テニス サーブ

戦術

テニスコートの現場から離れて時間が経つと、みんな上から目線になっていく

久しぶりに元テニス仲間、と会ったりして話すと感じること。

「あ、最近テニスしてないんだな」と思う時は、こういうのを感じた時です。

悪いことではないと思いますが、ちょっと悲しくもなる。

テニスから離れて、試合に出ない期間が長くなると・・・つい、こうなってしまいますから。

私たちも、気を付けていきたいですね。

 

テニスコートの現場から離れて時間が経つと、みんな上から目線になっていく

 


 

1.試合に出続けていないと、辛さなんて分からない

臨場感、というんでしょうか。

私も、記事を書くときにはこれを大事にしています。

正直に、「昨日試合に出て、マジこれを感じた!」という感じですね。

読者のみなさんには、何かを隠したいとは思わない。

共感してくれるのも良いし、異論反論、なんでもウェルカム。

とにかく、試合に出て悔しかったことや辛かったこと、をどうすれば克服していけるのか。

これって、試合に出続けていないと感じれないし、生まれない感情だと思うんですよね。

テニスコートの現場から離れた人って、この温度感に差があるんだと思います。

 

2.試合に出ていたときの感覚、はもって半年くらい

半年くらい経てば、もう忘れてしまう。

きっと、アナタ自身もそうだと思いますよ。

試合がどれだけ大変だったか・・・は何となく覚えているけど、周りを見る目が変わって来る。

「何でこんな簡単なショット、ミスするんだ・・・」とか、思ってしまうものなんですよ。

試合に出続けているころは、「あ、今のはプレッシャーに負けたな・・・」とか、感じることが出来るんですけどね。

半年以上コートから離れると、真摯さみたいなものは薄れていく。

その危機感、が無い人はそのまま痛い人になっていくだけでしょう。

 

3.なぜなら、それは「評価される」ことが無くなったから

試合って、評価される訳ですよね。

勝ち負け、はもちろん、何が通用して、何が通用しなかったのか。

試合に出ていないと、評価されるという場がなくなってしまう。

だからこそ、一番信用できない自分で自分を判断してしまう、という愚行に及んでしまう。

これって、自然なことかも知れませんね。

きっと、試合に出なくなった人は、安心してるはず。

もう、自分は評価されない、訳ですから。

逃げている、ことに気付かないで、上から目線で周りに偉そうに話してばっかり。

そんな人、みなさんの周りにもいませんか?

 

4.生涯、一選手の目線であり続けたい

と、私も自戒を込めて。

生涯、一人の選手としての感覚、想いを書いていきたいと思っています。

もちろん、時には偉そうに書かせて頂くこともあります。

でも、それはあくまで私が選手として感じたこと、必要だと思ったこと、をみなさんに伝えたいから。

私自身、コートを離れたらこのブログも更新を止めるつもりです。

だって、絶対に上から目線になりますから。

そんな文章で、みなさんの心を動かせるとは思えない。

だからこそ、しっかりコートに立って、試合に出続ける。

それが何より大事、だと信じています。

 

テニスコートの現場、が何より好きなんです。

それも、プロ選手の大会、グランドスラム・・・も、もちろん大好きですが、それ以上に一般のみなさんの試合の方が好き。

そこに私は、日本テニス界の未来があると思っています。

少し大きな話になってしまいましたが、上から目線、私自身も気を付けていきたい。

という自戒を込めた記事、でした。

ピックアップ記事

  1. 「最近使い始めた、ホワイトボードみたいなのって何ですか?」のご質問
  2. 寒くなる前に購入マスト、なテニス選手に最適なベンチコート3選
  3. 寒くなる季節の変わり目に、テニスの試合で折り畳み式ブランケットは欠かせない
  4. + POWER CUP について
  5. テニスの壁打ちをする場所が無い・・・人は、「リバウンドネット」を設置してみない?…

関連記事

  1. テニス 目

    戦術

    テニスが上手い選手は、試合中に常に何かを狙っている

    試合が強い選手は、まず目が鋭い。すごく何かを狙っている雰囲気、…

  2. 戦術

    突き抜けたものを見ないと、実は普通すら分からない

    「アナタのテニス観は、普通じゃないですよね」というお言葉を、よ…

  3. テニス メンタル

    戦術

    試合中盤までに「相手の一番良い球」を、必死で攻略しよう

    テニスの試合、強い相手をなぜ強いと感じるのか。それって、「これ…

  4. テニス 戦術

    戦術

    試合で関節にサポーターを付けている人は、それなりの理由がある

    もうすぐ試合、ということで、コート脇で待っていると・・・相手も登場。…

  5. テニス 打点

    戦術

    テニスの試合で自分の武器を使いたければ、「武器を使えるポジショニング」を意識していこう

    試合で強引な攻撃ばかりしている人は、大抵3回戦あたりで負けていく。…

  6. 戦術

    相手のレベルに関係なく、攻めて勝とう

    テニスにおける戦術の基本、もう一度確認しておきましょう。ミスは…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. その他

    明けましておめでとうございます、そして…
  2. テニス 不安

    その他

    テニスの部活やサークルの中で、「周りが自分に合わせてくれる」ことをどこかで期待し…
  3. テニス ボレー

    サーブ

    ダブルフォルトを連発するときには、「ネットをしない軌道」だけ意識して打っていこう…
  4. テニス ストローク

    ストローク

    両手バックハンドストロークは、「インパクトと同時に曲げた膝を伸ばしていく」と威力…
  5. テニス 団体戦

    メンタル

    試合になると、相手が気になり過ぎる方へ
PAGE TOP