目次
テニススクールに長くいて、ある程度上のクラスに昇格した女性のみなさん。
でも、ここで一度壁にぶつかるはずです。
上手い男性、ボールが速い男性の生徒さんと、どう打ち合うのか。
ここで対抗できる自信が持てないと、レッスンが億劫になるし楽しくない。
厳しいように聞こえるかもしれませんが、全てはアナタ次第。
発想を変えて、強くなりましょう。
女性がテニススクールで男性のボールに対抗する為に、必要なこととは?
1.「申し訳ない」精神を、卒業しよう
私も以前は、テニススクールのコーチをしていた時代があります。
平日のナイタークラス、女性の生徒さんは正直、かなり大変です。
男性の若い生徒さんのストローク、サーブ、を返すだけでもかなりキツイ。
それは百も承知ですが、あえて言わせて下さい。
「返せなくて、申し訳ない」と思っている暇は、ありません。
返せないなら、どうするのかを自分で考えないと。
ここでコーチに甘えてはダメ。
「男性が、手加減してくれない」というクレーム、女性の中級者の方からたくさん受けました。
でも、私は力だけで勝負する男性は注意しましたが、女性をしっかり倒す男性には何も言いません。
むしろ、技でひねってあげるくらい、じゃないと女子ダブルスでも勝てないですからね。
2.壁を目の前にして、どうするのか
これは、女性のアナタ自身のスタンスが問われていると思って下さい。
目の前に大きな壁があって、それにどう対抗していくのか。
試合では、辛く苦しいことばかりです。
もし、テニスの試合に出て勝ちたい、結果を出したいと思っているなら、同じクラスの男性にはしっかり対抗していく術、を磨かないと。
逆に、それが磨かれればすごく強くなります。
テニスの試合は、ミックスダブルスもありますから、強い男性のボールを受けることは試合でもある。
テニススクールでそれがしっかりトレーニング出来ると思えば、すごくラッキーだと思いませんか?
3.気持ちで引かないこと、が何より大事
私は以前、自分の生徒にはこう伝えてました。
レッスン前のウォーミングアップ、体操をする時間ありますよね。
その時間に、女性の生徒さんの近くに言ってこう伝えます。
「ミスしても良いので絶対に気持ちで引かないこと、は約束して下さい」と。
どうしても、ラリーで男性と打ち合うとメンタル的に引いてしまう。
ミックスダブルスの試合でもそうですよね。
「相手が男性でも、タダではやられないぞ」と。
こういう気持ちを持つこと、持てるようにトレーニングしていくこと、はテニス選手にとって必要なことなんです。
4.対抗する手段は、まずネットプレー
では実際に、どう対抗していくのか。
まず女性のみなさんに必要なのは、手堅いネットプレーです。
ボレー対ストロークのラリー、絶対にボレー側では簡単なミスをしない、失点をしない。
相手のボールが速くても、ボレーでゆっくり返すことを基本にしっかりと粘る。
もちろん、ボレーのテクニックは大事。
でも、それ以上にこのネットで粘るという意識、が大事になって来ます。
テニススクールでは、ある程度狭い範囲でラリーをしますから、触れないようなボールはそう飛んで来ないはず。
速いボールに対する恐怖心、をしっかり克服すればボールは返る。
まずはしっかりボレーで頑張る、という意識を持つだけで、女性のみなさんのプレーは見違えますよ。
私は、「良いテニススクールの基準」を自分の中で持っています。
それは、上級クラスに女性が多いスクール、は良いスクールだということ。
女性のみなさんは男性以上に広いネットワークを持っていますし、良いモノを良い、悪いモノは悪いと見極める目を持っている。
上級クラスの男性の中で頑張る女性、を育てていっているスクールは良いスクールなはず。
みなさんの周りは、どうでしょうか?
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