ダブルス

ミックスで女性に打てない男子、覚悟が足りない

読者のみなさんからのお悩み相談で、多いのがコレ。

男性の方から、「ミックスダブルスをどう戦えば良いのか、分からなくて・・・」という、切実な声をよく耳にします。

今回は、私の意見やスタンスで書かせて頂きます。

男性のみなさん、覚悟を決めましょう。

 

ミックスで女性に打てない男子、覚悟が足りない

 


 

1.余力を残して勝てる時代、は終わった

それこそ、30年以上前のミックスダブルス、なら違うと思います。

ウッドラケットで、女性が男性のボールを打ち返すのは、本当に大変だったことでしょう。

でも、今の時代は違います。

最新のラケット、ガット、ストローク技術で、私は男女の力の差はかなり狭まっていると感じています。

男性が強打したボールでも、しっかり打ち返せる女性は多い。

ですから、「余力を残して打って、勝とう」なんていう甘い考えは捨てましょう。

しっかり打って、打ち合っていくんだと。

女性相手でも、振っていくテニスを変えない、ことが男性のみなさんにとって大事なポイントです。

 

2.「言い訳」をしたいからじゃない?

「女性相手に、打てなくて・・・」と、もしアナタが思っているなら、それは甘えでしかありません。

打てない、という言い訳を残しておきたいだけ。

本当は、そんなに余裕も無いんじゃないですか?

こういう人は、まず試合で勝てないし、男子ダブルスでも結果は出ない。

言い訳出来る幅を残して試合をすること、で自分を守っているだけですからね。

周りから、無能と思われたくないから、試合後も言い訳ばっかり。

そんな人、一緒にいるだけで負のオーラをもらいそうですから、さっさと離れていきましょう。

 

3.女性に打つ、こっちも打たれる

ですが、当然相手の男性も打って来ます。

私はミックスダブルスを組む女性の方に、試合前にこんな話をします。

「相手の女性にも打つので、打たれると覚悟してください」と。

当然ですよね、相手だって勝ちたいから。

ミックスダブルスの試合、男性がどれくらい相手の女性に打つか、は様子を見て調整してくる人がほとんどでしょう。

私はガンガンストレートも狙うし、サーブでもコースを突く。

ただし、いつも通り少し遅めのコントロールショットで、です。

強打するんじゃなくて、走らせるイメージで。

こうやって戦う、という覚悟が出来ているかどうか、は大事ですよ。

 

4.パートナーの女性を、もっと信頼しないとダメ

大抵、相手の女性に遠慮している男性は、パートナーにも遠慮している。

言いたいことが言えず、でも不満が溜まり、フォローしないといけないと勝手に思っている。

こういうのって、女性の方は敏感ですから気付いているケースがほとんどです。

「何だか、頼りにならないな・・・」と思いながら、プレーを合わせているだけ。

もっと、信頼していきましょうよ。

作戦を共有して、やって欲しいこと、出来ることを確認していく。

ミックスダブルスと、しっかり向き合う。

この覚悟が足りない男性が、結局は相手の女性に打てないで負けていく。

ただ、それだけの話だと思いますよ。

 

必要なのは、答えじゃない。

テニスの技術でも無い、ただ「覚悟」です。

ミックスダブルスをしっかり戦う、相手女性と自分のパートナーと向き合うこと。

打っていく、そのラケットを動かす心のスタンスを変えれば、ミックスダブルスは面白くなります。

そして、自然と結果も伴ってくるでしょう。

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