テニス ストローク

ダブルス

右利きプレイヤー視点で、ダブルスのリターンサイドを考えてみると・・・?

今回は、ダブルスのリターンのサイド、について考えてみたいと思います。

右利きの視点で、すみません。

左利きの方には申し訳ありませんが・・・ぜひ「逆」の考え方で、試して欲しいと思います。

それぞれデュースサイド、アドバンテージサイドを、メリットデメリットを、ダブルス視点で考えてみましょう!

 

右利きプレイヤー視点で、ダブルスのリターンサイドを考えてみると・・・?

 


 

■デュースサイドでのメリットとデメリットについて

まずデュースサイドのリターン、から考えてみます。

こちらのサイドは、何と言ってもセンターへの厳しいサーブをバックハンドでリターンしないといけません。

さらに、相手の前衛のポーチもフォアハンドで詰めて来ますので、かなり厳しいと言わざるを得ません。

一般的に、デュースサイドのリターンの方が難しい、と言われるのがこの部分です。

ではメリットは何か・・・と考えると、まずはロブを使える点。

ストレートロブ、をリターンで上手く使えれば、サーブを打った後衛はバックハンドで処理することになります。

厳しいサーブはロブで逃げる、というのがやりやすいのがデュースサイドです。

更には、0-0、15-15、30-30、のように、ゲームポイントで回ってくることが少ないので比較的プレッシャーも少ないはず。

メリットとして考えるかどうかは難しいところですが、緊張しがちな人はアドバンテージサイドの方がきつい、はずです。

 

■アドバンテージサイドのメリットとデメリットについて

アドバンテージサイド、はどうでしょうか。

右利きの選手からすると、まずメリットはセンターのサーブをフォアハンドで処理出来る点が優位。

リターンでは多少振り遅れても、逆クロスに良いリターンが飛んでくれることがよくありますよね。

また相手ポーチもバックハンドですので、フォアハンドよりは威力が軽減する・・・はず。

デメリットとして、私が考えられるのは「バック側を狙われやすい」という点。

スピンサーブでワイド、にしっかり振り切ったサーブが入りやすいのがアドバンテージサイド、です。

もちろんバックハンドのリターンが得意であれば問題無いのですが、初中級者の方はココを狙われて並行陣で仕留められる、というケースが多いように思います。

また、メリットにもデメリットにもなりそう、なのが「大事なポイントが回って来やすい」ということでしょう。

30-40、40-30、アドバンテージ○○、といったポイントで勝負強さを発揮出来るか、は試合の結果に直結しますからね。

 

■デメリットを消し、メリットを活かしていくリターン術を覚えよう

一般論を理解したら、後は練習するだけです。

デメリットとなる部分は、試合巧者の相手であれば間違いなく使ってくる。

ここで一度、「しっかり対応してるからね!」というリターンを見せておけるかどうか、が大事。

「分かっていたけど、対策不足」となってしまうのは、それも含めてアナタの実力不足、です。

実際の試合では、もっと細かい部分、選手の特徴も踏まえないといけませんしね。

まずは今回書いてみたこと、イメージして練習してみて下さい。

きっと大崩れするようなリターンゲーム、は防げるはずです。

 

サイドはどちらか得意な方、があっても良い。

ですが、あまり専門のサイドを作ってしまうのは、お勧めしません。

なぜなら、両方のサイドのリターンの気持ち、が分かった方がサービスゲームにも活かせるから。

しっかり両方、対応出来るように練習していきましょう!

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