テニス 練習

日々の雑記

テニス草トー大会の闇、順位調整

今回は、少し重たい話題になります。

あえて書かないと、と思っていたことを、今日は書いてみたいと思います。

良い、悪いはひとそれぞれの感覚です。

ですが私は、これを無くさないことには、テニス界は良くならないと思っています。

あまりに実力差がある大会、試合が多いと、こういうことが起きてしまう。

みなさんもきっと、こういった経験あるはずです。



テニスの大会に出る、予選はグループリーグで、その後に順位別のトーナメント。

商品は、各順位別トーナメントの優勝のみ、のような場合。

あえて、3位や4位抜けを狙うような人、ペア、チーム、いませんか?

周りのレベルを見て、1位抜けしたら厳しいと感じたら、下を狙う。

商品が欲しい、というのもあるでしょうが、例えばこの予選と本戦が1泊2日の2日間、泊りがけで行われるような大会、だとどうでしょう?

しかも、2日目の順位別トーナメントは、負けたら終わり、即帰宅。

こういうルールの元の大会では、順位調整が起きやすい。

気持ちは、すごく分かりますよね。

2日目もすぐに終わってしまったら、出来る試合数も少なくなってしまう。

1位トーナメントに進んでも、すぐに負けるよりは…と考えてしまうのは、自然でしょう。

問題は、そこじゃないんです。



そもそも、これは仕組みに問題がある。

レベル差が激しい中で、2日目をノックダウン方式にするのは得策ではないでしょう。

泊りがけではない草トー大会でも、出来るだけ自分と近い実力の人と試合をしたい、と考える人を責めることは出来ません。

もちろん、試合ですから強い相手と戦うのは、避けられないのは事実。

頑張れば良いじゃないか、と思う人がいることも理解出来ます。

でも、今のテニス界には圧倒的に仕組みを見直すきっかけや力、が足りない。

試合に出るなんて、本当に上手い一部の人だけ、みたいになっている地域やカテゴリも多くあるのが現状です。

順位調整、その人を責めるのは簡単。

でも、それでは何も解決しないですから。



初心者を中級者に、中級者を上級者に、少しずつステップアップさせていく、試合の仕組み。

この整備をしない限り、本気でぶつかり合う試合は少なくなっていく。

私はすごく、危機感を感じています。

闇、と書いたのは、試合に出ること=周りに迷惑をかける、醜態を晒す、テニスが嫌いになる、という悪循環が生まれるから。

大げさに感じますか?

いや、テニス界の中にどっぷり浸かっている人は、もはや感覚がマヒしている。

私は、そう思いますよ。

ピックアップ記事

  1. 雨が多い時期の試合は、防水スプレーは必須アイテム
  2. 「最近使い始めた、ホワイトボードみたいなのって何ですか?」のご質問
  3. 急激に乾燥する季節に、喉とオーラルケアは欠かせない
  4. テニス選手に必要なプロテイン摂取は、便利なブレンダーボトルで
  5. メルマガ配信、登録を開始します!

関連記事

  1. テニス 雑記

    日々の雑記

    2018年1月~3月で、最も読まれた記事TOP10

    気が付けば、もう今年も4月1日。あっという間に3か月間、が過ぎ…

  2. 日々の雑記

    私の母親について

    今月は私がイベントに不参加となったり、みなさんには大変ご迷惑をおかけ…

  3. テニス メンタル

    日々の雑記

    オリンピックだけじゃない、週末のテニスコートにだって魔物は潜んでいる

    小平選手、金メダルおめでとう御座います!1発勝負、この30秒ち…

  4. 日々の雑記

    「僕、ボレーしか出来ないんですよ」という人って、大抵すごくテニス上手い件

    これって、テニス界のあるある、だと思いませんか?私は大学生の後…

  5. テニス 準備

    日々の雑記

    悩める歓び、感じよう

    今年も12月。なんだか一気に師走な感じが出て来て、どこか世間も…

  6. テニス メンタル

    日々の雑記

    話やLINEが長い人は、テニスも何がしたいのかよく分からない

    「テニスが上手くなるのは、どんな人ですか?」と、たまに聞かれます。…

コメント

    • 箕田
    • 2019年 1月 29日

    こういうこと、言われてみないと気付けないですよね。
    僕は基本的に1位通過を狙い続けてるので意識したことなかったです。

    個人的に日本テニス会の闇と思ってるのは「オムニコート」の存在です。
    世界基準でみても、オムニコートはテニスコートとしての要件を満たしておらず国際的な公式大会は行われないコートです。
    オムニコートは、「膝に優しく疲れにくい」「クレーコート似てる」という幻想を払拭すべきと思います。
    また、ハードコートがコンクリートと思ってる方が多いのも辛いです。
    (実際のちゃんとしたハードコートは疲労も少なく動きやすいコートです。コンクリートでは作られてません。)

    日本でもハードコートやクレーコートが広がっていけば日本のテニスのレベルも世界でもっと上がっていくと思います。

    大坂なおみや錦織圭はオムニでのプレー経験、ほとんどないと思います。

      • tomita
      • 2019年 1月 30日

      コメントありがとう御座います。
      コートサーフェスについては、私も同感です。
      オムニコート頼みと言いますか、こういう議論も少ないですよね。
      ハードコートでのテニスは辛い、という先入観が強いのも、テニス界からの発信が少なくボロボロのハードコートが多いからかも知れません。
      闇は深いですが、希望の光になれるように頑張ります。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

特集記事

  1. 戦術

    調子の良し悪しこそ、自分の実力
  2. 素振り

    テニス知識

    「テニスラケット専用ウェイトボール」を使えば、素振りでのパワーアップも可能に!
  3. テニス ストローク

    ストローク

    テニスの試合で、「ロブを打つときに相手にバレやすい」人は、身体が正面向きになって…
  4. メンタル

    相手が良いプレーでポイントを獲った後には、「間を空けてリセットすること」がテニス…
  5. テニス スライス

    ボレー

    テニスの試合では、「相手にドロップを警戒させて深く打つ」スライスが有効です!
PAGE TOP