戦術

攻撃力を上げることについて、本気で考えよう

目次

年齢を重ねていくに従い、私自身感じていること。

「もう、攻撃的なテニスは難しいかな…」と、つい考えがちですよね。

守備的なテニスなら、まだ進歩の余地がありそうだけど、攻撃力はどうなんだろう、と。

激しいテニス、若者に対抗するにはどうすれば良いのか。

最近悩んでましたが、吹っ切れました。

やはり、テニスは攻撃が面白いし、楽しい。

ベテランもシニアも、女性の方も、もっともっと攻撃力を上げることに貪欲になりましょう。

それも、新しい視点で!

攻撃力を上げることから、逃げてはいけない

ミスを恐れる、その恐怖心が怖い

私自身、最近すごく感じます。

自分のテニスはただ粘っているだけ、動きやポジショニングで脅かしているだけ、じゃないかと。

それで勝てる相手もいますが、勝てない相手も多くなる。

やはり、攻撃がプレッシャーに感じない相手には、辛いんですよね。

その背景には、自分のミスが怖い、その恐怖心に負けている自分がいる。

そこに気付いて、私自身もっと改革しないとな、と。

今回の記事はその決意表明の意味合いも込めて、書いております。

効果的な攻撃、とは?

私自身、もう学生時代のようなスウィングスピードは出せない。

ダッシュ力も、落ちていくばかり。

もちろん、トレーニングでその落ちる速度は緩やかにしたいですが。

これから目指す効果的な攻撃は、いかに相手から時間を奪うのか、ということ。

そしてもう1つ、ネットに詰めて角度を付けるタイミングをどう図るのか、という点がポイントだと考えています。

何度か書いてきたことですが、もっともっと、私たちはココを突き詰めて強くなれる。

効果的な攻撃が出来る、と考えています。

強い相手にこそ、先手を取る!

私も先日の日曜日に大会に出て来ましたが…予選の決勝で、スコ負けしてしまいました。

正直手は尽くした感じで、ある程度は粘ったんですが…もう球自体が速く、重くて、結局1セットマッチで2-6で敗退。

こういう相手にこそ、先手を取らないと厳しいなと改めて感じました。

先手を取る=ボールの強度を上げるというよりも、相手が打つ時間を奪う。

自分が良いショットを打って良いポジションを取る。

ここを強化しないと、勝てないなと。

強い相手には、つい腕の力で強打で対抗したりしがち、じゃないですか。

でもそのテニスに未来は無いですし、怪我するだけですからね。

まず、相手のタイプを見極めよう!

構え、反応は早い方か?

