戦術

ケガこそ神様が与えてくれた、「自分が変われる機会」です

テニスを長く続けていると、どうしても「ケガ」する機会が増える。

これは、誰でも通る道でしょう。

もしかしたら、そのケガをきっかけにテニスからずっと離れてしまう・・・そんな人も、少なくないと思います。

自分にとって、ケガとは何なのか、どういう風に向き合えば良いのか。

そこに、テニス選手としての成長の種があるはずです。

 

ケガこそ神様が与えてくれた、「自分が変われる機会」です

 

1.ケガするテニスは、何かがおかしかったということ

私は、こう考えています。

それが何なのか・・・は分かりませんが、どこかに不具合があったからケガにつながった、ということ。

テニスは、しっかりした良い打ち方、正しいフォーム、メンテナンスされたガット・ラケットを使っていれば、そう簡単にケガはしません。

少なくとも、手首や肘を慢性的に痛めるようなことは無い。

痛めているなら、どこか打ち方が「おかしい」ということです。

これはきっと、神様が与えてくれた機会。

アナタ自身、テニスから少し距離を置いて、考えるべき時なんだと思います。

 

2.有頂天の時に限って、ケガするのがテニス

私も今まで色々な人を見てきましたが、得てして調子が良いときにみなさん、ケガするんですよね。

大事な試合に向けて力の入った練習をしているときに、急に痛くなる。

それは、突発的な下半身のケガも同じです。

前に走ろうとして肉離れ、アキレス腱断裂、結構テニスコートでは多いケガですよね。

これも、無理がたたったようなもの。

しっかり足腰をトレーニングして、ウォーミングアップしてケアしていかないといけない、ところで省いているからこうなってしまう。

何かしら、理由は絶対にあるんです、アナタ自身に。

ここで、自分自身腐らないで、ケガと向き合えるかどうか。

テニスの神様も、きっとアナタを見ていると思いますよ。

 

3.何かを変えるきっかけにする、最高の機会

実は私も、このケガを機会に色々なことを変えました。

まず、バックハンドを片手から両手にしたのもこの時期、です。

今はまた片手に戻ってますが、中学生の頃はグリップチェンジをほとんどしないで片手スピンを打っていたので、自然と肘を痛めました。

打ち方を変えないといけない、と本気で考えたのを、私自身昨日のことのように思い出します。

自分が打ちたいショットを、いかに負担少なく打っていくのか。

やっぱり人は、本気で困って考えないと変わらないですからね。

もし、アナタが今ケガで苦しんでいるなら、それは最高の機会と捉えて欲しい。

自分を変えるチャンス、強くなれるチャンス、ですからね。

 

4.テニスから離れないと、テニスは見えて来ない

これも、ずっとコートに立っていると・・・そうじゃないですか?

テニスをすればするほど、ボールを打てば打つほど、分からなくなってくる。

でもテニスから離れるのは不安だから、何となくでコートに立ち続ける。

それって、やっぱり成長は難しいんです。

テニスから離れないと、見えて来ないものがたくさんある。

社会人のみなさん、主婦やベテランのみなさんも、同じですよ。

安定してテニスが出来る機会があれば、それはそれで危険、だとも言えます。

ケガするようなことがあって、毎日の生活のルーティンからテニスが離れた時。

アナタが何を考えて、何を感じるのか、が大事だと私は思います。

 

ケガと上手く付き合いこと。

これは、「ケガをしない」ことよりも大きな意義があります。

試合に出たいと考えているなら、コートでファイトする、だからケガしてしまうのはある程度は仕方ないこと。

万全の状態で試合に臨めること、少ないでしょう。

だからこそ、です。

「あのケガがあったから、今の自分があるんだな」と言えるように。

そういうことを学ばせてもらえるのも、テニスならでは、だと思いませんか?

ピックアップ記事

  1. ラジオ番組、始めました!
  2. テニスで肩が上がらない・・・と、苦労する人は「ピイラティス・ポール」がオススメで…
  3. 都内でラケットバッグを持ち歩くのは辛い!人は、「ecbo cloak」でラケバを…
  4. テニスの合宿・遠征に大活躍なのは、消臭ランドリーバッグ
  5. みなさんに感謝の気持ちを込めて、新しい取り組みを始めます!

関連記事

  1. テニス データ

    戦術

    テニスの試合の中で、「感覚とデータを迷える」ようになったら一人前

    試合の中で、相手のデータをしっかり頭に入れている。そしてそのデ…

  2. テニス ロブ

    戦術

    リードしている時間帯こそ、相手の「変化」を見極めることが大事

    試合が進んでいく中で、少しずつリード出来た場面。普通の人は、絶…

  3. 戦術

    育成とは大人にこそ必要である

    先日、私は山中湖で中学生と高校生の合宿に参加してきました毎年…

  4. テニス Q&A

    戦術

    テニスの試合での「いやらしいプレー」は、ボールを打っていない間に起きている

    そんなに強そうに見えないのに、試合になると強い選手。こういう選…

  5. テニス メンタル

    戦術

    タイブレークに入ったときは、「それまでの12ゲーム」を整理しよう

    1セットマッチでタイブレーク。このタイブレークを取った方が勝ち…

  6. 戦術

    上手い人は、逃げるように攻めてくる

    そんなに強いショットで攻められた訳じゃないのに、気が付いたら負けている…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス メンタル

    メンタル

    テニスの試合に強くなりたければ、「根拠の無いボール」は打ってはいけない
  2. テニス メンタル

    シングルス

    テニスのシングルスの試合を「1日3試合勝ち抜く」為に必要な考え方5つ
  3. テニス 環境

    メンタル

    「試合に勝てる選手」になりたければ、テニスが上達すること、環境が変わっていくこと…
  4. テニス メモ

    戦術

    諦めて終わるのと、諦めないで終わる試合の違いについて
  5. その他

    YouTubeでテニス、変わりましたか?
PAGE TOP