戦術

もしも今、テニスが出来るなら

長らく更新が止まっておりまして、失礼しました…。

何かと今、みなさんの生活も大変な時期かと思います。

テニス自体が出来ない、やることが難しい、そんな方も多いんじゃないでしょうか。

私自身も、色々な大会が中止になり、予定していた練習や撮影が出来なくなる。

そんな2週間でした。

だからこそ、感じることがあります。

もしも今、そしてこれから、テニスが出来るなら。

とことん前のめりに、自分から動いていくテニスにしたい、と。

今まで、「待っているテニス」だった

自分の動画を見返してみて

自分の動画を観る機会、最近すごく多いです。

どうしても家にいることが多くなり、自分の動画を見返していると…気付くこと。

「知らず知らずのうちに、待っている」テニスになっているということ。

これ、本当に毎日普通にプレーしている時には、感じないことなんですよね。

今、なかなかプレー出来ないからこそ、感じる。

「もっと動けば良いのに!」と。

準備が遅い、そして打てていない

何となく、ボールを返しているだけ。

試合でも、こういうプレーが本当に多い。

自分から早く準備して、打ちにいく、時間を奪うプレーってなかなか出来ていない。

いや、実際に試合ではそのつもりでプレーしてるんですが…それでも、まだ遅い。

どこかで、様子を見ている自分がいるんです。

テニスが出来ている、試合が出来る、これが当たり前だと感じているから、受け身になっている。

これって、打てているとは言えないんですよね。

ただ、返しているだけ、なんです。

限界は基本で越えられる

まぁ、言ってしまえば基本じゃないですか。

準備を早くして、ボールを打ちにく、待たないで迎えにいく。

何度もみなさん自身が聞いた言葉、アドバイスだと思います。

でも、正直この基本でしか限界って越えられないんじゃないかと、私は最近改めて感じます。

難しいことじゃない、ようだけどこれが一番難しい。

早く正確に準備するには、相当神経を研ぎ澄まさないといけない。

何となくプレーしていたい、そう思う自分がいたらもう黄色信号。

当たり前のようにテニスが出来ていると、そんなゆったりした感覚になりませんか?

勝ちたいなら、待つな

中途半端な勝利は、毒薬

何となく粘って、何となく合わせたテニスで勝つ。

そうして得た勝利は、実は毒になりやすい。

自分から前に出る、前に入る、早く準備する必要性を薄めていく、感じにくくするだけですから。

本当に強い相手に勝ちたいなら、待ってはいけない。

ボールが来るのを、相手が崩れるのを、何となくの勝利がこぼれ落ちてくるのを、待ってはいけない。

言葉で書くのは、簡単です。

でもやるのは本当に難しい。

だからこそ、チャンスなんです。

シンプルで難しいことは、チャンス

早い準備で、ボールを待たない、迎えにいく。

このシンプルで難しいことは、なかなかやる人が少ない。

YouTubeで何度もプロやコーチが訴えても、なかなか出来ない。

その場では出来ても、自分だけの練習になってしまうと、出来ない。

その理由は簡単です。

早い準備で待たないテニス、でなくてもテニスは何となく出来てしまうから。

ここと違いを作ること、それ自体が上達のチャンスになる。

全ては、まず姿勢を変えること。

そうすればまだまだ、アナタ自身のテニスは根本からレベルアップしていくと思いますよ。

出来る環境なら、やろう!

今、テニスが出来るなら。

私はこれを再度意識して、しっかりやりたい。

そういう意志表明の意味を込めて、久々の記事を書いてみました。

まだまだ、テニスどころじゃないという方も多い状況ですが、だからこそこれも、自分の為に使える一つのきっかけ。

そう考えて、待たないテニスをイメージトレーニングしていきましょう。

YouTubeの動画は、あくまでヒントでしかありません。

実際にアナタ自身の意識を変え、身体を動かすのは、みなさん自身。

テニスが出来るなら、とことんやりたいじゃないですか。

私たちは、試合に勝ちたいと思って、それで成長したいと考えている一つの仲間。

待たないでいきましょう、何もかもを。

ピックアップ記事

  1. リアクションボールを使って、イレギュラーバウンドへの対応力を磨こう!
  2. テニスの試合に強くなりたい人が読んで欲しい漫画、「アルキメデスの大戦」
  3. テニスラケット ピュアドライブの新作は、「攻撃的な大人のテニス」に最高の武器にな…
  4. 夏の男性の日焼け止めは、「ギャツビー パーフェクトUV スプレー」が便利
  5. これからの冬のテニスに最適な、ネックウォーマー4選

関連記事

  1. テニス 走力

    戦術

    テニスの試合で初対戦のときは、先に動くに限る

    テニスの試合、みなさんは「初対戦」の割合ってどうでしょうか?試…

  2. 戦術

    相手のレベルに関係なく、攻めて勝とう

    テニスにおける戦術の基本、もう一度確認しておきましょう。ミスは…

  3. テニス メンタル

    戦術

    試合で「複数の選択肢」が浮かぶ、ときはきっと自分の調子が良い時

    自分の調子が良い、と感じる時。これって、良いことばかりではあり…

  4. テニス ロブ

    戦術

    「大したことない」が、武器になる

    試合における、みなさんの武器は何ですか?私は、「大したことな…

  5. テニス ストローク

    戦術

    本気で戦法をやってみれば、その弱点は見えてくる

    テニスで、色々な戦術を試してみること。これは、自分で身に付ける…

  6. テニス ダブルス

    戦術

    相手に気付かれないフェイントほど、悲しいものは無い

    試合で一生懸命使っていても、効果が無いこと。これ、一番多いのは…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス メンタル

    メンタル

    緊張したら目を閉じ、練習風景を思い出すこと
  2. テニス ストローク

    ダブルス

    ダブルスの後衛で大きく外に走らされたら、「ストレートアタック風トップスピンロブ」…
  3. テニス ストローク

    ストローク

    イレギュラーバウンドが多いテニスコートでは、「意識してオープンスタンス」を多めに…
  4. テニス クレーコート

    ストローク

    攻撃的なストロークには、相手が打った瞬間の判断力が欠かせない
  5. ダブルス

    前衛のポジション、基本に終始してない?
PAGE TOP