サーブ

西岡選手おめでとう!でも、エルベ―ル選手も凄かった

目次

昨日は、台風の中でみなさん大変だったと思います・・・。

ですがそんな中で、中国から嬉しいニュースが届きましたね。

深センオープンを予選から勝ち上がった西岡選手が、見事優勝!

日本人男子としては史上5人目の快挙、となりました。

私もLIVE配信で見てましたが、西岡選手はもちろん、対戦相手のエルベ―ル選手も凄かった。

シングルスの戦いにおいて、すごく勉強になった試合でした。

 

西岡選手おめでとう!でも、エルベ―ル選手も凄かった

 


 

1.エルベ―ル選手とは?

あまり聞かない名前、ですよね。

ですが、ダブルス好きな方はご存知なはず。

2015年、16年と全米オープン、ウィンブルドンと男子ダブルスで優勝し、フランステニス界の屋台骨を支える選手。

シングルスのランキングはそこまで高くないのですが、言わずと知れたダブルスの名手です。

どんな試合をするのかすごく楽しみだったんですが、やはり・・・上手くサーブ&ボレー、を取り入れてましたね。

最近ではあまり見ないスタイルですが、ダブルスでプレーしている方ならシングルスでも使える作戦。

本当に見応えがある試合、でした。

 

2.下がる西岡選手と、ネットに出るエルベ―ル選手

ダブルス巧者というだけあって、サーブのコントロールが良い。

身体の線は細いですが、しっかり膝を使って高いトスに回転をかけるサーブ、そこからのネットプレー。

西岡選手も下がって応戦してましたが、結構苦しんでましたね。

下がってのリターン、からですと、「当たり損ないのような、ファーストボレー」が触れない。

テニス界屈指の脚力を誇る西岡選手でも、ノットアップになってしまうシーンが何度かありました。

これは、私たちのテニスでも非常に使えます。

パッシングショットが得意な相手を、ベースライン上で左右に走らせてもダメ。

追い付いて抜かれるのがオチでしょう。

 

3.丁寧なグランドスマッシュ、も参考になる!

2.のように西岡選手を走らせて、最後はチャンスを引き出す。

やっと届いたスライスでロブ、高い軌道でフワッと上がるボール、決めるの難しいじゃないですか。

それも、エルベ―ル選手は非常に落ち着いた処理、で対応していたのが印象的でした。

落としてグランドスマッシュ、簡単そうで試合では難しい。

何せ、相手の西岡選手は下がって反撃のチャンスを伺ってますからね。

左右両方に打てる構えを作って、ギリギリまでコースを隠す。

これ、なかなか出来ないんですよ、シングルスの試合で。

プロ選手の、地味ですけどシンプルで参考にしたいショット、それがグランドスマッシュです。

 

4.でも最後はやはり、ミスが少ない西岡選手が強かった

ストローク戦では、やはり強いですね。

ミスが少ない、打ち合いの中で仕掛けないでもポイントが取れるのは西岡選手の凄いところ。

対戦相手に無理をさせて、ふとしたポイントでは急に自分から打ちにいく。

これ、レベルはさておき私たちのシングルスの試合でも使えるテクニック。

基本は粘り、だけど要所で打っていく。

このリズムが取れる人は、シングルスの試合でメリハリを付けることが出来ますから、相手も嫌。

西岡選手、やはり勝負センス抜群です。

ファイナルセットに入っても、負ける気はしなかったと思いますよ。

それくらい、どこか余裕を感じるような試合運びでした。

 

以前にも書きましたが、「仲間が結果を出せば、引き上げられる」のがテニスです。

杉田選手、ダニエル選手がATP大会で優勝して、それが西岡選手の自信になったことは間違いないでしょう。

次は、私たちの番ですね。

秋の試合シーズン、仲間を引っ張っていくくらいの結果、出してみませんか?

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