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ボレーって決定力のあるショットである。
ボレーを打つとポイントに繋がりやすい。
ま、相手にパスで抜かれることもあるけれどネットに近い所でノーバウンドで触れば、ポイントになりやすいよね。
「確かにボレーは決定力あるけど・・・」テニスで必要なゆっくりした球速を身に付けたい!
誰もがボレーのそういう効果を知っている。
でも勘違いしないで欲しいのは、その決定力はパワーじゃないってこと!!
凄いパワーだから、ボレーが決まった・・・なんてのもあるんだけど、基本的にボレーはコースが良いから決まるのである。
だから普段の練習でも、ボレーを練習する時はラケットをブンブン振りまわして、「もっと速いボレーを・・・」なんて考えるんじゃなくて、相手からどんなショットを打たれても、それをゆっくりで良いから、色んなコースに打ち分けする事を考えた方が良いのだ。
極端に言うと、ボレーストロークの場合は、ストロークの人のショットよりもゆっくりにして、ボレーを返球することがまずは必要となる。
そしてこのゆっくりにするテクニックを身に付けられるかが、今後ボレーが試合で使えるかどうかに繋がる
ではゆっくりにするにはどうすれば良いのか・・・。
それは身体の向きをしっかりと横向きにすること。
横向きになることで、ボールに対して回転を掛けやすくなる。
その回転量を調整することで、ボールの緩急をコントロールするのだ
でも難しいのは相手が打つまで、フォアに来るのかバックに来るのかが判断しにくい。
相手が打った瞬間に、膝と腰を反応させて瞬時に来た方へ身体の向きを作り、スムーズに対応できるようにする練習も必要だね。
ボレーをマスターして決めのショットを手に入れたい気持ちは分かるが、しっかり反応と同時に身体の向きを作り、ボールの回転量をコントロールしてネット際や深いボレー、両サイドの打ち分けが出来るようにすることが重要である。
焦るなよ!
■引用元
元プロテニスプレイヤー 高西ともからのメッセージ
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