その他

「あなたの労力数値、どれくらい?」テニスの試合を勝ち進むには、労力管理能力が問われます

トッププロの試合を観ていると、特に男子テニスなんかはサーブのスピードが気になる。

200キロオーバーのサーブをどんどん打つのを観ては、スゲーって思うんだけど、最近は250キロなんていうのも出てきた。

200キロは受けたことあるけど、250キロってどんなのなんだろうねぇ。

 

「あなたの労力数値、どれくらい?」テニスの試合を勝ち進むには、労力管理能力が問われます

 


 

でも俺の中ではもう一つ、可能なら測ってもらいたいものがあるんだけど・・・。

それは「労力」。

ショットを打つときに、どれだけ労力をかけて打ったのかという値を可能であれば測ってもらいたい。

ま、無理な話なんだけどね。

 

でも労力をどのくらい使ってショットを打ってるかって、かなり重要なことなんだよね

皆、男子のトップ選手は200キロを超えるサーブを打っているから、その選手たちのフォームをそのまま真似していれば、自分も200キロを超えられるか・・・というとそうではない。

大事なことは労力であって、いくら外見を真似ても、ショットの労力が掛かりすぎていたら使いもんにならない。

高すぎる労力は、当然腕力に頼るから、力んでしまい、逆にスィングスピードが落ちるし、それによって微妙にフォームも違ってくる。

それから労力が必要となると、頭の中は打つことで精一杯になってしまって、他のこと・・・相手の表情やポジション、次打つコースのシュミレーションに過去のデータの洗い出し、ちょっと違うコースに打つふりをフェイクで加える・・・なんてことも、ショットの労力が高すぎると出来なくなってしまうでしょ?

 

だいたいトッププロの選手たちは凄い速いパワーショットを打っているから、なんだか凄い労力使って打っているように見えるけど、実際はそんなに力は使ってないと思うよ

俺も下手な時代の自分と、ある程度上達できてからの自分を比べるとそう思うからね。

ショットは速くなったけど、労力は掛からなくなった。

選手皆が歯を食いしばって苦しそうに打つのは、厳しいコースに走らされたり、打ち合わったあと急いで戻らなかったりしなきゃいけないという、行動的なことに対してなのだ。

打つことに関しては「楽ちん!!」って感じじゃないといけない。

 



 

だってフェデラーなんてホント涼しそうな顔で打ってるでしょ?

いつか、「労力測定器」なるものが発明されて、「いやぁ、今のジョコビッチのストロークは、たったこれだけの労力で打ってたんですねぇ~」なんて数値を見て驚く解説者が見られるかもしれない。

でもそんな日が来るまでは、それぞれ自分で選手の労力数値をチェック出来るようにしておこう。

テニスは色んなことに目を向け、頭を使うスポーツ。

打つことにばかり気を取られるな!

 

■引用元
元プロテニスプレイヤー 高西ともからのメッセージ

ピックアップ記事

  1. Zatous(ザータス)の大容量バッグインバッグは、ラケットバッグと相性ピッタリ…
  2. 「プリンス キャスター付きボールカゴ」が、やっぱり一番使いやすい
  3. みなさんに感謝の気持ちを込めて、新しい取り組みを始めます!
  4. 11/4(月祝) 土居コーチ 女子ダブルスレッスン&ゲーム会 in鷹之台…
  5. 雨が多い時期の試合は、防水スプレーは必須アイテム

関連記事

  1. テニス メンタル

    その他

    ポケモンGOの大流行を観て感じる、テニス選手としての考え方について

    皆さんの中でも、「ポケモンGO」始めてみた方多いと思います。街…

  2. テニス 準備

    その他

    テニスの「ラケットでの球出し」にはテクニックが必要!その為に、身に付けたい技術について

    普段の練習の中で、「球出し」をする機会ってありますか?特にラケ…

  3. その他

    YouTubeでテニス、変わりましたか?

    私たちT-PRESSが最初にYouTubeに動画を投稿したのが約3年…

  4. テニス ラケット

    その他

    「自分よりテニスが上手い人たちとの練習」で、意識して欲しい5つのこと

    テニスをやっていれば、たくさんの人との出会いがあります。もちろ…

  5. テニス ボレー

    その他

    優秀な学生ほど、なぜテニスに伸び悩むのか?

    皆さんの周り、もしかしたら皆さん自身が、こうなってはいませんか?…

  6. その他

    出来ないのではなく、やっていないだけ

    色々アドバイスされるけど、出来ないことばっかり。毎回同じコーチ…

特集記事

  1. テニス 客観視

    その他

    試合があるコートの周囲を確認しておくと、「横からのボールイン」にも冷静に対応出来…
  2. テニス コントロール

    ボレー

    試合で使えるネットプレーでのコントロールは、「コート全体の1/64」を最低限の目…
  3. テニス フットワーク

    フットワーク

    相手の大チャンス、ダメ元で予測して動くときには「利き腕側」に動くと覚えておこう
  4. 戦術

    ある程度のレベルまでは、前衛が動いただけで慌ててくれる
  5. テニス ロブ

    リターン

    強烈なサーブも無効化に出来る、「ブロックリターン」はしっかり身体を寄せて打とう
PAGE TOP