改めまして、大坂選手おめでとう御座います!
という声、みなさんの周りでもたくさん聞こえて来てますよね。
普段あまりテニスを観ない人からも、なぜか自分が祝福されているような感じがして、幸せな気持ちになれた週末でした。
それにしても、2大会連続でのグランドスラム制覇、しかもシングルス、これは凄いことですよね。
みなさんも、小さい大会でも経験して来ているはずです。
2回目に勝つのが、難しいということを。
これは、本当にそうです。
ましてや、世界トップレベルでは研究されるスピードも速い。
昔以上に、今では高速でAIが各数値を分析して来ますし、トレーニングも何もかもが、正確で速い。
それを、大坂選手が全て受け止めて勝った、そんな大会だったように思います。
これは本当に、もの凄いこと。
私たちも、勇気をもらうだけじゃなくて行動に変えていかないといけない。
それくらい、強いメッセ―ジのこもった大会だったように感じました。
対戦相手のクビトバ選手も、準優勝にふさわしい、奇跡的なカムバックでしたね。
みなさんもご存知の通り、彼女は辛い経験を糧にして、またテニスコートに戻って来ました。
こういう相手に勝つ、というのは本当に至難の業です。
なぜなら、勝利とはまた別の価値を見出し、テニスが出来ることへの感謝、自分への希望を抱きながら試合が出来ているから。
対戦相手としては、真の強さを持っていた相手、それに対して勝利出来た大坂選手は本当に凄い。
これから、どんな成長曲線を描いていくのか。
私たちも、今回の件を通じて意識したいポイントがあります。
今まで、私たちにとってグランドスラム制覇って、とても遠い存在だったと思います。
日本人にとって、ましてや連覇なんて遠い存在でした。
でも、大坂選手がそれを打ち破ってくれた。
これが意味するところは、非常に大きいと思います。
「意外と、やれるもんだよ」というのを、見せてくれている。
身近になった、と言えば語弊があると思いますが、それでも「やって出来ないことは無い」と。
夢を与えてもらう、以上に何か現実的に「出来るんだよ」というのを見せてもらっているように感じます。
「いや、それは世界トッププロの話だし、自分は違う…」と思う方も、多いと思います。
でも、これは常に、みなさんの周りでも起きていることでしょう。
仲間の誰かが、壁を突破していく。
市民大会の予選を通過したり、A級に昇格したり、大会で結果を出す。
それを本当に刺激と受け止めて、頑張れるかどうか。
戦う世界は違いますが、私は一緒だと思いますよ。
だって、あんなにメンタル的に弱そうで、試合中に泣いていた彼女がここまで強くなれたんですから。
人は、変われます。
何度でも、何歳でも、変われます。
そう、私たちにはテニスがあるので、それが出来るんです。
目の前で起きていること、ただ嬉しいと喜んでいるだけじゃもったいない。
大坂選手だって、私たちのテニス仲間だと思えば良いじゃないですか。
よし、自分もやってやろうと。
そう思えること、大事な才能です。
私自身も、たくさんの刺激をもらいましたので、これからもっと頑張ります。
そして、結果を出してみなさんに強くなってもらう。
負けないように、頑張ります!
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