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テニスの試合に必要な、「深視力」を養おう

テニスの試合で、視力は大事。

いや、私自身すごく目が悪くて、毎回夜の試合とかは苦労します。

でも、テニスの試合で大事な視力って、言わゆる私たちが普段測定している視力以外の部分でも大事なところ、があるはず。

相手がどこに立っているのか。

これをしっかり把握出来る、深視力が大事です。

 
 

深視力とは?

簡単に言えば、「遠近感を感じる眼の能力」のこと。

例えば遠くを見て、どっちの建物が手前にあるのか、奥にあるのか。

並んでいるようで、自分との微妙な距離の差をしっかり把握出来るかどうか。

これ、テニスではすごく大事です。

前衛、後衛が目まぐるしく変わるテニスの試合。

深視力が優れた人は、素早く相手の「穴」を見つけやすい。

特にダブルスの試合では、力を発揮してくれるでしょう。

例えば、並行陣相手でも

相手が並行陣、2人前にいるような状態。

普通だとプレッシャーに感じてしまいますが、深視力のある人は問題無く穴を突けます。

後ろ側にいる選手が分かれば、足下を狙える。

前にいる選手の、頭上も狙える。

2人が並んで前にいるなら、ロブが効果的、という感じで的確な判断が出来ますからね。

何気に、ここって意識出来ていない人が多いような気がします。

相手のポジション、どっちの選手が前なのか。

そして、そこで生じた穴はどこなのか。

普段の練習から、深視力を鍛えていこうという意識、が大事になります。

テニスでは足下、にヒントがある!

「でも、そもそも視力自体が低下していて・・・」という方も、多いでしょう。

安心して下さい、テニスには足下にヒントがあります。

サービスライン、ベースライン、引かれてますよね。

ココを意識することで、「どっちの選手が前なのか」を把握出来る。

足下をジッと凝視しなくても、何となく周辺視で把握出来るようにしましょう。

これは、相手がベースライン近くにいても同じ。

ベースラインより下がっているなら、前が穴になる。

ベースラインより前にいるなら、深いボレーが有効かもしれない。

相手にとって泣き所、を把握することがテニスの戦術の基本です。

深視力が身に付くと、精神的に楽になる

厳しいボールは、後衛に返せば良い。

相手が後ろにいれば、前を使えば良い。

こういう発想が持てるようになりますから、試合では楽に戦えます。

強い相手でも、全部が万能なポジションってないですから。

必ず、どこかを守ってどこかは厳しくなる、のがテニス。

それを知るために、深視力のトレーニングは欠かせません。

   

お勧めの練習法

雁行陣対並行陣、の練習で主役は雁行陣の後衛。

この形でラリーをしながら、並行陣の側の後衛がポジションを少しずつ変えてみましょう。

サービスライン付近、からまた下がる、そして前に出る。

こういう変化を、深視力を使って見抜けるかどうか、対応出来るかどうか、をトレーニングで鍛えてみましょう。

相手が前にいるのに、足下に沈めようとしても無理ですよね。

相手と自分との距離感、相手ペアのどっちが前にいるのか、を確認する。

簡単なようで、意外と難しいですよ。



普段の日常生活の中でも、遠くを見てトレーニング。

どっちの建物が前にあるのか、後ろにあるのか。

遠くから歩いて来る2人、どっちが前を歩いているのか。

小さいことですが、深視力は鍛えられます。

ぜひ、意識してみて下さいね!

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