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テニスのダブルスの試合、「実際に使っている9割はシングルスコート」という事実について

目次

ダブルスの試合、まずアナタ自身がシングルスと違うと考える点はどこですか?

コートが広い、コート上に2人いる・・・特に、コートが左右に広いという点は、かなり意識していることではないでしょうか。

ラインもしっかり敷かれて、可視化されていますしね。

それでも、実際の試合はというと・・・約9割のボールが「シングルスコート」に収まっているというデータがあります。

プロの試合でも、8割くらい。

これが意味するものについて、考えてみましょう。

 

テニスのダブルスの試合、「実際に使っている9割はシングルスコート」という事実について

 


 

■横幅は2.74メートルしか広くない

実際に、ダブルスコートになることで拡がる横幅は、左右併せても2.74メートル。

これって、実際にプレーする感覚で言えばかなり狭い。

アレーの部分を狙うのは、本当にリスクが高いのでかなりリードしているポイント・ゲームでないと難しいと思います。

ましてやダブルスは相手も2人いるので、誰かしらが触れる守備範囲は広がっているのです。

左右の厳しいコースを突き過ぎて自滅することが無いよう、改めて自問自答してみるとダブルスは強くなります。

 

■強いダブルスはセンターを絞って左右に打たせる

また、強いダブルスペアは必ず2人の間である「センター」を塞いでいる。

並行陣でも2人で2段構えを敷いているので、距離も近く隙が無い。

だからと言って、左右のアレーに近いスペースに打つと、今度は角度を付けた攻撃で切り返してくる・・・。

ダブルスの試合で勝てないペアは、知らず知らずのうちにこういった術中にはまっていることが多いのです。

特に「ダブルスコートは広い」と感じている人は、自滅しやすい傾向にありますので注意が必要です。

 

■むしろ活用したいのは、「縦に長いテニスコート」

縦に長いコートは、しっかり活用したい。

ロブやドロップショット、相手を走らせて触らせる、陣形を崩すショットは、ダブルスで絶対に必要になります。

ダブルスならではの、「2人でどっちが触るか迷う場所」にあえてロブを上げてみるのも、有効な作戦。

この「縦」の揺さぶりがあれば、左右の攻撃はシングルスコートでも充分効いてくる。

左右だけで崩そうとするのではなく、前後の攻撃と混ぜることで、安全かつ効果的にポイントを獲ることが出来るでしょう。

 

ダブルスは、シングルス以上に「組み立てるポイント」を意識しましょう。

ペアと2人でしっかりと話し合って、ラリーの中で「どこで崩して、どこでポイントを終わらせる」かをイメージしておく。

その中で、全てのボールを運ぶ場所はシングルスコート内で充分という感じで、意識してみて下さい。

「シングルスコート限定で、ダブルス練習」をしてみるのもオススメです!

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