テニス 準備

戦術

40歳以上のテニスプレイヤーの皆さんへ、提案したい5つのプレースタイル

目次

今回アンケートを実施して、改めて感じたのは・・・すごく、40代以上の方に熱心な読者の方が多いということ。

元々、私自身このサイトを作ったときには、「部活やサークルで指導者がいない、困っている学生の皆さんに力になれれば」というのが一つのきっかけでした。

でも、いざ始めてみると、私自身がもうベテランの年齢に差し掛かっているということもあり、意外とシニア・ベテランの方にも読んで頂けるような内容になってきている感じがしています。

今回は、改めてそのまとめじゃないんですが、40代からのテニスについて考えてみたい。

あくまで、ダブルスを主戦場とする皆さんに、私からのご提案、です!

40歳以上のテニスプレイヤーの皆さんへ、提案したい5つのプレースタイル

1.並行陣が7割、雁行陣が3割

私はこの感覚、をお勧めします。

基本的にはサーブ&ボレー、リターンダッシュを主軸にして、たまに雁行陣でも戦っていく。

「並行陣しかやって来ないな」と思われると、相手もやりやすいですからね。

雁行陣を主軸にしないのは、前方向へのダッシュ力はどうしても衰えてしまうから。

それから、若い選手とストロークを打ち合っても、怪我するだけ。

それよりは、しっかりネットで良いポジションを取って揺さぶっていく。

ダブルスの試合に勝つこと、を念頭に置けば、この割合がベストだと思います。

2.スライスで相手を前後に動かす

テニスコートは縦に長い。

だからこそ、ダブルスでも前後の動きはかなり厳しくなるのがテニスです。

私がオススメするのは、スライスをとにかくしっかり使えるようになること。

同じ構えからドロップショット、ロブ、をしっかり打ち分ける。

ドロップボレー、ロブボレーも同じく、ですね。

これは、スライスショットの最大の強みだと思います。

40代からテニスを始めた方でも、スライスは必ず身に付くことが出来る技術。

スピン系より腕への負担も少ないですし、スウィングスピードもさほど必要無い。

きっと、アナタのプレースタイルの軸となるショットになるでしょう。

3.ストロークは全て、ライジングショットに

これは、思い切った作戦ですがオススメです。

私自身、まだ苦労しているんですが・・・もう、低い打点から持ち上げるストロークは無理。

怪我します、絶対に。

だからこそ、強い相手との対戦ほど、ベースラインから下がらない。

速い準備で打点を前、ボールの軌道がバウンド後に頂点に来る前に打っていく。

難しいのがバックハンド、ですよね。

片手バックハンドストロークは、本当に難しいので少し長いスパンで考えましょう。

しっかり取り組んでいけば、良い打点と感覚、必ず身に付いてくると思います。

4.ボールの速さは、タイミングの速さで

3.のライジングショットにも通じる、今回の一番のポイント。

年齢を重ねても、私はボールの「速さ」を出す場面って絶対に必要だと思っています。

極端に相手を動かす、突っつき合うようなテニスだけだと、それはそれでしんどい。

どこかで速いボールだって、必要。

その速さは、腕の力だけじゃなくて「打つタイミングの速さ」で求めたいところですね。

相手の体感速度、はライジングショットのように速いタイミングでとらえたショットで大きく上がる。

ポーチボレーだって、ネットに詰めて打てばすごく相手は速く感じる。

そういうメリハリ、を効かせていくのが40代からの粋なテニスでしょう。

5.対戦相手に敬意を払い、人を大切にするテニス

ちょっと、プレースタイルとは違う話・・・のようで、実はつながります。

40代からのテニスは、人間関係。

これは、まだ学生の皆さんには実感として湧かないでしょうが、テニスの練習が出来る、ペアを組んで試合に出れる、団体戦に出れることって、普通のことじゃないんですよ。

対戦相手だってそうです。

まず対戦する相手がいないと、テニスは試合も出来ない。

こういった、全ての人に対して、しっかり敬意を持って真摯に接する。

男性の方でも、いつもムスッとしていないで、たまには自分から話しかけてみる。

こういう小さい行動が、アナタ自身のプレースタイルにも現れてくると、私は思いますよ。

私自身、まだまだこれから。

しっかり勉強してテニスも頑張って、いつか皆さんと一緒にコートでプレーしたいと思っています。

歳を取ったからといって、出来ないことが増える訳じゃない。

出来ることがどんどん増えてく、ただし自分の身体としっかり向き合いながら・・・ですね。

アンケートに答えて頂いた皆さんの、少しでもヒントになれると嬉しいです。

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