雰囲気が自然にある。
これって個人競技のテニス、においてはすごく大事なことです。
3.「自分の失敗」を話せる関係になってこそ、信頼関係のスタート
部活やサークルでも、実は信頼関係ってうやむやになっている。
テニスを本気で取り組む、チームとして強くなっていくには、まず自分からオープンにしていかないと。
オープンにするときには、当然恥ずかしいことや失敗談も多い。
でもそれを聞くことで、「あぁ、コイツはこんなことを考えていたんだ・・・」と気付く。
こういう小さい気付きが、テニスをチームとして強くしていく。
先輩と後輩の関係を、より強固にしていくんだと思います。
何も、かっこつける必要は無いと思う。
後輩に対して自分はどう接しているのか、どう接すれば信頼してもらえるのか・・・難しく考える必要は無いでしょう。
失敗したこと、苦しかったこと、経験したことを話してみる。
これだけで、テニス部の雰囲気はグッと良くなると私は思います。