これ、大事です。

実際に上のレベルで戦っている人でも、構えが早い人、遅い人は差があります。

反応が遅い、テイクバックが遅れ気味の相手には、前に出てなるべく良い態勢で打たせない。

ストローク同士の打ち合い、を避けてどんどん展開していく。

このイメージだけでも、かなり良い時間の奪い方が出来ると思いますよ。

ネットの向こう側の相手、つまりは自分をよく見ていない、ような相手もチャンスですね。

前に踏み込みながら、が良い攻撃になる

ネットプレーでも、ちょっとした意識で変わります。

キーワードは、足を前に出すということ。

強い相手だと、ブロックボレーばかりになりがち、じゃないですか。

日曜日の私もそうでした。

打ち込まれるのを、受けるだけだとずっと相手に主導権がある状態。

いつかは打ち抜かれますよね。

だから、強く速いボールでも足を出していく。

そうすることで、ほんの数秒ですが、返球のタイミングは早くなります。

相手にとっては、これが脅威になってくれるはずなんです。

受け身にならない、テリトリーに入る

相手が打って来るコース、その中心に自分がポジションを取る。

これは、テニスの基本ですよね。

でも、攻撃の意識が薄いとつい後ろに下がってしまいがち。

ミスしたくない、強打のボールが怖いいう恐怖心に負けてしまうんです。

相手が打つコースの両端、冷静に見極めてその中心に入る。

そこで、足を出していく。

前への意識を忘れないテニスが出来れば、相手は嫌なはず。

そう、例えシード選手でも、自分に向かって来る相手は嫌なんですよ。

一度捨ててみる、ことが必要

「安全策」を捨ててみる

私も、これが出来ませんでした、日曜日の試合では。

どこかで、ロブを警戒している。

何度も沈められているのに、ついネットから遠く下がってしまう。

ミスしたくない、という意識が強いのと相手のボールが怖かったんですよね。

この恐怖心と安全策、を捨てないと攻撃力は上がらない。

この先のテニスを停滞させない為に、「捨てる」という作業が必要だなと。

攻撃力アップ、本気で考えるなら覚悟が必要ですね。

シンプルに、削ぎ落していく

でも、ただ前に出ていくテニス…というのは、簡単ではありません。

私が意識しているのは、自分のテニスを更にシンプルにしていくということ。

相手のボールの軌道の後ろに素早く入る為には、モーションは小さく、小さくした方が良い。

削ぎ落していく作業、こそが私は攻撃力アップの鍵だと考えています。

自分の中で、どこかムダな動きは無いか。

動画を見ながら、ぜひみなさんも客観的に見つめ直してみて下さい。

攻撃は想像力、楽しさ優先で!

何事も、挑戦です。

確かに上手くいかないこともあると思いますが、シンプルに前に出てポジションを変える。

それで、結果が出るとまず気分が良い。

そしてまた次、という感じで自分の成長を感じていけるから、更に強くなる。

私たちが出来るテニスは、きっともっと無限にあるし、想像力を働かせて良い。

それを阻害してしまうのは、失敗を恐れる恐怖心と周りの目を気にする警戒心、先入観でしょうね。

楽しさ優先で良い、攻撃は想像力。

一緒に、自分のテニスの殻を破っていきましょう!

やっぱり、あれです。

どんなに実績がある、強い人でも、負けると悔しいですね。

私はどちらかと言えば若者相手には強かったつもりでしたが、またやり直しです。

こういう機会を活かさない手は無いですから。

また攻撃について、もっともっと研究してみなさんと一緒に成長出来るように。

頑張ります!

ピックアップ記事

  1. 急激に乾燥する季節に、喉とオーラルケアは欠かせない
  2. テニス選手の筋肉に必要なプロテインは、ささみプロテインバーでの補給が最適
  3. ラジオ番組、始めました!
  4. リアクションボールを使って、イレギュラーバウンドへの対応力を磨こう!
  5. プロテニス選手を目指したいなら、英語は必須!実用的なテキスト5つ

関連記事

  1. 戦術

    テニスと出会えて、心から良かったと思える瞬間

    今回、T-PRESS CUPの大会を開催させて頂く旨、先日告知させて…

  2. テニス ストローク

    戦術

    相手を観察するコツは、自分で基準を具体化出来ているかどうかが肝になる

    試合で相手を観察して、特徴をつかみたい。でも、なかなかどんな特…

  3. テニス メンタル

    戦術

    試合で使う自分のテニスに、「オリジナルの作戦名」を付けると、すごく試合は楽しくなる

    試合で使う作戦、皆さんはしっかり実践出来ていますか?せっかく準…

  4. テニス ストローク

    戦術

    テニスというルールの中で、自分の土俵を作れば試合に勝てるはず

    なぜかいつも、相手の作戦にはまってしまう・・・。試合の後に気付…

  5. テニス ボレー

    戦術

    「何かをしないといけない」というプレッシャーを、相手に与え続けよう

    試合の中で、アナタ自身が苦しい時。追い詰められている時って、こ…

  6. テニス メンタル

    戦術

    テクニカルな技術を使う人ほど、テニスの試合では攻略しやすい

    対戦相手が、技巧派な場合。私は、まずは「やりやすいかも」と感じ…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


特集記事

  1. ストローク

    高い打点のストロークをパワーアップしたければ、「しっかり肘を高い位置にテイクバッ…
  2. ボレー

    相手が態勢を崩したら、前衛は動くのがダブルスの基本
  3. テニス ストローク

    ストローク

    フォアハンドの切れ味アップのコツは、左手の使い方にあり
  4. テニス ルール

    練習メニュー

    1日5分間で良いから、「テニスについて真っさらな頭で考える」時間を作ろう
  5. テニス ボレー

    サーブ

    シングルスの試合でのファーストサーブがフォルトすることの意味を、アナタはまだ真剣…
PAGE TOP