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テニスの試合、必ず「痙攣(けいれん)」のリスクは付いて回ります。
まだ経験したことが無い、という人もいるでしょうが、上のレベルでの試合が続けば必ず一度はこの苦しい場面を経験することになるでしょう。
3セットマッチを1日で3試合やることも、これから先はあるかも知れません。
大事なのは、もし試合の中で自分自身が痙攣してしまったときに、「落ち着いて対処ができるかどうか」です。
最後まで諦めない精神面と、同じくらいに知識と準備が必要です。
大事な試合で棄権しない為に、「まずい…脚が痙攣してきたかも…」と感じたら、早めに必要な対処4つ
1.まずはポイント間でもストレッチをしっかりと
痙攣の前兆を感じることは、下半身からがほとんどです。
どこか筋肉が堅くなってくる、ダッシュしようとすると違和感がある・・・ことを感じたら、ポイント間でストレッチを行うようにしましょう。
これは、「まだ大丈夫かも」と思っているくらいから、やることが必要です。
ふくらはぎを伸ばしたり、股関節を伸ばす、そしてゆっくり深呼吸をしてポイントに入るように意識してみて下さい。
2.水分、塩分の補給をしっかり行う
水分補給はチェンジコート間にしっかり行うこと、そして塩分タブレットなどで適度に塩分を補給しましょう。
そして試合前の準備、という意味では試合の日の前日夜、当日朝からこまめに水分補給をするように、心がけて下さい。
試合開始前には、最適な体内水分が蓄えられている状態がベストです。
水分補給は、かなり普段から意識しないと習慣付けることが出来ません。
この習慣こそ、アナタのテニスの実力の一部なのです。
3.筋肉を冷やすことで予防も可能
チェンジコートの際に、アイスパック等を用いてしっかり筋肉を冷やしてあげることも大切。
真夏の試合では、必ずクーラーボックスを持参していつでも身体を冷やせる道具は準備しておきましょう。
首の周りで身体の血液全体、そしてふくらはぎを冷やすだけで、試合の中での疲労もかなり軽減できるはずです。
体温が高くなり過ぎると、痙攣しやすい状態になってしまいますので注意が必要です。
4.サプリメントや漢方は自分に合ったものを探してみよう
最近では痙攣予防のサプリメントや漢方もたくさん売られています。
自分の身体に合ったものを探すのがベストですが、なかなか痙攣の経験が無い選手にはどれが効くのか分からない部分もあると思います。
私のオススメは、「芍薬甘草湯」というドラッグストアでも売っている漢方の粉のようなモノ。
これを飲んでおくと、不思議と痙攣しにくい身体でプレーできたように思います。
あとは有名なところで「アミノバイタル」など、高校生の皆さんには一般的で飲みやすいので試してみると良いでしょう。
実際に痙攣しながらテニスをするのは、かなり難しい。
難しいだけでなく、大けがに繋がる可能性もあるので出来るだけ避けたいのが本音。
それでも大事な団体戦や、勝てば全国!といった場面に、準備不足で棄権してしまうのでは後悔してもしきれませんよね・・・。
大事な試合に備えて、普段の練習や試合から準備しておきましょう。
準備をしっかり出来ていれば、それが自信になって良いプレーも出来るはずです!