目次
俺がコーチしていた東京の大成高校男子テニス部がインターハイ東京都予選で東京ナンバー1となり、続く関東大会でも団体優勝を果たした。
夏の東京制覇は2年連続だが、関東を制覇したのは初めてである。
よくやった!
「勝った方が強い。負けた方は弱い。でも次は負けるな!」テニスの試合は続いていく
今年入学した一年の守谷と小堀、両選手の活躍もあるが、2年生の綿貫選手も勢いあるプレーで良い流れを作ることが出来るし、3年生の石井選手と白井選手の存在も大きい。
もちろん個人の戦績もしっかりと残している彼らだが、やはり団体戦は独特の雰囲気があって、それが戦績に反映される。
今年の夏は、大阪の清風高校が大阪予選の準決勝で近大付属に敗れて、団体でのインターハイ出場を逃したり関東大会でも優勝候補だった湘南工科大附属が早稲田実業に2回戦で敗れるという波乱が起きた。
夏の暑さと、勝利への情熱から来るプレッシャーと、団体戦特有の粘りのテニス、加えて飛びが悪い砂入り人工芝のテニスコート・・・。
そういった事が重なると、多少のレベル差がある学校同士の対戦で、結果がひっくり返ってもそんなにおかしな話ではない
それでもやはり結果は結果。
勝った方が強いのだ。
負けた方は弱いのだ。
ただし、勝った方は強いけど、次も確実に勝てるかどうかは分からない。
なぜなら、弱い故に負けたチームも次のために、また頑張って強化してくるから
弱いから負けたのだが、次に同じ失敗を繰り返さず、しっかりと学習して次に臨めば、結果はどうなるか分からない。
チャンスは誰もが握っているのだ。
大成高校のように、勝ったチームは、その勝利を糧に更なるレベルアップを掴み取れ!
負けたチームは、逃げずにしっかり敗因と周りの状況をしっかりと観察して、同じ失敗を繰り返さないように学習しろ!
選手たちの夏はまだまだ続きます。
インターハイが楽しみだ。
(上記は、2010年6月の記事となります)
■引用元
元プロテニスプレイヤー 高西ともからのメッセージ