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テニスの試合は、サーブから始まる。
このサーブが弱い、安定していないと、試合でもなかなか結果が出せない。
「入れるだけ」のサーブから、回転をかけて相手側に伸びていくサーブに変えていきたい。
その意識がある方は、初中級からも脱却出来ます!
今回は、その回転系サーブを打つ上での基本の意識について。
いつでもイメージしやすい言葉、で覚えておくと便利です!
キーワードは、10時→2時
時計の針をイメージしよう
どこかの雑誌や本にも、書いてあることかも知れません。
サーブを打つ時に、ラケットが出ていく方向が2時の方向、ボールが飛ぶ方向が10時の方向。
これをイメージ出来ると、スピンサーブも振り切れます。
私はいつも、サーブを入れたい場面ではつい10時の方向にラケットを振りたくなってしまう。
それだと、こすってなでるようなサーブになって全然回転がかからないですから。
2時→10時、がキーワードです。
ラケットの動く方向と、ボールが飛ぶ方向は違う
この、針と針の間、誤差が肝なんです。
ラケットは右上に出ていくけど、ボールは左上に飛んでいく。
この感覚が、サーブで身に付いて来ると回転系のサーブが打てるようになる。
同じ方向に出したくなりますが、それだとずっとなでるようなサーブ、しか打てない。
ぜひ、女性の方でも意識してみて下さい。
打つんじゃなくて、弾く
ラケットとボールが接している時間は、約0.003秒。
この瞬間で、ボールを弾く。
ガットに引っかけて、ボールに回転をかける。
この意識、感覚が、サーブではすごく大事です。
「上手い人だけの感覚でしょ」と思わないで欲しいんです。
2時方向に振って、10時方向にボールを飛ばす。
トスをしっかり、自分から打ちにいく
手首の動きに、下半身でパワーを与える
2時の方向に振り出す時に、手首を外側に返して回転をかける。
これを、手首だけでやろうとしたら、怪我します。
しっかり下半身を使って、コートをキックしてボールに向かっていく。
自分からボールを打ちにいく姿勢、を大事にしましょう。
2時の方向にラケットを動かす、その力は下半身からもらうような感じですね。
5cmで良いので、ジャンプすれば全然違って来ますよ。
テニスに対する、姿勢も変わる
サーブを、自分からしっかり打ちにいく。
これ、試合のメンタリティーにもすごく影響を与えます。
トスを待って、落ちて来るのを怯えながら打つ人、試合で勝てる雰囲気無いじゃないですか。
この姿勢、初中級のみなさんこそ大事にして欲しいポイントです。
キーワードで、ハッキリさせよう!
サーブを、ハッキリさせましょう。
こういう動き、イメージで自分は打つんだ!と。
2時→10時、というのは一つのアイデア。
他に良いキーワードがあれば、もちろんそれでも構いません。
何となく、で打とうと思っても、やはり試合では緊張します。
ハッキリさせておいて、迷いを無くすように。
これも大事な、テニスの実力です。
実際に試合で使うために
どうやって使う?
右利きの方であれば、右上にラケットを振って左上にボールを飛ばす。
このイメージを、どうやって実際の試合で使うのか。
目の前に時計をイメージしても良いし、他にも方法はあります。
例えば、何か目標物があれば「あの方向に向かってラケットを振ろう!」と思えるはず。
木や支柱、インドアコートなら屋根の一部、に狙いを定めてしまう。
サーブは毎回、ほぼ同じ位置から打ちますからね。
そうすれば、迷い無くサーブを振り切っていけると思います。
小さく手に書いておく
私は高校時代、これをやってました。
テストではないので、カンニングでも無いですしね。
キーワードを、小さく手の甲にでも書いておく。
カッコ悪いですが、試合中に見ると落ち着けるもの、ですよ。
メンタル対策も、ちょっとした工夫が大事ですね。
試合で試さないと、未来は無い!
どんどん、試合で回転系のサーブを試しましょう。
練習だけ、じゃダメなんです。
練習で打てても、試合ではなかなか打てない。
なぜなら相手のプレッシャーもあるし、いつもとは違うコートで視界も違うから上手くいかない。
試合で試して、サーブ力をアップさせていく。
厳しい道ですが、初中級のみなさんに必要なことは、試合でのチャレンジに尽きます。
良い回転をかける人は、良い型を持っている。
初中級のみなさんも、サーブが苦手だとなかなか試合が楽しくないはず。
回転をかけて、しっかりバウンド後も跳ねるサーブを身に付けていきましょう。
ラケットワーク、ボールの飛んでいく先、を分かりやすいキーワードで持っておくこと。
今のアナタに必要なこと、です。
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