テニス ストローク

ストローク

攻撃にも守備にも適した、「セミオープンスタンス」でストローク戦で勝負していく為には?

現代テニスでは、オープンスタンスが主流になりつつあります。

錦織選手やジョコビッチ選手のように、相手の攻撃に対してもベースラインと並行に足を並べるようなオープンスタンスで、しっかりストロークを振り切っていますよね。

でもこの打ち方、一般の我々が打とうとすると、少し攻撃力が足りない。

かと言って、クローズドスタンスにする余裕も時間も無い・・・というときにオススメなのが、セミオープンスタンス。

オープンスタンスとクローズドスタンスの間のこの技術、身に付けるとストローク戦で非常に戦いやすくなるはずです。

 

攻撃にも守備にも適した、「セミオープンスタンス」でストローク戦で勝負していく為には?

 


 

■ベースラインと肩、スタンスのラインが45度くらいになるように

端的に言えば、斜め前に前足を出していくような形です。

右利きの方のフォアハンドであれば、左足を斜め前に出していく。

そして完成した後ろ足とのラインが、ベースラインと斜め45度くらいの線になっていればOK。

どちらの足が軸足になっているかは、しっかり意識しましょう。

どのコースにも打ちやすく、タイミングも取りやすいこのスタンスは、現代テニスの主流になっています。

 

■前に踏み込めば攻撃、後ろ足を出せば守備が可能に

通常のストロークのポジションから、相手が打ってきたボールに応じて出す足を変えましょう。

チャンスであれば前に足を踏み込んでいく、深いボールで守備的なプレーが必要であれば後ろ足を斜めに出して、このセミオープンスタンスを作る。

瞬時に判断できれば、しっかり足を決めて止まって打つことが出来るでしょう。

膝を柔らかく使って、かかとから足をコートに置いていくイメージでスタンスを作ってみて下さい。

 

■上半身はしっかりひねって、肩を入れること

上半身はしっかり、ひねって肩が入った状態を速く作ることが大事です。

肩越しにボールを見る、構えをしっかり相手に見せることでコースを隠すことが出来る。

最大の攻撃の要素は、この「コースを隠す」ということです。

セミオープンスタンスから、しっかりどのコースにも打てるように練習したいですね。

その為には、上半身とも連動した速い準備が不可欠です。

 

マイアミオープン、いよいよジョコビッチ選手に錦織選手が挑みますね!

ぜひテレビの観戦中に、スタンスにも気を配ってみて下さい。

両選手共に、ベースラインに対して斜めにクロスするこのセミオープンスタンスを多く使っているはずです。

この技術は決して難しくありません。

ぜひテニスを始めて間もない人も、トライしてみて下さいね。

ピックアップ記事

  1. 試合に勝つダブルスを極めたいなら、お勧めの一冊
  2. 飲んだらコンパクトに!パックアップボトルを持って試合に出かけよう
  3. 素振りでパワーアップを図るなら、「バナナウェイト」を使ってみよう
  4. テニスの試合に必要なフットワークトレーニングに、ラダーは必需品
  5. 大会シーズンに準備したい、サンバイザー5選

関連記事

  1. ストローク

    今一度確認しておきたい、「ドロップショットのメリットとデメリット」についてまとめてみます

    試合の中で有効に使っていきたい、ドロップショット。シングルスで…

  2. ストローク

    ボレーヤーに向かってストロークを打ち込む、ことを恐れてはいけない

    ダブルスの試合で、打てないと厳しいもの。それは、私はこれだと思…

  3. テニス ストローク

    ストローク

    力強いストロークで押して行きたい!人は、「打ち終わりでの肩の入れ替え」を意識すると、ボールに伸びが出…

    しっかり安定したグランドストロークは、ジュニアの頃からしっかり練習量を…

  4. テニス ボレー

    ストローク

    相手のネットプレイヤーが「ネットから離れた場所」にいるなら、ボールを足元に沈めて前に出よう

    相手のポジションを観察する癖を付けると、テニスでは勝機が見えてくる。…

  5. テニス ダブルス

    ストローク

    ストロークで前に入りながらドロップショット、を打てれば相手は基本触れない

    テニスの試合で有効な、ドロップショット。でも「打つのが怖い・・…

  6. テニス リターン

    ストローク

    テニスの試合では、「ボールを追いかけて背面ショット」の技術も必ず求められる

    テニスの試合、いつも前を向いてショットが打てるとは限らない。そ…

特集記事

  1. テニス サーブ

    ダブルス

    「上辺だけの仲良しペアのダブルス」が試合に勝てない、その理由について考えてみる
  2. テニス ボレー

    ボレー

    テニスのボレーでは、「ネットより低い打点からのボレー」をしっかり返球できれば、プ…
  3. テニス リターン

    リターン

    「上級者限定!」ダブルスの試合でリターンするのときに、前衛を足止めする裏ワザ
  4. テニス 準備

    その他

    自分のテニスが好調なときは、しっかり気を付けたい5つのポイント
  5. サーブ

    サーブ&ボレー、良いサーブの時こそ集中力キープが大事
PAGE TOP