戦術

「あれを、盗もう」と、本気になれるかどうか

最近、どうも上達が感じられない…。

そう感じている方も、多いと思います。

こういう時期に、何を考えて自分を見つめ直すのか。

逆に言えば、「凄い上達出来てるな…」と感じるときには、何が起きているのか。

私は、キーワードは「人」だと思っています。

いかに周りの人、対戦相手の人、に強い関心を抱けるか。

コレが強い時には、私自身はすごく成長出来ている実感がある。

「これだよ!これ!」と、必死で盗もうとしてましたからね。

本来、他人に興味は湧かないモノ

自分に必死、ですからね

テニス以外でも、そうだと思います。

そんなに、他人に構ってる暇は無いじゃないですか。

自分のことで必死だし、他人にそもそも興味関心が無い…という人が、ほとんどだと思います。

でも、そういう時期って…どうでしょう。

自分のことだけで頭がいっぱいで、余裕が無くて、テニスも上達…出来ますか?

私は、厳しいと思いますよ。

余裕を持って、他人を見てみる

自分自身で、少しだけ心を落ち着けて。

じっくりと、周りの人を見てみるという意識を持ってみると、どうでしょう。

意外と、テニスの上達のヒントは、近くに存在しています。

今ではYouTubeでも手軽に動画で上手い人のテニスが見れますよね。

でも、手軽だからこそ自分に余裕がないと、「それ、やってみようかな」とはなかなかならない。

分かっちゃいるけど、自分のテニスを変えるなんて大変。

真似するなんて、どこか恥ずかしい…となってしまいますからね。

本気で真似よう!と思えたら

必ず、何かが変わります。

私自身も、そうでした。

本気で真似たい!と思ったことは、何とか出来るようになるものです。

他人に興味関心が湧かない、そんな学生時代でしたけど、やっぱり自分が強くなりたくて、必死で試合を観に行ったりもしました。

今と違って動画で残せる訳ではないので、もう一瞬を目に焼き付けるしかない。

だからこそ、本気で盗めたんだと思います。

今の時代は、簡単に色々と手に入るからこそ「後で良いか」「他でも参考になるものはあるな」と感じてしまいがち。

それでは、ずっと本気になれないで、何も盗めないで終わりますよ。

盗む過程で、気付きがある

盗むのは、コピーとは違う

「だって、あれは凄い技術だから…自分には無理」という発想は、もったいない。

なぜなら、技術を盗むってその過程が大事なんです。

盗む=完全な模倣、コピーではない。

自分の中で試行錯誤しながら、必要なところを抜き出していくような作業、ですから。

実際には何かの技術を盗もうとして、アナタ自身が何に気付くか?が大事です。

結果的に同じ技術が出来なくても、自分の中でどういう発見があるのか。

これを見つけた時に、テニスって本当に上達していけるんです。

自己研究、これがスタート

テニスは誰かに教わるものでも、習うものでもありません。

それは、あくまで一つのきっかけですから。

テニスは本来、自分自身で研究して強くなるもの、コレが面白い。

だからこそ、真似るという主体的な行動が大事なんです。

変なプライドは捨てて、「よし!あれを本気で真似てみよう!」と思えるかどうか。

何百回と動画を観て、鏡の前の自分を見て、感じたことをトレーニング出来るかどうか。

ここしか、上達の分かれ道は無いと私は思っています。

本気になれば、楽しいし結果が出る

みなさんも、経験あるはずです。

何かに本気になれば、大抵のことは出来る、結果が出る。

テニスだって、同じです。

自分を変えたいと思って本気で真似る意欲があれば、まだまだ上達出来ますよ。

中途半端な人ほど、真似るという行為が出来ない。

せっかく、色々なヒントや題材があるのに。

最後の最後に、自分の心に灯をともすのはアナタ自身。

そこから先は、また新しいテニスの旅が始まると思いますよ!

じゃあ、どこを盗むか…

キーワードは、「動き出し」のタイミング。

ここを真似ていけば、準備が早くなる。

実際に打ち方を真似ようとしても、そもそもボールに入れていない、追い付けていないと出来ないですからね。

上手い人は、動き出しをどう素早く行うのか、が大事になる。

最初のステップ、最初のフットワーク。

ココは実は、宝の山だと私は思います!

ピックアップ記事

  1. 試合に勝つダブルスを極めたいなら、お勧めの一冊
  2. 雨でコートが濡れていてもテニスがしたい!方にお勧めの「ウォーターバキューマー」
  3. スピンサーブ習得の秘密兵器に、「スピンサーブマスター」を使ってみない?
  4. テニス選手に必要なトレーニングは、「重り付き」縄跳びでしっかり身に付く
  5. ベイビーステップ 46巻 は、シングルスの試合の駆け引きの描写が秀逸

関連記事

  1. テニス 確率

    戦術

    テニスの試合こそ、勇気は運気を支配する

    「試合に勝つ為に、何が必要ですか?」この質問に答えるのは難しい…

  2. テニス 練習

    戦術

    コードボールで失点、のような後には、遠慮なく時間を使って間をあけること

    試合の中で、ネットに当たってポトリ・・・と落ちるようなコードボール、あ…

  3. テニス メンタル

    戦術

    いつでもどこでも、「反撃コース」を想定しておこう

    テニスの試合で、大事な要素となるカウンターショット。これが上手…

  4. 戦術

    コートと喧嘩しちゃ、試合に勝てない

    「あ、この試合は勝ったな」と思う瞬間。色々ありますが、私は相…

  5. テニス ストローク

    戦術

    アプローチショットに必要なのは、絶対にコレ

    アプローチショット、打って前に出るショット。ネットプレーにつな…

  6. テニス 打点

    戦術

    テニスの試合で自分の武器を使いたければ、「武器を使えるポジショニング」を意識していこう

    試合で強引な攻撃ばかりしている人は、大抵3回戦あたりで負けていく。…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. テニス ダブルス

    ダブルス

    「ダブルスペアの理想的な組み合わせは?」について、両者のプレースタイルの違いから…
  2. テニス ロブ

    ボレー

    ボレーの基本、「手首をコックしてリラックス」の態勢を作ろう
  3. 戦術

    みんなテニスのおけるコントロールの精度を、甘く見過ぎ
  4. テニス フットワーク

    ロブ

    低く速いロブを、クロスに打てば試合で有効
  5. 戦術

    真剣勝負の現場では、ボディに打つし、打たれるのが日常茶飯事
PAGE TOP