目次
両手バックハンドストロークに悩んでいる方、この冬にしっかり練習して来年に備えましょう。
今の練習量、技術を少し変えるてポイントを押さえるだけで、きっと試合の中での安定感はもっとアップできる。
難しく考えずに、今回はシンプルに誰にでも実践可能な部分をまとめてみました。
試合でミスを減らす為に、「シンプルに両手バックハンドストロークを安定させる」為のポイント4つ
1.スピードを落として軌道を上げる
まず大切なのは、自分の技量に合ったショットを打つ、打ち続けること。
速くて低いボール、試合でどれだけ使えますか?
相手のマッチポイントでも、迷い無く打てますか?
こういう試合でのシチュエーションをしっかり逆算して練習しなければ、それはアナタのテニスを強くすることができません。
まずは軌道を上げて、しっかりスピードを落としてでもコートに確実に入るショットを練習する。
95%以上入り続ける自信が出来たら、少しずつショットを強くしていきましょう。
2.両手バックハンドのリーチの短さをフットワークでカバーする
両手バックハンドはリーチが短い。
つまりはしっかりボールに追いつくには、それだけ走る量も増えます。
それなのに、相手が打ったボールに対してラケットの準備もスタートダッシュも遅い人が多すぎる。
「苦手なバックハンド側に来た・・・」という心理が働いている人は、この機会に「よし!バックに来た!」と無理やりにでも心の中で叫ぶ癖をつけましょう。
普段の練習の中から繰り返すことで、試合での1歩目がきっと速くなる。
フットワークの改善は、技術的なものも大事ですがメンタルからスタート力を強めるのが一番です。
3.ボールに合わせてフォームを変えないように意識
両手バックハンドストロークの強みは、しっかり力を伝えられて安定感があるところ。
この強みを活かすには、ボールに合わせて打点を変えたり、上体が伸びあがったりと基本のフォームが変化しては意味がありません。
どんなボールでも、同じ打ち方でしっかり打てること。
まずは腰の高さのボールに対して、しっかりと肩が入った構えを速く作り、相手に見せ付けましょう。
打球が引くければ膝を曲げ、高くなりそうであれば思い切ってライジングで打てるようにステップアップしていく。
基本は腰近くでラケットをテイクバックして安定して打てるように、基本のフォームを固めていきましょう。
4.回転量のあるストロークに進化させる
少し時間がかかりますが、これはとても大事な問題。
ストロークの安定感に欠ける人のほとんどは、まず回転量不足。
スピン、スライス共に、どこかフラット系に近いショットになっているから安定しないし、大事な場面で打ち切れない。
まずは両手バックハンドのグリップをしっかり確認してみましょう。
この問題に正解はありませんが、ポイントは左手をどういう角度で握るのか・・・が重要。
トップスピンのストロークは打点を前に取ることでボールに回転をかけますので、腰あたりではラケット面が下を向いた状態のはず。
たくさん失敗しても良いので、自分に合った両手のグリップを探してみて下さい。
硬式テニスにおいて、両手バックハンドは誰でも一度は通る道でしょう。
両手を経て片手に移行する選手もいたり、また戻ってきたり・・・と、私も何回も行ったり来たりを繰り返しました。
この模索って、やっぱりテニスの醍醐味なんですよね。
人は皆、体格も脚力も、ボール感覚も違います。
アナタ自身の両手バックハンドが来年どう進化できるか・・・は、今年の残りをどう過ごすかに寄るでしょう。
ぜひ、試合でしっかり振り切れるショットに仕上げていってください。